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INTERVIEW

Japanese

マチカドラマ

2020年01月号掲載

マチカドラマ

マチカドラマ

Official Site

メンバー:萩原 忠昭(Vo/Gt) 三宮 広大(Gt/Cho) タクオ(Ba) ミトミ(Dr/Cho)

インタビュアー:秦 理絵

2014年の結成から3ピースの活動を続けてきたマチカドラマが、新ギタリストに三宮広大(ex-午前四時、朝焼けにツキ)を加え、新体制初となる流通ミニ・アルバム『だれかの日々に。』をリリース。これまで通り、バンドのフロントマンである萩原忠昭が手掛ける歌詞は、どこか頼りない男性像をリアルに描くラヴ・ソングだが、リード・ギターが加入したことで一曲一曲の表情が豊かになり、その強度はぐっと増した。"ようやくバンドになれた"。そんな手応えのなかで完成させた全7曲の中には、きっと"だれかの日々に"寄り添う1曲が見つかるはずだ。

-もともとは忠昭さんとミトミさんがオリジナル・メンバーで、"ハッピーエンド"というバンド名だったそうですね。ふたりはどういう繋がりだったんですか?

萩原:SNSで知り合ったんです。

ミトミ:私はオリジナルをやるバンドはこれが初めてだったんです。大学生のときはチャットモンチーのコピーをしてて。今思うと、ドラムの基礎が詰まってるチャットモンチーを最初にコピーしてて良かったねって、いろいろな人に言われますね。

-このバンドを組んだときは、最初からオリジナル曲をやったんですか?

ミトミ:そうですね。でも、少しだけback numberのコピーもしてました。忠昭さんが好きなので。

萩原:僕は歌メロがいいバンドが好きなんですよね。

-そこにベースのタクオさんが加入したのは何年後ぐらいですか?

萩原:バンドを組んで3年後ぐらいですね。

タクオ:僕は埼玉でバンドをやってたんですけど、その初めてのツアーで仙台に行ったときにハッピーエンドのツアーとぶつかって、ファンになったんです。で、お互いの企画に呼んだりしてて。(ハッピーエンドに)ベースがいないのは知ってたから、"新潟に住んでたら入りたいな"と思ってたんですけど、気づいたら新潟に引っ越して一緒にバンドをやることになってました(笑)。

-タクオさんは、どういう音楽を聴いていましたか?

タクオ:小学生の頃から聴いてたのはAqua Timezですね。いろいろな音楽を聴くほうではなかったんですけど、大学でいろいろバンドを教えてもらって夜の本気ダンスにハマりましたね。

-そこから2年間ぐらい3人で活動する時期を経て2019年8月にギターの広大さんが加入。資料によると、もともと3ピースにこだわりがあったそうですけど?

萩原:なんとなく自分がギターの人と上手くやっていけるかなっていう悩みがあって。あんまり4人でバンドをやった経験もなかったから、3ピースが合うのかなって思ってたんですよ。

ミトミ:私はライヴでMCを担当してるんですけど、3ピースだと、目の前に誰もいない状態で喋れるのが好きだったんですよね。

萩原:ただ目立ちたいだけっていう。音とかの問題じゃないんですよ(笑)。

ミトミ:結局今は私がMCをするときは、真ん中のヴォーカル(萩原)に横に避けてもらって気持ち良く喋らせてもらってます(笑)。

-広大さんは、もともと同じ新潟出身の午前四時、朝焼けにツキのギターとして活動してましたけど、マチカドラマにはどういう経緯で加入したんですか?

三宮:もともとマチカドラマとはレーベルメイトで仲が良かったんですよ。曲も好きだったんですけど、ライヴを観たときに何か物足りないなと思ったらギターだったんですよね。で、最初遊び半分でマチカドラマの曲にギターをつけてみたっていうのをやってて。

萩原:僕もそれが面白くなってどんどんギターをつけてもらってるうちに、自分のリード・ギターのつけられなさに気づくっていう(笑)。

三宮:っていうやりとりのなかで4人のほうがいいかもねっていう話になったんです。で、"正式に入らないか"って声を掛けてもらって今に至る感じですね。

-ゴゼヨ(午前四時、朝焼けにツキ)のイメージで言うと、広大さんはスクリーモ系のバンドがルーツにあるのかな、と思いますけど。

三宮:僕はピアノをやってたのが音楽の始まりだったんです。最初はBUMP OF CHICKENから入って、今ではあんまり人が聴かないような深いところまで聴きますね。ロックから始まって、デスコア、メタル、エモ、スクリーモとか。昔は日本語が好きじゃなかったんですけど、今はまた日本語の美しさとか情緒みたいなものに気づき始めて戻ってきた感じです。

-2019年で結成から5年が経ちましたけど、自分たちではバンドのヒストリーをどんなふうに振り返りますか?

萩原:振り返ると......ふたりでやってたときは大変でしたね。サポートのベースに頼んだり、男女っていうところで気を使うところもあったりして。

ミトミ:もともと私はライヴを観にいくだけの女子大生で、急にバンドを始めたから、周りの人には"お前、大丈夫か?"みたいに言われてたんですよ。

萩原:コピー・バンドしかしてなかったのに、いきなりツアーに出されてね。

タクオ:僕も最初は全然バンドっていうものがわからずに入ったんです。埼玉でバンドをやってたとはいえ、マチカドラマみたいにツアーで何十本も回るっていうよりは、楽しむっていうバンドだったので。ベース歴も全然なくて、聴いてる音楽も狭かったから、大変でした。初めてのレコーディングのときには埼玉に帰りたかったですね(笑)。

-最後に加入した広大さん以外は、もともとバンドとしての経験値が高いわけじゃなかったから、マチカドラマの中で成長していく感じだったんですね。

ミトミ:そう、それです(笑)。

-メンバーが増えることでバンドの基盤が固まる手応えはありましたか?

萩原:それはありましたね。まず、タクオが入って、レーベルに所属するようになって、初めて全国流通盤(2017年リリースの1stミニ・アルバム『この日々を愛おしく』)を出せたし、今回ギターが入ったことで曲も良くなったし、今やっとちゃんとバンドになれた感じがするんですよ。