Japanese
フラスコテーション
Member:佐藤 摩実(Vo/Gt) +9(Gt)
Interviewer:稲垣 遥
神戸の男女混成4人組バンド、フラスコテーション。聴く者の感情をかきたてるエモーショナルなギター・ロックを、年間100本を超えるライヴを重ねて磨き上げてきた彼女たちが、結成4年目にして1stアルバム『呼吸の景色』を完成させた。過去作から厳選したトラックも今の音で再録し、全15曲をパッケージしたフル・ボリュームの本作からは、そのどれもを"今"絶対に聴いてほしいんだという十分な気合が伝わってくる。今回はバンドの中心人物である佐藤摩実と、ギタリストの+9に話を訊いた。
-フラスコテーションは、2017年に当時高校3年生だった佐藤さんを中心に結成されたそうですが、どういうふうにメンバーが集まっていったんでしょう。
佐藤:もともとそれぞれ別のバンドを組んでいて、神戸のライヴハウスでそれぞれ顔を合わせることがあったので、お互いに顔は知っているくらいだったんですけど、同じ時期に私と、ギターの+9のバンドが解散をしたんです。私は弾き語りで、ひとりでやっていこうかなと思っていたんですけど、+9がしていたバンドのベースの人が私を誘ってくれて、そのベースと+9と私でバンドを組みました。
+9:それで結成したんですけど、1回ライヴをしたあとにドラムが抜けて、新しいドラムを探していたら今の優(吉識 優)が登場してきまして(笑)。
佐藤:それでいったん4人でやってたんですけど、ベースが抜けて、そこから3人の状態でしばらく続けていて、去年の5月で今のベースの宮下(和也)が入り、今に至ります。
-なるほど。+9さんと元ベースの方は、佐藤さんのどういうところを観て一緒にバンドをしたいと思ったんですか?
+9:当時は(佐藤が)高校1、2年くらいで、ガールズ・バンドをやってたんですけど、ガールズ・バンドやのに、9mm(9mm Parabellum Bullet)とかをコピーしちゃうバンドやったんで。
-今の印象とはちょっと違いますね。
佐藤:めっちゃいかつくて(笑)。
+9:高校生イベントだとトリとかをやってるバンドだったんで、その場の雰囲気を持っていく人やなとは思ってたんです。
-一目置いていたと。
+9:そうですね。だから、もともと摩実を誘うってなったときに、それくらい存在感があったので、次のバンドも決まっているだろうし、絶対無理だと思ってたんです。なので、"連れてこれるんやったらギターやるよ"みたいに冗談っぽくそのベースにも言いながら、"バンドどうしよかな......"って考えてたんです。そしたら2、3日後に"摩実からOK出たわ"って言われて"マジ!?"みたいな(笑)。
-でも、佐藤さんは弾き語りでやっていこうと思ってたとおっしゃってたのに。
佐藤:そうなんです。バンドもやりたかったんですけど、やりたいって思えるようなメンバーに出会えてなくて。私、尖ってて、仲間をあんまり作ってなかったんです......(笑)。でも、歌は好きなんで、弾き語りかなぁ~って思ってたときにベスト・タイミングで声を掛けてもらって、やってみたいな~と。
-最初に組んだとき、こういう音楽をやっていきたいというヴィジョンはあったんですか?
+9:とりあえずバンドをしようという感じで始まって、ライヴも1回だけで終わっちゃったので、とりあえずやれる曲をやるみたいな感じでした。
佐藤:もともとのベーシストがオリジナルをしたいっていう人で、私らは自分の曲を作ったことがなかったんですけど、"作ってみて"と言われて作って、初ライヴでやったくらいやったんです。
-そして、ベースの宮下和也さんは最初サポートとして演奏していたんですよね。
+9:そうですね。それも宮下が"やりたいです"って言ってくれて。
佐藤:もともとファンとして観てくれてたけど、"入りたいです"と連絡をくれたんです。でも、初めてファミレスで顔を合わせたとき、沈黙やったよな(笑)。
+9:なんか、顔を合わせる一発目がスタジオっていうのもあれやなぁってなって。
-まず人間性とかを見てみようと。
+9:"まず飯でも行きませんか?"って言って集まって、沈黙みたいな。
佐藤:でも、宮下は"+9が一番怖かった"って言ってたで(笑)。
+9:そうなん? でも、今は仲良しです(笑)。
-それで、そのときにオリジナル曲を最初に作ってから、今のように佐藤さんが中心となって曲作りをするようになったんですか?
佐藤:その曲が好評で、"めっちゃかっこいい!"と言われて、"あ、そ~ぉ? じゃあ作っちゃおうかな!"っていうそれくらいのノリやったんです。私は、全然作るのが苦じゃなくって。曲のもとを私が作って、メンバーに投げて、みんなで作るという作り方ですね。
-ちなみに、みなさんが最初に好きになったバンドや音楽って、どういうところだったんですか?
