Japanese
INORAN
2021年02月号掲載
Interviewer:杉江 由紀
-ところで。今作には他にもエッジーでクールな響きに満ちた「Hard Right」や、タイトル通りにエキサイティングな音像が押し寄せてくる「Adrenaline Rush」、渋くて小粋な味わいに仕上げられたインストゥルメンタル「63′」など、聴きどころ満載な楽曲たちがたくさん収録されておりますが、中でも「Falling」からはリズムの感覚や、歌詞の載せ方など全編を通してとても新鮮な雰囲気を感じ取れました。いったいこれはどのようにして生まれたものだったのでしょう?
「Falling」だけに限ったことではないんだけど、自分が曲を作っていくときにはリズムをかなり重視してますね。そして、「Falling」に関しては、このサウンドにはこの歌詞だろうなと自分でもすごくしっくりきたんですよ。夕陽を希望と感じるのか。それとも、夕陽を刹那と感じるのか、みたいなね。この曲は作りながら自分でも意外なことを発見できたりして面白かったです。
-ちなみに、INORANさんは夕陽について希望を感じる方ですか? それとも、刹那を感じる方ですか?
どうかなぁ、難しいよね。そもそも、この歌詞は映画のワンシーンから生まれたものなんですよ。夕陽のシーンで、主人公が"終わってしまうのに、なぜ人は......"っていう台詞を言うんですけど。だから、結局この世の中って美しいものや正しいものだけじゃなくて、汚いものや悪いものも両方あるものでしょ。そういう意味では、どっちかだけで語ることはなかなかできない気がします。ひとつの事実の裏には逆の何かもあるし、それのさらに逆はまた表になるっていう。だから、どちらとも言えないかな。
-かと思うと、「Heart of Gold」では熱い男の友情というものが描かれております。この曲の背景には、何か明確なきっかけがあったことになりますか?
そこはイントロのギターのあのキラッとした音から、イメージが広がっていったんですよ。自分にとっての煌びやかなもの、自分を輝かせてくれるものってなんだろう? と考えたら、それは愛する人っていう以上に友なんじゃないかなと思って。
-俗に"友達は自分を映す鏡のようなものである"というような表現がありますし、自分と似ているからこそ、通じ合える人もいれば、それとは別に自分とはまったく違うタイプだからこそ、興味を惹かれるケースもあるかと思います。INORANさんの場合、親友と呼べる方たちはどのような傾向にあるのでしょうね。
僕は自分と似ていない人といることのほうが多いですよ。似てる人には合ったことがない、と言ったほうがいいのかな。ただ、友情の在り方っていうのも時代によってちょっと違ってくる気がする。昭和と平成では温度感がまた違うのかもね(笑)。
-ところで。今作のアルバム・タイトル"Between The World And Me"と、タイトル・チューンの関係性についてもうかがっておきたいと思いますが、この言葉が生まれた経緯とはどのようなものだったのでしょうか。
"Between The World And Me"というタイトルは、日々生活しているなかで出会った言葉ですね。前作を作り終えてすぐ、まだ今作に入れる曲がまだ何もできていない状態で、"次のアルバム・タイトルはこれにしたいな"というふうに出てきた言葉だったんですよ。そして、曲のほうの"Between The World And Me"は、これだけ今回のアルバムの時系列からは外れていて、当初いろんなバージョンがあった曲だったんです。それがだんだんと完成に近づいていくうちに、この曲には"Between The World And Me"と名付けたいなと感じるようになったっていう流れでした。しかも、歌詞の面でもこの曲は、このアルバムの中での言わば"ヘソ"の役割を持つことになりましたからね。そういうこともあって、この曲はこのアルバムの中のド真ん中に入れたんです。
-そういうことでしたか。なお、ここで使われている"World"という単語は実質的なグローバルな意味での世界、もしくはINORANさんの心の中にある内的世界、そのどちらを指した言葉になるのでしょうか?
