Japanese
cyberMINK
2019年08月号掲載
Interviewer:TAISHI IWAMI
その独創性が妙に癖になり、ついついリピートしてしまう。そしてただ楽しく歌い踊っているなかで、新しい価値観に目覚めた人々が繋がっていく。cyberMINKを追い掛けていると、次世代を担うポップの誕生を感じずにはいられない。そしてここに完成した2ndシングル『Happy Overload』で、彼女は大きなアップデートを遂げた。テクノやハウス、ドラムンベースにトランスなど、様々なエレクトロニック・ミュージックの要素をコラージュする持ち前のセンスはさらに磨き上げられ、そのファニーでファンタジックな世界観が、いよいよシーンを席巻するかもしれないポテンシャルに満ちた3曲。いったいそこにはどんなアイディアとメッセージが詰まっているのだろうか。
-アビー・ロードで撮った写真をInstagramで見ました。
ロンドンと、あと韓国にも行ってきました。半分観光だったんですけど、今後はcyberMINKとして、がっつり海外に行くことが増えてくると思います。もともと、日本に留まろうとは思ってなくて、ワールドワイドに活動できるようになりたいですね。
-ロンドンや韓国で、どんなことを感じましたか?
韓国の都心って、すごく"造られた感"があるんです。別に文句を言ってるわけではなくて、私が好きな韓国のポップ・ミュージックもそう。歴史的な街並みに近代的なかわいいものが"ボンッ"ってある感じがすごく面白くて。ロンドンはもう地がかわいくて"負けました"みたいな(笑)。伝統的な雰囲気の延長に今っぽいものが存在してる。あと、いろんなところで路上ライヴをしている人がいるのも印象的でした。地下鉄の乗り換え通路とかでも、結構な爆音を出してるんですよ。で、みんなやたら上手い。トンネルの中とか、ちょうどいい感じでリバーブがかかっていて、日本も結構いろんな場所でできますけど、私もこういうところでやりたいなって、思いました。
-路上ライヴの経験はあるんですか?
韓国で初めてやりました。K-POPは大好きなんですけど言葉はからっきしで、めちゃくちゃ緊張しましたけど。でも、意外といい反応も貰えて良かったです。BLACKPINKの振りをコピーしてる人たちの隣で、ちょっと申し訳ないと思いつつ(笑)。
-cyberMINKの表現の核は、自分らしくいることの大切さを、ファニーに伝えることだと思うんです。近年の日本には、ポリティカルなことや男女の固定概念にまつわる問題などについて、発信することがタブーだという考え方に立ち向かう人たちの規模が大きくなってきた、いい流れがあると思うんですけど、その点において刺激を受けたことはありますか?
イギリス人の先生から英会話を習ってるんですけど、1回目のテーマからいきなり捕鯨についてだったんです。私は、鯨を食べる習慣のある国にいながら、自分が食べたことないこともあって、一連の問題についてほとんど考えたことなかったから、感じるところはありましたね。SNSとかを見てても、言いたいことは前よりも言いやすくなってると思うんです。でも、逆にそれがカッコ悪いって思ってる若い人たちも多いような気がします。それもわかるんです。私も男女問題の話とか、窮屈だと思うことがありますし。
-我々は考えなきゃいけないし学ばなきゃいけない。しかし、ある意見に賛同していたとしても、個人的なテンション・レベルで、それ自体に触れることがしんどいときはありますよね。
そうなんです。だから、その気持ちが大きくなっていく人たちのことも否定はできない。それによって、内容というより、発言することそのものを肯定する人とそうでない人が、二極化してきてるように感じてます。
-そのなかで、歌詞とはどう向き合っていますか?
表題曲の「Happy Overload」は、"自分らしくいこうぜ"みたいなメッセージが強く出てますけど、もともとは、言いたいことを言ってもそれが思った通り受け手に伝わるわけじゃないことへの気持ちが原動力なんです。私はTwitterやブログで下世話なことをよく言いますけど、それが言いたいことのすべてではないし、私らしさのすべてでもない。人間だからもちろんそれ以外のこともいろいろと考えてるわけで。cyberMINKとして話しても仕方がないと思ったことは言わないだけ。
-たったひとつの言葉でも、受け取られ方は違いますしね。
歌詞とか、いろいろと誤解されてることが多くて、それはぶっちゃけ、受け手側の理解力や想像力が足りねぇって、思うこともあるんですよ。で、そんなことで私をわかった気になんないでほしいし、君もわかった気になられたら嫌なはず。でも、誤解されてもどう思われても生きてくしかないから、自分らしくいようよって、着地点はそこです。
-"赤いカーペット自分で敷いて 歩くのはいつも別のあの子"というフレーズがありますが、何かしらのコンプレックスもありましたか?
私はもともと地下アイドルだったんですけど、その頃のことですね。地下アイドルって、直で女性的魅力を測られるんです。チェキの売り上げで人気が決まって序列もできる。メジャーなアイドルはいろいろとお膳立てしてもらえるけど、地下アイドルは衣装も自分だしプロデュースも自分でやんなきゃいけないこともあるし、そういう手作り感も魅力なんですけど、私はあまり好きじゃなかった。赤いカーペットを自分で考えて自分で敷いて、でもそこを他のアイドルが歩くこともある。一応プロデューサーとか名乗ってる人がいるのに、"全然なんもしてくんねぇんじゃねぇかよ!"、みたいなそういう気持ち。今は一抜けしてミュージシャンっていう土台に立ってるんで、気にはならなくなりましたけど。
-それで自分自身を肯定できるようにもなったと。
cyberMINKを始める直前くらいに、ハロプロのコピー・ユニットみたいなことを、アイドルをやってる友達たちと学園祭的なノリでやったんです。地下アイドルが好きな人たちには、完成されたパフォーマンスよりも、そういうわちゃわちゃした緩いライヴのほうがウケるみたいな側面もあって、結構評判良くて。そこで、私も"どう考えてもウチらが一番かわいい。その時点で一番いいライヴになることは決まってる"みたいなことを適当にというか、何気なく言ってたんです。そしたらユニットの中のひとりが、"すごく元気が出た"って言うんですよ。女の子って、かわいいかどうかが自信に繋がる。だから、そこが最大のコンプレックスにもなり得るわけで。常に"かわいい"ってことにいろんな気持ちを持ってる。だから、かわいいって、どんどん言ったほうがいいってことです。地のかわいさにおいて"一番"とか、他を引き合いに出すのはアウトだったと思いますけど。
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