佐藤:私はSEKAI NO OWARIがすっごく好きで、バンドっていうのを知ったのがSEKAI NO OWARIでした。ヴォーカルのFukaseさんがギターを弾いてるのを見て、ギターをやりたいってなったんです。ライヴも毎年めっちゃ行くぐらい好きやったんですけど、今は忙しくてあんまり行けてないですね......。
-最初にバンドで9mmをやっていたと聞いたので、また雰囲気が全然違うなと思いました。
佐藤:そうなんです(笑)。最初はそういう(9mmのような)世界観のバンドをしたかったんですよ。セカオワ(SEKAI NO OWARI)のバンド・スコアも持ってたし、当時のメンバーにもやろうって言われたんですけど、"いやや、やりたくない"って(笑)。でも、9mmが自分には合ってたんかな?
+9:それが良かったんだよ。
-+9さんはどういうバンドを聴いていましたか?
+9:僕は空想委員会が好きで、ライヴも行かせていただいてました。ギターを始めてから知ったんですけど。友達とカラオケに行ったときに"疲れたなぁ"って休憩してたら、カラオケのテレビに映ってる番組に空想委員会が出てきて、そのときに流れた曲が衝撃的で、家に帰ってからめっちゃ聴きました。それで"うわ、いいなぁ"となって。
-へぇ~、カラオケの番組が出会いになることもあるんですね。じゃあギターを始めるきっかけというのはなんだったんですか?
+9:小学校5年生くらいのときに、オカンの知り合いの息子さんが通ってるってことで、連れられて専門学校かなんかの文化祭に行ったんです。そしたらその人がステージに立ってて、それを見たときにギターをやりたいと強く思って。そこから時間は経ったんですけど、高校に入ったら軽音楽部があったんで、部活に入って始めました。
-今日はいらっしゃらないですが、宮下さん、吉識さんはどんなバンドが好きなんでしょう?
+9:優はnano.RIPEが好きで。和也はお姉ちゃんの影響でバンプ(BUMP OF CHICKEN)をめっちゃ聴いてて、今はユアネスが好きやと思います。
佐藤:バラバラやなぁ。共通してこのバンドみたいなのがないんですよね。
-では、そこからどのように、今のフラスコテーションのエモーショナルなギター・ロックができていったんでしょう?
佐藤:自分では、意識はしてなかったんですけど、作る曲がそうなっていった感じですかね。こういうバンドにしようとかいう話し合いが最初も今もなくて。
+9:自分たちで作った1曲目が今回の作品にも入ってる「光陰」って曲なんですけど、それからじゃない? この曲は当時の佐藤摩実のオラ! って感じが出てますね。
-この曲は終盤、佐藤さんの歌声が二重になっていますね。
佐藤:録ったときに叫びとかを入れてみよっかとなって、すごく苦戦をした部分ですね。なんでやったっけ?
+9:ライヴでは最後にやることが多い曲で、テンション上がって、歌うっていうより叫ぶ感じになることが結構あるので入れてみようと。
佐藤:心の叫びっていうか、意志を入れられたので、良かったです。
LIVE INFO
- 2025.07.13
-
星野源
あれくん
SVEN(fox capture plan)
CYNHN × タイトル未定 × fishbowl
TenTwenty
板歯目
SAKANAMON
LOCAL CONNECT
FIVE NEW OLD
ASP
YOASOBI
BLUE ENCOUNT
コレサワ
鶴
"HELLO INDIE 2025"
なきごと
ズーカラデル
UNCHAIN
ART-SCHOOL
有村竜太朗
アルコサイト
[Alexandros]
寺口宣明(Ivy to Fraudulent Game)
チリヌルヲワカ
GRAPEVINE
Nothing's Carved In Stone
Homecomings
ADAM at
ブランデー戦記
Eve
神はサイコロを振らない
荒谷翔大
すてばち
カミナリグモ
FUNNY THINK
ぜんぶ君のせいだ。
VOI SQUARE CAT
安藤裕子
古墳シスターズ
東京スカパラダイスオーケストラ
reGretGirl
斉藤和義
原因は自分にある。
トラケミスト
- 2025.07.14
-
Mirror,Mirror
- 2025.07.15
-
有村竜太朗
板歯目
BLUE ENCOUNT
桃色ドロシー
[Alexandros]
Mirror,Mirror
TENDOUJI × 浪漫革命
SCOOBIE DO
キミノオルフェ
羊文学
Saucy Dog
Ivy to Fraudulent Game
- 2025.07.16
-
有村竜太朗
YOASOBI
BLUE ENCOUNT
桃色ドロシー
GLIM SPANKY
BIGMAMA × Dannie May
坂本慎太郎
Base Ball Bear × PEDRO
SHE'S × ヨイズ
TenTwenty
Saucy Dog
- 2025.07.18
-
斉藤和義
YOASOBI
フレンズ
[Alexandros]
SVEN(fox capture plan)
板歯目
東京スカパラダイスオーケストラ
ExWHYZ
GLIM SPANKY
the paddles
キュウソネコカミ
NEK! × komsume
KiSS KiSS
Organic Call
SIRUP
ぜんぶ君のせいだ。
SAKANAMON
ヤングスキニー
ACIDMAN
Laughing Hick
TENDOUJI