ROLAND君じゃないけど、ここで言っている世界と自分の関係っていうのは"俺と俺以外"ってことです(笑)。これはもう、すべてに言えるんじゃないかなぁ。僕は身の回りで起きる出来事や感じる物事のすべてを"World And Me"として捉えてますし、そういう時代とシンクロした感覚を持ちながら、このアルバムにイチ音楽人としての自分を最大限まで落とし込めたのは、とても幸せなことだなと思ってます。
-『Between The World And Me』というひとつの分岐点から始まっていく、新たな世界がさらに楽しみになってきました。
まぁ、できることなら作った曲たちを実際にライヴでも音として出したいけどね。なんにしても、まだこれからも終わらない旅の日誌は曲作りという形でずっとつけ続けていくと思いますよ。いつ終わってもいいようにね。
-いつ終わってもいいように!?
こういうふうに言うと刹那的に聴こえてしまうかもしれないけど、これはいつ終わっても後悔しないようにって意味です。いつどんなことがあるかなんて、もうほんと誰にもわかんないし(笑)。今はその気持ちがすべてかな。
LIVE INFO
- 2025.09.19
-
THE ORAL CIGARETTES
a flood of circle
UVERworld
セックスマシーン!!
Bye-Bye-Handの方程式
Redhair Rosy
たかはしほのか(リーガルリリー)
終活クラブ
あたらよ
Aooo
KING BROTHERS
bokula. / 炙りなタウン / Sunny Girl
The Birthday
- 2025.09.20
-
カミナリグモ
Lucky Kilimanjaro
TOOBOE
GRAPEVINE
This is LAST
LACCO TOWER
WtB
キュウソネコカミ
reGretGirl
岸田教団&THE明星ロケッツ
ASH DA HERO
THE SMASHING PUMPKINS
Miyuu
竹内アンナ
ぜんぶ君のせいだ。
PAN / SABOTEN
SHE'S
"イナズマロック フェス 2025"
LAUSBUB
渡會将士
Plastic Tree
ヨルシカ
cinema staff
Broken my toybox
あたらよ
大森靖子
04 Limited Sazabys / 東京スカパラダイスオーケストラ / ザ・クロマニヨンズ / 奥田民生 / ヤングスキニー ほか
ART-SCHOOL
AIRFLIP
"NAKAYOSHI FES.2025"
"ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2025"
GOOD ON THE REEL
クジラ夜の街 / Dannie May / 終活クラブ / アオイロエウレカ(O.A.)
フラワーカンパニーズ
- 2025.09.21
-
ExWHYZ
HY
豆柴の大群
TOOBOE
カミナリグモ
LACCO TOWER
The Biscats
WtB
キュウソネコカミ
envy × OLEDICKFOGGY
Plastic Tree
Broken my toybox
ぜんぶ君のせいだ。
THE SMASHING PUMPKINS
アルコサイト
ART-SCHOOL
星野源
"イナズマロック フェス 2025"
岸田教団&THE明星ロケッツ
TOKYOてふてふ
ヨルシカ
竹内アンナ
GRAPEVINE
大森靖子
ACIDMAN / GLIM SPANKY / Dragon Ash / go!go!vanillas / Omoinotake ほか
LAUSBUB
Devil ANTHEM.
peeto
KING BROTHERS
"ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2025"
GOOD ON THE REEL
超☆社会的サンダル / さとう。 / ルサンチマン / SENTIMENTAL KNOWING(O.A.)
PIGGS
- 2025.09.22
-
WtB
reGretGirl
OKAMOTO'S
古墳シスターズ
レイラ
Bye-Bye-Handの方程式
ビレッジマンズストア
Ryu Matsuyama
CENT
- 2025.09.23
-
水曜日のカンパネラ
ART-SCHOOL
Lucky Kilimanjaro
TOOBOE
リュックと添い寝ごはん
古墳シスターズ
Omoinotake
Kroi
TOKYOてふてふ
Plastic Tree
WtB
MUSE / MAN WITH A MISSION / go!go!vanillas
amazarashi
GRAPEVINE
YONA YONA WEEKENDERS
DYGL
cinema staff
Bye-Bye-Handの方程式
Another Diary
adieu
竹内アンナ
Cody・Lee(李)
トゲナシトゲアリ
"TOKYO CALLING 2025"
- 2025.09.24
-
水曜日のカンパネラ
THE SMASHING PUMPKINS
ドミコ
UVERworld
Kroi
a flood of circle
Hump Back
shallm × sajou no hana
- 2025.09.26
-
This is LAST
the cabs
ドミコ
Age Factory
Aooo
Keishi Tanaka
MONO NO AWARE
トンボコープ
Base Ball Bear × ダウ90000
DYGL
OKAMOTO'S
SUPER BEAVER
otsumami feat.mikan
セックスマシーン!!
