Japanese
Amber's
2020年04月号掲載
Member:豊島 こうき(Vo/Gt) 福島 拓人(Gt/Prog)
Interviewer:山口 哲生
聴いた者を即座に魅了するハイトーン・ヴォイスの持ち主である豊島こうきと、緻密なプログラミングとダイナミックなギターを高鳴らす福島拓人による2人組バンド、Amber's。このたびリリースされた1stフル・アルバム『VOSTOK』は、ふたりのフェイバリットであるUKロックや、70~80年代の少し懐かしい空気感を持ったサウンド、そして、欧米のトレンドを絶妙なさじ加減で交ぜ合わせ、日本のロック/ポップスとして響かせた充実作になっている。初登場となる今回のインタビューでは最新作についてはもちろん、ふたりの出会いから、豊島こうきがAmber'sを結成したことで芽生えた気持ちの変化など、ここまでの軌跡にも触れてみた。
-Amber'sは、拓人さんがSNSでこうきさんの歌を聴いたところから始まったそうですね。
拓人:そうです。当時こうき君が自分の好きな曲を弾き語っている30秒ぐらいの動画を毎日投稿していて、それが誰かのリツイートか何かでたまたま回ってきたんですけど、すごく良かったんですよ。僕としてはタイミング的にバンドを組みたいなと思っていた時期だったんで、すぐに連絡をして。でも、そのときはお客さんみたいな感じというか、"福島拓人でチケット1枚お願いします"って(笑)。
こうき:取り置きの連絡をね(笑)。
拓人:詐欺じゃないけど、"一番いいやつをいつもアップしてるんじゃないか?"っていうちょっとした疑いもあったんですよ(笑)。
-(笑)いろいろイジったりもできますからね。
こうき:ははははは(笑)。
拓人:そうです(笑)。だから、ライヴをしているところを観たかったんです。それで渋谷のCLUB CRAWLに行って歌っているところを観たんですよ。すると、動画よりもいい印象って言うと上からみたいな言い方になるけど(苦笑)、すごく魅力的だったんです。動画と違ってライヴはMCもしていたから、そこで人間性もちょっとわかったんですけど......僕が今まで接してきたことのないような人種というか、説明が難しいんですけど、紫色みたいなオーラを感じて。
こうき:(笑)ダークな感じ?
拓人:そうそう。ちょっと何かを感じさせるというか。あれはなんだったんだろうなと思いつつ、すごく惹かれたので、終わったあとに物販のところに行って"いきなりなんですけど、バンドを組みたいと思っていて......"って伝えて、LINEを交換したんです。
こうき:僕からしても拓人は今まで接したことのない人種だったんですよ。当時から髪が長くて、オシャレで、なんかチャラチャラしたやつが来たな......って思ったんですけど。
拓人:いやいやいや(苦笑)。
こうき:でも、見た目の印象とは違って、すごく丁寧な長文のLINEが来たんですよ。それで新宿のスタジオに入ることになったんですけど、予約とかも全部してくれて。で、ギターを持ってきていたんですけど、自分の演奏を見せたかったと思うんですよね。"俺、こんなに上手いです"みたいな(笑)。
拓人:アピールタイムね(笑)。
こうき:そうそう。でも、映画とか音楽とか、お互いの趣味の話をしていたら盛り上がっちゃって、帰りには一緒にやろうっていうことになってましたね。
拓人:スタジオに2時間ぐらい入ったけど、結局楽器は1回も弾かなかったです(笑)。
こうき:ギターをケースから出してもなくて。だから、俺からしたらどんなギターを弾くのかも知らずに一緒にやることになりました(笑)。
-人種としては違うけど、趣味趣向は似ていたから、これはいけるだろうと。
こうき:そうですね。そのあとAmber'sを始める前に前身バンドがあったんですよ。
拓人:そのときは違うバンド名でやっていて、4人バンドでドラムとベースもいたんですけど、あまり上手くいかなかったんですよ。そこからドラムが抜けて、ベースが抜けてふたりになったときに、新たなスタートっていうことでAmber'sと名乗るようになりました。
こうき:それが2年半ぐらい前ですね。出会ってからは4年ぐらい経つんですけど。
-趣味嗜好が近かったそうですが、どんなところが似てたんですか? それこそ映画の場合とか。
拓人:大きなジャンルで分けたらSFが好きとか。その当時ふたりとも映画館に通いつめていて、"あの映画観た?"って聞いたら全部観ていたんです。
こうき:暇すぎたんで、TOHO(TOHOシネマズ)でやってた映画をほぼ観てたんですよ(笑)。そしたら拓人も同じような感じで観ていて。
-今回リリースされた音源の1曲目が"Interstellar"ですけども、それこそ"インターステラー"いいよね、みたいな話もされたんですか?