cinema staff × eastern youth
- 2025.07.19
-
豆柴の大群
浅井健一
フレンズ
"NUMBER SHOT2025"
コレサワ
YOASOBI
PIGGS
鶴
東京スカパラダイスオーケストラ
"KESEN ROCK FESTIVAL'25"
ASP
Novelbright
"JOIN ALIVE 2025"
shallm
Eve
"OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL 2025"
キノコホテル
UNCHAIN
竹内アンナ
め組
"焼來肉ロックフェス2025"
SPECIAL OTHERS
ExWHYZ
LOCAL CONNECT
寺口宣明(Ivy to Fraudulent Game)
ぜんぶ君のせいだ。
いきものがかり
新しい学校のリーダーズ
"DAIENKAI 2025"
チリヌルヲワカ
片平里菜
PENGUIN RESEARCH
荒谷翔大
Nothing's Carved In Stone
マオ(シド)
- 2025.07.20
-
神はサイコロを振らない
"NUMBER SHOT2025"
斉藤和義
[Alexandros]
ビッケブランカ
"KESEN ROCK FESTIVAL'25"
ASP
"JOIN ALIVE 2025"
さめざめ
キノコホテル
HY
Eve
"OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL 2025"
崎山蒼志 / NakamuraEmi / ズーカラデル / TENDRE ほか
GRAPEVINE
"焼來肉ロックフェス2025"
清 竜人25
PK shampoo
"DAIENKAI 2025"
LOCAL CONNECT
ROF-MAO
いきものがかり
GARNiDELiA
ブランデー戦記
- 2025.07.21
-
"NUMBER SHOT2025"
斉藤和義
PK shampoo
LOCAL CONNECT
東京スカパラダイスオーケストラ
ASP
鶴
TENDOUJI
jizue
め組
HY
PIGGS
小山田壮平 / 奇妙礼太郎 / 安部勇磨(Band set) ほか
ぜんぶ君のせいだ。
アーバンギャルド
LACCO TOWER
GOOD ON THE REEL
いゔどっと
ビレッジマンズストア
GRAPEVINE
Homecomings
SpecialThanks / レイラ / GOOD4NOTHING / THE FOREVER YOUNG ほか
アカシック
PENGUIN RESEARCH
- 2025.07.22
-
Hump Back
the telephones
- 2025.07.23
-
東京スカパラダイスオーケストラ
板歯目
フラワーカンパニーズ×アイボリーズ
9mm Parabellum Bullet
女王蜂
- 2025.07.24
-
水平線
板歯目
bokula.
ビレッジマンズストア
竹内アンナ
the paddles
- 2025.07.25
-
四星球
マカロニえんぴつ
セックスマシーン!!
東京スカパラダイスオーケストラ
"FUJI ROCK FESTIVAL'25"
キュウソネコカミ
FIVE NEW OLD
有村竜太朗
Ivy to Fraudulent Game
のうじょうりえ
輪廻
RAY
らそんぶる
UNCHAIN
ゴキゲン帝国
miida
bokula.
感覚ピエロ
- 2025.07.26
-
あれくん
[Alexandros]
Eve
"OGA NAMAHAGE ROCK FESTIVAL vol.14"
GANG PARADE
須田景凪
コレサワ
LOCAL CONNECT
アーバンギャルド
reGretGirl
"FUJI ROCK FESTIVAL'25"
ASP
Creepy Nuts
FIVE NEW OLD
PENGUIN RESEARCH
マオ(シド)
さめざめ
Academic BANANA
"MURO FESTIVAL 2025"
WtB
有村竜太朗
Czecho No Republic
Mrs. GREEN APPLE
- 2025.07.27
-
Eve
東京スカパラダイスオーケストラ
MAPA
神はサイコロを振らない
"OGA NAMAHAGE ROCK FESTIVAL vol.14"
LOCAL CONNECT
"FUJI ROCK FESTIVAL'25"
ASP
コレサワ
DURDN
"MURO FESTIVAL 2025"
Mrs. GREEN APPLE
- 2025.07.28
-
THE YELLOW MONKEY
パピプペポは難しい
のうじょうりえ
Hump Back
RELEASE INFO
- 2025.07.13
- 2025.07.15
- 2025.07.16
- 2025.07.18
- 2025.07.19
- 2025.07.20
- 2025.07.23
- 2025.07.25
- 2025.07.29
- 2025.07.30
- 2025.07.31
- 2025.08.01
- 2025.08.06
- 2025.08.08
- 2025.08.13
- 2025.08.15
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
Organic Call
Skream! 2025年07月号