Japanese
超能力戦士ドリアン
2020年06月号掲載
Member:やっさん(Gt/Vo) おーちくん(Dance/Vo) けつぷり(Gt/Cho)
Interviewer:稲垣 遥
お金を払ってもらっている以上は、聴いていい気持ちになって楽しんでもらいたいですし、そういう意味では覚悟の歌でもある
-(笑)「ボールを奪い合う選手全員に1つずつあげたい」の話に戻りますと、歌詞の部分はどういうところからできていったんですか?
やっさん:ラグビーのワールドカップをテレビで観てたんですよ。そしたら選手のみなさんがボールをすごく欲しがってて。すごく激しく奪い合うので、ちょっと可哀想やなと思って、こんな欲しがってんねんから、平等にあげたいな~というのが歌詞のスタートなんですけど。作っていくにつれてスポーツだけの歌じゃなくて、ラグビーの選手たちにとって取り合うのはボールやけど、僕たちも生活の中で奪い合うものがあるよな、絶対譲られへんものがあるよな、それを全員にあげたいなっていう歌になってきまして。だから、あなたにとってのボールってなんですか? と問い掛けるような、この時代に即した歌になったなっていう感じがします。
-そういう思いが込められているのかなとも思いつつ、これは本当に偶然だと思うのですが、この曲、音源をいただいたタイミングもあって、今の世間の必要なものがお店にないみたいな状況にもリンクしてしまって......。
一同:ははははは(笑)!
やっさん:ねぇ!? 本当はオリンピックに向けた歌やったんですけど、オリンピックが延期になって、スーパーにものがない状況にフォーカスが当たる曲になりましたよね!?
-そこも含めて、みんながこういう視点を持てたらいいなと感じてしまいました。
やっさん:はははは(笑)、"買い占めやめようね"の曲にもなりましたね。
-歌詞の"全員優勝"というのが印象的なんですが、"全員優勝"というのはバンドとしての考えとしてあったりもしますか?
やっさん:そうですね。ライヴとかで観てくれている人全員を楽しい気持ちにしたいっていうのはずっとあるので、"全員優勝"っていうのを使いたかったです。あと、聴いてくれる人ってお金を払って曲を聴いてくれるので、お金を払ってもらっている以上は、聴いていい気持ちになって楽しんでもらいたいですし、そういう意味では覚悟の歌でもあるかもしれないですね。
-Twitterでも"超能力戦士ドリアン流「世界に一つだけの花」"っておっしゃってましたしね。
やっさん:はははは(笑)! そうですね。ほんとにそういう国民的な歌になったらいいなって思います。でも、"全員優勝"はおーちくんのパートなんですよ。レコーディングのときは歌い方いろいろ言われてたもんな? 最後の"全員優勝だ"のとこ、大変やった?
おーちくん:もともと最後はメロがあったんですけど、"メロとかいらんから、もっと魂から声出して"みたいなこと言われて、最後の"全員優勝だ"は叫ぶ形になりましたね。僕の気持ちがリスナーさんに伝わるようになったかなと思います。それもエンジニアさんのおかげです。
けつぷり:足し算やな。
-MVも公開されていますが、こちらはワンカット撮影ですね。セットの展開もありましたが、相当練習を重ねたのではないでしょうか?
やっさん:そうですね。リハーサル入れて20回ぐらいちゃうかなぁ?
-結構大変でしたか?
やっさん:大変でしたね。使ってるテイクが最後のものなんですよ。そこまで一切そんな事故はなかったのに、途中でおーちくんがラグビー選手の顔に引っ掛かってこけるというハプニングがあったんで、それくらい気合が入ってたんやなっていう(笑)。
-そのシーンは笑いました(笑)。見どころですね。
けつぷり:(笑)事故です。
やっさん:めっちゃびっくりしてたもんな。
-この曲はライヴで、みんなで盛り上がる姿を想像するとすごく素敵な景色だなと思ったんですけど、ライヴで言うと、「ファミリーコンサート」はもうライヴありきの曲ですね。どうしてこういう曲ができたんですか?
