Japanese
フィロソフィーのダンス
2018年12月号掲載
Member:十束 おとは 日向 ハル 奥津 マリリ 佐藤 まりあ
Interviewer:宮﨑 大樹
-ではそんなSCOOBIE DOとコラボした新曲「ラブ・バリエーション with SCOOBIE DO」について聞いていきますが、そもそもSCOOBIE DOと初めて会ったのはいつになるんですか?
日向:レコーディングの日だから9月末くらいです。
佐藤:そこからライヴまでの間にレコーディングの打ち上げにお邪魔したり、ライヴを観に行かせてもらったりしました。
-SCOOBIE DOのライヴを観ていかがでした?
佐藤:ライヴに対する気迫とか熱さとか、体験したことがないものがバシバシ伝わってきてました。観たのがツーマン前だったので"このままじゃ私たち負けちゃうな"って思ったんですよ。そのことをオカモト"MOBY"タクヤ(SCOOBIE DO/Dr)さんにお伝えしたら"ライヴは勝ち負けじゃないから、一緒に楽しもうよ"と言ってくださって。その言葉を聞いて"私たちらしくやろう"という気持ちと同時に、"熱いライヴをやりたい"という想いになりました。私たちのライヴはクールな感じも多いのですが、作曲してくださる宮野(弦士)さんとも帰り道にその話題で盛り上がっていましたね。
-グループの今後に繋がるような刺激になったんですね。以前からSCOOBIE DOを個人的に聴いていた人もいるんですか?
佐藤:Twitterでエゴサすると"SCOOBIE DOとツーマンをやってほしい"みたいな声がずっと前から出てきていて、それで気になって聴いてました。図々しいんですけど、私たちと近いところもたくさん感じていて、歌詞もすごく熱くて好きでしたね。チケットを取って観にいったこともあったのでファンみたいな気持ちでいたんですけど、共演できてびっくりしてます。
-コラボが決まったときはどう思いました?
日向:ツーマンができるっていうのが、まず私たちの中でビッグ・ニュースでした。しかもキネマ倶楽部でっていうのも信じられないところに、私たちの曲を弾いてくれるということにもなって......ちょっと現実味がなかったです。本当に"音楽をやってて良かったな"って思いました。やりたいことをやってるのってやっぱり楽しいだけじゃないんですけど、こうやってちょっとずつ目標とか憧れの方とかと共演できてる自分を見ると、みんな大人になってから意志を固めてアイドルに転向したり、新しいアイドル・グループに入ったりしているメンバーなので、続けてることに意義を感じられる1日になったなと感じます。
十束:応援してくれる人が楽しめるグループが一番なので、シングルを出すって決まったときは、そういう嬉しいニュースをみんなが知ってくれることもすごく嬉しかったです。さっき、あんぬ(佐藤)が言ったみたいに"ツーマンしてほしい"みたいな声を見掛けていたので嬉しかったし、すごい楽しみでした。
-配信シングル曲「ラブ・バリエーション」(2018年5月リリース)のリアレンジという形でのコラボでしたが、この曲はフィロソフィーのダンスにとってどんな曲でした?
十束:ライヴでは定番曲ですね。振りをやったりとか声を出すところもあったりして、大きいライヴとか定期公演とか、節目には絶対セットリストに入ってる曲です。
日向:callme(現kolme)さんとのツーマン・ツアー"レッツ・スティック・トゥギャザー"のファイナルで発表した曲でした。毎月新曲を発表してるんですけど、その中でもツアー・ファイナルに選ぶくらい大事な曲だったので、こうやって改めて違う形になったのが私たちもめちゃめちゃ嬉しかったです。
-なぜ今回のコラボでこの曲が選ばれたんだと思いますか?
日向:SCOOBIE DOさんと親和性が高い曲だからかな?
奥津:作曲の宮野さんが、主に選んだんだと思います。
-リアレンジされたことによってどんな曲になったと思いますか?
日向:全然別物というか、"SCOOBIE DO色"に染まっています。レコーディングしているところをブースから見てたのですが、全然違うものに塗り替えているようでワクワクしましたね。コーラスのレコーディングもSCOOBIE DOさんの4人の声が入ってるんですけど、そのときもめちゃくちゃ楽しそうに歌ってくださって、楽しんで私たちの曲を作り上げてくれていることに感動しました。
十束:うん。アイドルの1曲をやるために何回も"ここはこうした方がいい"とか話しているのを横で聞いていて、"こんなに真剣にやってくださるんだ"っていうのがすごく嬉しかったです。私たちもそのあとに録り直すことになっていたのですが"本気でやるぞ!"みたいなメラメラが生まれて、本当に見学しに行って良かったなと思います。
-先ほど佐藤さんも言っていたことですけど、基本的にはフィロソフィーのダンスはクールなイメージがありました。でも今回のコラボ曲は熱量が上がったような感じがしますね。
奥津:サビのコーラスを聴いたときに"こんなにファンキーな曲になるんだ!"とびっくりしました。私たちも曲調はファンクだと思っていたのですが、"歌う人によってこんなに色が変わるんだな"と。なんかもう"ファンク500パーセント"くらいだったんですよね。"あんなにかっこいい曲だったんだ"って。私たちはまだかわい子ぶってるのかなと思うくらいでした。コーラスのワンフレーズを聴いて"この曲はまだ可能性を秘めているな"、"私たちの成長度合によってもっとファンクになれるんだ!"とびっくりしましたね。
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