Japanese
ドミコ
2020年04月号掲載
Member:さかしたひかる(Vo/Gt)
Interviewer:TAISHI IWAMI
"どんなフレーズも全部ギターで演奏したい。自分でもどう転ぶかわからないことがしたい"――効率と相反するアナログな思考が生む、唯一のサウンドとは
-その象徴が1曲目の「おばけ」だと思うんです。低音のキャンバスに、普通はシンセで演出しそうな、万華鏡のごとくサイケデリックな細かい単音をギターで描くことから始まり、じわじわとギターらしいギターが浮かび上がってくる。次の「化けよ」に繋がるイントロのような役割ではありますが、歌のないインストですし。
今までに使っていない音色とパターンですよね。この曲は、完成したときから1曲目にしようと思っていました。全体的に、ライヴで僕があるフレーズを弾いてループさせて、また違うフレーズを重ねていくようなイメージに近い音が多く出てくることや、ビートに力が入っていることの予告というか、ちょっとザワザワさせたくなって。それによって、最後までのハードルが上がった感じも気に入ってます。
-その意図を知らずに聴いたので、この曲がライヴになるとどう変わるのか、質問しようと思ってたんです。
動画、スマホにありますよ。観ます? やっぱり、そこまで大きくは変わってないですよね。
-このシンセのような音をギターで出すんだって、答え合わせ的な面白さがありますね。言ってしまうと答え合わせになりませんけど(笑)。
なるほど。ギターって本当にいろんな音が出せるし、現場でも意外としっかりやれるんです。ドミコは、ドラム以外は全部僕が弾くじゃないですか。別にシンセで録って、同期で流してもいいと思うんですけど、全部弾きたいんですよね。
-それはなぜですか?
ただやりたいだけですね。例えば、あるバンドを好きになったとして、自分もバンドをやりたいと思ったときに、パートを決められないんです。ギター、シンセ、ベース、どれがやりたいとかじゃなくて、気に入ったフレーズは全部自分で演奏して録って、ライヴでも全部弾きたい。僕のキャラクターも合わせて、それができる可能性を最も感じたのがギターみたいな、そういう感覚で。だから、まずはギターでの再現性よりもフレーズや音色が先に浮かんで、それの中でもより好きなものをギターで構築していくんです。
-"VOO DOO?"というタイトルからD'ANGELOが頭に浮かんだこともあって、おっしゃったようにビートもよく練られていますし、もともとファンクやソウル、R&Bは背景にあると思うんですけど、普段の生活からそういった音楽により傾倒するような傾向はありました?
作品の方向性に繋がるような、自分にとって新しい音楽との出会いがあったわけでもないですし、今まで聴いてきた音楽の中で、改めてハマったものもないですね。どっちにしても、さっきも言ったようにゴールが見えてると面白くないんで、特定の音楽から直接的に影響されないようにしてますし、意図的に避けることもあります。だから、"この曲は何に影響を受けたの?"みたいな質問をされたとしても、出てこないんです。
-それに対して、「さなぎのそと」の元ネタは完全にTELEVISIONの「Marquee Moon」ですが。
この曲に関しては、今までこういうわかりやすい引用を避けてたんで、やってないからやってみようと思いました。引用するなら、気づかれないのも雰囲気がまったく一緒なのも嫌。だから、TELEVISIONを知ってる人にはすぐわかるように代表曲のフレーズを選んで、でも、雰囲気はまったく違う、そういう曲にチャレンジしました。
-前作(2019年リリースの3rdアルバム『Nice Body?』)に続き、ラップっぽいヴォーカルもありますし、こういったサンプリング感覚もある。D'ANGELOについての質問と重なりますけど、ヒップホップへの意識は高かったのでしょうか。
カルチャー自体に興味が湧かないんですよね。何かを支持しているわけでも、アンチでもない。それくらい触れようと思わない。とにかく自分主体でしかないんです。でも、そういうカルチャーが好きで、掘り下げて体現している人たちのことはすごく尊敬してますし、憧れもあります。僕はそれを意識したとしても、せいぜいロックと古着が好きなくらい。集中力もないし、飽きっぽいし、映画も"ゾンビ!"くらいにわかりやすくないと観られない。僕にも欲しいんですけどね。カルチャーに対する沸々とした感情。退屈なんですよ、毎日(笑)。
-退屈しのぎには何をするんですか?
曲を作ること以外にないんです。でも、"俺には音楽しかねぇ!"みたいなカッコいい感じでもないし。
-だから、「びりびりしびれる」のような曲ができるんだとも思います。予備知識による整合性を意識してないじゃないですか。プリミティヴなガレージ、ロックンロール路線かと思いきや耽美的なノイズが出てきたり。平熱なんですけど、ちょっと変、みたいな。
すぐに飽きるから、そういうことをしちゃうんだと思います。がらっと変えたいとか、こんなことをしたらどうなるんだろうとか、自分でもどう転ぶかわからないことをやっちゃう。そういう癖がもろに出てますね。今思ったんですけど、そのちょっと歪な感じが"ドミコらしさ"なのかもしれないです。
-この手のロックンロール・ナンバーは初期の頃からありますけど、"音は悪いけど、かっこいいテイクならオーケー"みたいな美学がドミコにはあると思うんです。そのザラつきを残しながら、聴き心地は良くなっている点についてはどうですか?
初期はそうでしたね。そこから宅録とか、本当にガレージで録ったみたいなカッコ良さに飽きちゃったんです。今の自分が思う、あるべき姿で録りたい。アップデートしたいとかではなくて、単なる時間の経過ですね。
-「地動説」は"ライヴとの距離感が縮まった"全体的な作風に対して、先ほどもおっしゃったように、セッションを入れる余地のある曲です。
ラフな感じですよね。こんな曲を作りたかったというより、ラフなものを入れる行為に興味があったんです。次のアルバムで、その音と音の合間を埋める要素が用意できるようなことをしたいなって。伏線みたいな感じですかね。
-この曲、頭の中で鍵盤は鳴ってましたか?
はい。Blossom Dearieが使ってる鍵盤が好きで。
-フェンダー・ローズですか?
そうです。その音色に極力近づけようって、いろいろと試してみました。
-「おばけ」もそうでしたけど、最初は鍵盤かギターかわからなくて、徐々にギターだとわかってくる。
それ、めっちゃ嬉しいです。どうしたら鍵盤みたいになるかなって、ずっと考えながら試してたんで。かなり時間がかかったんです。だったら鍵盤使えばいいんですけどね(笑)。
-スライド・ギターのような優しい音の揺れはどのようにして出したんですか?
あれはアームを緩めた状態で弾いてからもとに戻したんです。チョーキングに近いイメージですね。エフェクトもその場で考えて、気楽にやりました。
-まずは余白のあるトラックを作って埋めることを楽しむ。次回作はそうなると考えていいのでしょうか? 今日のインタビューを総合すると、まったく異なる作品になる可能性も充分にあると思いますが。
全然ありますね(笑)。でも、今回「地動説」のような曲を作ってみたことで、今後の判断材料はできました。ここからいろんなトーンを増やしたり、気の入れ方や抜き方を試したり、まずはそこから入ると思います。
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