やっさん:お客さんがどうやってノったらいいかわからないっていう状況がほんとに嫌なので、以前から身振り手振りとか、こうやってノったらいいんですよっていうのを絶対提示するようにしてるんですよ。そういうライヴをしていくなかで、自称音楽通みたいな人に、"あいつらNHKの「おかあさんといっしょ」から成長してへんなぁ"みたいなディスり方をされたことがありまして、それでいいと僕たちは思ってたんで、"なんでそんなこと言われなあかんねん"と感じて、そういう曲を作ってやろうという思いが生まれたんです。ただ、ネタ曲にはしたくなかったんですよ。そういうことを言われた手前もあって、かっこいい曲調でいい空間を作りたかったんで、けつぷりにオーダーをするときに"ネタ曲じゃなくて、アンセムっぽくしてくれ"とは言いました。かっこいい曲調で、みんなでやるっていうのを実現したかったです。
-そうオーダーを受けたけつぷりさんとしては、どう向き合っていったんですか?
けつぷり:かっこ良くするのは、いくらでもする自信があったんですけど、いかんせんどう考えてもかっこ良くない歌詞が送られてきまして(笑)、これどうしたもんかな? と思ったんです。でも、まぁ......なんとかかっこ良くしましたね。
一同:(笑)
けつぷり:歌詞が気にならんくらいかっこ良くしようっていうのをとにかく意識して、かっこいいけど、なんか変なこと言ってんなみたいな感じにできたらいいなって。
やっさん:今全然ライヴできないんで、早くライヴでやりたいなっていう曲ですね。
-あと、この曲はその前の「尊み秀吉天下統一」のラストからの繋がりもスムーズな感じが気持ちいいんですが、そこは意識されましたか?
やっさん:アルバムの中でポップ曲とかっこいい曲で大きく2種類あったんで、ポップ、ポップ、かっこいい、かっこいいって最初繋げたかったんですよね。結果的にめちゃくちゃきれいに繋がってるんで、そこまでは想定してなかったんですけど(笑)、作品として通して聴くに値する1枚になりましたね。King Gnuさんみたいに。
けつぷり:(笑)大きく出るなぁ。
-(笑)そして、「パンケーキ量多い」は女目線でもめちゃくちゃ共感しました。歌詞と音のマッチ具合が良くて。嘆いてはいるけど、基本ワクワクして楽しんでいる。その感じがハッピーなメロディと絶妙にマッチしているなと思います。
やっさん:これ、2020年にパンケーキをテーマにしてんのってずれてへん? とは思ったんですけど。
けつぷり:ちょっと古いな。
やっさん:でも、みんなが知ってるからこそね、伝わるかなと思ってあえてやりました。"幸せのパンケーキ"のお店に入っていくところが頭に浮かぶ感じですよね。
-超能力戦士ドリアンの曲で"共感"は個人的には新しかったです。
やっさん:本当ですか!?
-なるほど! というのは多かったんですけど。
やっさん:たしかに(笑)! 2020年は"あるある!"も突き詰めていこうかなと思います!
-曲順は前後しますが、「口から炎を吐けたら強い」も個人的にお気に入りの曲です。少年漫画的な発想ですね。
やっさん:これも結果としてですけど、"今全員が炎を吐けたらウイルス焼けんのにな"みたいな感じはありますね。これも作るときにふと思っただけなんですよ。"炎吐けたらすごない!?"って。曲自体は昔から構想があったんですけど、提案するたびに"さすがにアホすぎてダメ"って却下をくらいまくってたんです。それが今回収録されて、しかも、めっちゃいい曲になったんで、僕個人として思い入れが強いですね。
-なんで今だからGOが出たんでしょう?
けつぷり:GO出したのは僕なんですけど、正直歌詞が理解できたとかではまったくなくて、やっさんが出したネタ帳みたいなのを聴き直してたら、メロが今聴いていいなぁって思って。今回のアルバムはキャッチーごり押しでいくというテーマみたいなのがあったんで、まぁ歌詞のアホさは大目に見て採用しようっていうことでやってみました(笑)。
-歌詞が本当に振り切ってるというか、"格闘技業界に激震走る"とか、そういう問題じゃないですからね。
やっさん:ははは(笑)、そう思ってもらいたい曲なんで、ありがたいです。
-ツッコミどころがいろいろあるのに、強引に突っ走るという。
やっさん:結構僕らツッコミは視聴者の方に任せる形が多いんで(笑)。
-サウンドとしても手が込んでますよね。
けつぷり:そうですね。歌詞のアホさに負けないようにというか、ギターも他の音も聴きやすいようにこだわりました。
やっさん:音が結構いっぱい鳴ってるところもありますし、シンプルに歌が上手くなったなぁと思いました。
-歌の音程もかなり高いところまでいきますよね。
やっさん:はい。おーちくんはたぶん今までで一番高いところまでいくので大変やったと思います。
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