こうき:してましたね。Amber'sを始めてから半年ぐらい拓人が俺の家に住みこんで制作してたんですよ。で、寝る前に映画観たりしてました。"インターステラー"は10回ぐらい観たんじゃないかな。長いのに(笑)。
拓人:3時間近くあるんですよね(笑)。
こうき:最初はちゃんと観たけど、2回目以降は結構寝落ちしちゃってました(笑)。
-話の筋がわかっているとそうなりますね(笑)。音楽の場合はどうですか? 資料によると、おふたりともUKロックが好きとのことですけど。
拓人:そうですね。THE 1975とか、COLDPLAYとか、もちろんOASISも好きですし。
こうき:そういえば、最初のスタジオでU2の話をしてたんですよ。で、この間マネージャーさんからチケットを貰ってふたりでライヴに行ってきたんですけど、すげぇ感動して。ふたりでめちゃくちゃ歌ってましたね。
-たしかにそれは感慨深いですね。こうきさんはラップも好きだったりするんですか? 歌詞によく出てきますけど。
こうき:好きです。中学のときの地元の友達や、兄ちゃんがいるんですけど、その影響で聴いてました。KICK THE CAN CREWとか、RIP SLYMEとか。
拓人:最近のやつも結構聴いてるよね?
こうき:そうだね。"ニートtokyo(※ラッパー SEEDA監修によるYouTubeチャンネル)"とかも結構チェックしてます。中学の頃はバンドも聴いていたんですけど、ラップもよく聴いてました。
-拓人さんは70~80年代の音楽も好きだそうですね。
拓人:家や車の中で俺の親世代の曲がひたすら流れていたんですよ。EARTH, WIND & FIREから始まり、MATT BIANCOとか、Ray Parker Jr.とか。だから、すごく慣れ親しんでいるというか、自分が音楽をやるとなるとそのあたりの時代の感じは自ずと出てくるところはありますね。
こうき:そのあたりがめっちゃ流れてそうな家に住んでるんですよ。家族もおしゃれだし、育ちもいいし。俺の家なんかずっとグレープが流れてましたよ(笑)。
-それはそれでいいじゃないですか。フォークが流れてたんですね。
拓人:こうき君は日本の70~80年代の曲を聴いてるよね? THE歌謡曲みたいなものとか。
こうき:聴いてた。自分がUKロックにハマったのって、ちょっとおしゃれになりたいなと思ってTHE ROLLING STONESを聴いてみようとか、かっこつけみたいなところから入ってたんで。
-最初はそういうところからですからね。バンドでやっていたときとAmber'sになってからとで、曲の雰囲気とかは変わったんですか?
拓人:やっぱり÷4だったものが÷2になったので、ふたりの色が濃くなっているところはあると思いますね。最終的に微調整することはあるけど、信頼してるから、任せるところは任せるようにしているし、お互いの個性がより出てくるようになったんじゃないかなって。
こうき:バンドだとみんなで集まって、スタジオに入って......っていうことをしてたけど、ふたりになってからは俺の家に拓人が来るようになったんです。家に拓人の部屋もあるから、隣の部屋から"拓人ー!"って呼んだらすぐ来るみたいな生活を始めたんで、曲ができるペースがめっちゃ速くなりました。あと、"こういう曲を作りたいよね"っていう話も、一緒にご飯を食べながら曲を流して、メモしといて、そこから作るとか。そういうこともしてましたね。
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