YONA YONA WEEKENDERS
- 2025.09.27
-
TOKYOてふてふ
amazarashi
アーバンギャルド
SCOOBIE DO
LACCO TOWER
Academic BANANA
The Birthday / 甲本ヒロト(ザ・クロマニヨンズ) / 志磨遼平(ドレスコーズ) / GLIM SPANKY / TOSHI-LOW(BRAHMAN/OAU) ほか
ぜんぶ君のせいだ。
センチミリメンタル
LAUSBUB
Awesome City Club
NEE × CLAN QUEEN
Plastic Tree
This is LAST
LOCAL CONNECT
YOASOBI
TOOBOE
MONO NO AWARE
EGO-WRAPPIN' × 大橋トリオ
豆柴の大群
reGretGirl
cowolo
コレサワ
ExWHYZ
レイラ
INORAN
MAPA
LiSA
mudy on the 昨晩
WtB
キタニタツヤ
"ベリテンライブ2025 Special"
藤巻亮太
"TOKYO CALLING 2025"
- 2025.09.28
-
ナナヲアカリ
NEE × CLAN QUEEN/サイダーガール × トンボコープ
SCOOBIE DO
LACCO TOWER
TOKYOてふてふ
SUPER BEAVER
"いしがきMUSIC FESTIVAL"
cinema staff
ぜんぶ君のせいだ。
YONA YONA WEEKENDERS
コレサワ
SPRISE
Plastic Tree
YOASOBI
リュックと添い寝ごはん
EGO-WRAPPIN' × 大橋トリオ
Age Factory
WtB
TOOBOE
mzsrz
Broken my toybox
古墳シスターズ
RAY
"ベリテンライブ2025 Special"
"TOKYO CALLING 2025"
- 2025.09.30
-
打首獄門同好会
Hedigan's
緑黄色社会
MONOEYES
Mirror,Mirror
ヨルシカ
"LIVEHOLIC 10th Anniversaryseries~YOU MAY DREAM~"
- 2025.10.02
-
オレンジスパイニクラブ
THE ORAL CIGARETTES
感覚ピエロ
緑黄色社会
打首獄門同好会
Hump Back
たかはしほのか(リーガルリリー)
キュウソネコカミ
大森靖子
SHE'S
- 2025.10.03
-
INORAN
アイナ・ジ・エンド
reGretGirl
キタニタツヤ
挫・人間
ナナヲアカリ
Aooo
MONOEYES
eastern youth
Laura day romance
Kroi
KING BROTHERS
moon drop
すなお / TELLECHO
藤森元生(SAKANAMON)
OKAMOTO'S
Omoinotake
鋭児
Amber's
ぜんぶ君のせいだ。
WtB
- 2025.10.04
-
Appare!
水曜日のカンパネラ
フレデリック
reGretGirl
KANA-BOON
wacci
優里
YONA YONA WEEKENDERS
Cody・Lee(李)
リュックと添い寝ごはん
eastern youth
ART-SCHOOL
irienchy × no more
藤森元生(SAKANAMON)
ExWHYZ
w.o.d. / ガガガSP / モーモールルギャバン / ZAZEN BOYS / 浪漫革命 ほか
LiSA
LACCO TOWER
ASP
終活クラブ
a flood of circle
トンボコープ
WtB
TOKYOてふてふ
僕には通じない
Rei
cinema staff
brainchild's
"PIA MUSIC COMPLEX 2025"
Bye-Bye-Handの方程式
indigo la End
RELEASE INFO
- 2025.09.19
- 2025.09.24
- 2025.09.26
- 2025.10.01
- 2025.10.03
- 2025.10.05
- 2025.10.08
- 2025.10.10
- 2025.10.11
- 2025.10.12
- 2025.10.13
- 2025.10.14
- 2025.10.15
- 2025.10.17
- 2025.10.22
- 2025.10.24
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
OASIS
Skream! 2025年09月号