Japanese
Awesome City Club
2020年07月号掲載
Member:PORIN(Vo)
Interviewer:吉羽 さおり
ステイホーム期間は、特に人が変わっていく姿を見るのが面白いなと思った。人類の進化を見ている感覚だった
-特にこの新型コロナウイルスの影響下の数ヶ月は、先ほどの話ではないですが、日常でも物理的に変わらざるを得ないことがたくさんありました。
「Okey dokey」でも書いた、"ひしめく芸術は どれだけ届いているのだろう"っていうフレーズは、今すごく感じていることなんです。ここ何年か、音楽の聴き方もCDからサブスクリプションとかが主流になって、いい意味で誰でもいろんなところに発信できて、いろんなものが聴けるようになったけど。これだけ溢れた芸術、アートって、いったいどれだけの人に届いているんだろう? っていう疑問があって。ちょっと飽和状態なんじゃないかって感じていたんです。このステイホーム期間で、そういうものってどんどん淘汰されていった感じもあるというか。
-自分に本当に必要なものってなんだろうって、考える時間にもなりましたよね。
そうなんです。本来自分が好きなものとか、今心にちゃんと響くものしか聴かなくなると思うし。これから絶対そういう時代になっていくと思うので。この曲自体はだいぶ前に書いた曲だったんですけど、そのことがより今感じられる曲になったというか。
-当時の想いの答え合わせをしている感じですね。PORINさん自身は、このステイホーム期間中は、一番どういうこと感じて、考えていましたか。
いろんなことを考えましたけど、すごく有意義な時間を過ごせたなと思ってます。特に人が変わっていく姿を見るのが面白いなと。思いやりとか優しさとか、今まで恥ずかしいと思うようなことも簡単にみんな発言するようになったし、包容力も上がったと思うし。それって人類の進化を見ているような感じがして。今までは、忙しさや経済を回すためにとか、みんな本質的な部分からまったく離れたところで活動をしていたんだなっていうことに気づけただろうし。今はすごく世界がぐちゃぐちゃで、いろんなものが壊れてしまったけど、でもこれでゼロベースになったと思うので。ここから出るものはきっと素晴らしいものなんだろうなって。
-まさにパンドラの箱を開け放ったようなところかもしれない。
どれだけ本質的なものに向き合えるか、挑戦状を受けている感じがあります。アーティストとして表現者としてここから作り出すものは、生半可な気持ちであってはいけないと思うし。いいものが作れる自信は、すごくあります。
-今回、このアルバムのCDの発売日が当初の予定から延期にもなりました。時間を置いて、アルバムを捉え直すようなこともあったんですか。
今作はたまたま、人と人とのすれ違いをテーマに書いているアルバムなんですよね。会えない人を想うこととか、自粛期間を頑張っているみんなの生活に寄り添うことができるアルバムに、図らずも仕上がったなと改めて思いました。
-アルバム・タイトル"Grow apart"も、別々の道へと成長していくようなイメージで、別れや相違を意味しますが、その人との別れや思いのズレというのは、どの段階で作品のテーマになっていったのですか。
2019年はすれ違ってばかりの年だったので、それをそのままテーマにしようとなってから、曲を書き始めたんです。
-それは、バンドってうまくいかないこともあるなというのも含めですか。
うまくいかないというか、メンバーが脱退したということがあったし、それに向けて相当労力を使ったし......必要な労力だったんですけど。そこで感じる人と人とのドラマというのは大きかったですかね。あとはレーベル移籍をしたことで、環境がガラッと変わって、さよならする人と新しく出会う人がいたので。対 人への想いは、2019年たくさん感じることがあったんです。それを作品にしたという感じですね。
-となると制作上では、いろんな負荷というかストレスみたいなものを感じるようなことも?
そうですね。でも何かしらのストレスがないといいものができないと思うんです。負の感情であるとか、押し殺しているものを、ポップスという形に昇華できるんだなっていうのは今回すごく思いました。
-なるほど。そういった曲たちの中で、PORINさんが一番グッときた曲っていうのはありますか。
「最後の口づけの続きの口づけを」ですかね。これは上がってきて、めちゃくちゃ聴きましたし、歌ってみてすごく良かったなという曲で。等身大で歌えた感じがありましたね。
-これは、実際には言葉にしづらいような男女の感情の機微を、PORINさんとatagiさんというふたりのヴォーカルだからこそ歌える曲ですね。
きれいごとだけでは済まない世の中だと思うので。そういう不条理さも曲にしようっていうものなんです。この曲は実は令和のデュエット・ソングを作ろうというテーマもあって(笑)。
-昭和の歌謡曲のデュエットのような、道を踏み外してしまいそうな危うさも香りますね(笑)。
その令和バージョンです。明るすぎないのが気に入ってます。「今夜だけ間違いじゃないことにしてあげる」(2016年デジタル・リリース)というライヴで一番盛り上がる曲があるんですけど、それを塗り替えるデュエット・ソングを作りたいよねっていうのもあって。なので、「今夜だけ間違いじゃないことにしてあげる」でも歌詞のディレクションをしてくれたいしわたり淳治さんともう一度やってみようかとなったんです。
-先ほど等身大で歌えたということでしたが、自分の書いた曲とはまた違う感覚なんですか?
自分の書いた曲って、自分で歌うよりも人に歌ってもらったほうが面白いんですよね。今回それがすごく良かったなと思っていて。「Black & Blue」とかはatagiが歌うのを想定して、男性目線での曲で。そうやってちょっと変換したほうが、私はユーモアが出てきていい作品が作れるなと思っているんです。自分が歌うとなると、どうしても感情論になってしまう感じがあるんですよね。そこは今回やってみての収穫だったなと。
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