Overseas
POP ETC
Member:Christopher Chu(Vo) Jonathan Chu(Gt) Julian Harmon(Dr)
Interviewer:山口 智男
-それでは新しいアルバムの『ハーフ』について聞かせてください。"Infinite Singles Collection"(※4~6週間ごとに新曲を配信リリースするというシリーズ企画)や、その他の配信リリースしたシングルに新曲やカバー曲を加え、日本のファンのために作った作品だそうですが、そういう面もありつつ、もちろん現在のPOP ETCの姿や、3人が今やりたいこともちゃんと表現されているわけですよね?
Christopher:そのとおり。(※日本語で)合ってる(笑)。
-良かった(笑)。じゃあ今POP ETCがやりたいことというのは、削ぎ落としたアコースティック・サウンドと、エレポップなフル・バンド・サウンドのふたつということ?
Christopher:そうだね。ただ、意識してそういう方向性に向かっていったわけではないんだ。"Infinite Singles Collection"もアルバムのことを考えてなかったからこそ、バリエーションに富んだものになったけど、できあがってみたら、ふたつの方向性に分かれていた。だから"ハーフ"になったんだ。
-なるほど。『ハーフ』の後半のフル・バンド・サウンドの曲は、前作『Souvenir』(2016年リリースのアルバム)の延長にあるものだと思うんですけど、前半のアコースティック・サウンドはどんなきっかけで、いろいろな音を削ぎ落としてみようとなったんですか?
Christopher:それにはいくつか理由があるんだ。ひとつは、一時期ギターに飽きてしまったことがある(笑)。ギターで曲を作ることをしなくなったんだけど、それからまたぐるっと戻ってきて、ギターで奏でるコードの響きが心地よくなってきたんだ。それと前後して、ナチュラル・サウンドの音楽を改めて聴き始めたことも大きい。例えば、Bob Dylan、John Lennon、Neil Youngとか、子供のころによく聴いていたアルバムを聴き直してみたら新鮮だった。それで、自分でもそういう曲を作ってみたいと思ったんだ。
-ナチュラル・サウンドの音楽を聴きたくなったのは、ギターに興味が戻ってきたからなんですか?
Christopher:そうだと思うんだけど、どっちが先かはわからない(笑)。ただ言えるのは、自分の中で静かなサウンドを求めていたってことかな。それでビッグ・ロックなサウンドではなく、そういうアコースティック・サウンドの曲を作り始めたんだ。
-Julianは"自分の活躍する機会が減ったじゃないか"って思わなかった(笑)?
Julian:いや、そんなことないよ(笑)。やっぱりバランスが大事だからね。いつもエネルギッシュなポップ・ソングを演奏したいわけでも、聴きたいわけでもないし。
Jonathan:メロウな曲も大事だからね。そういう曲があるからこそフル・バンドの良さも生きてくると思うし。
-サウンドが変わると、歌詞の内容も変わってくるものですか?
Christopher:そうだね。ただ、さっきも言ったようにどっちが先かはわからないけど、柔らかいアコースティックな曲を書いていると、激しい感情を叫んだりはしないよね。当然、歌詞もそれを反映したものになる。だから、『ハーフ』のアコースティック・サウンドの曲は、もうちょっと内向きというか、メランコリックというか。
-『ハーフ』には、Christopherが初めて日本語で歌詞を書いた「思い出していた (First Try)」という曲が収録されていますが、この曲はどんなふうに作っていったんですか?
Christopher:いつもの曲作りと同じアプローチだったよ。自分の中にあるフィーリングに合うコードをギターで奏でていたら、もともとそのフィーリングに合うフレーズがあったんだけど、歌詞が自然に出てきたんだ。ただ、それがちゃんと通じるものなのかどうか、日本語は自分の第一言語じゃないからちょっと心配だったけどね。何かをなくしたふたりがそれを思い出して、見つけ出して、もう一度お互いがいることに感謝するという内容なんだ。
-じゃあ、英語の歌詞を和訳したわけではなくて、最初から日本語で書いたわけですね。
Christopher:そう、そうなんだ。
-"僕と/君の/家族を/作っているように"という歌詞がすごくいいですね。ライヴで聴いたときもすごく耳に残りました。
Christopher:(※日本語で)嬉しい、ありがとう。どうなるかわからなかったんだけど、自分の中で唱えるように言い続けてたら、歌詞の中のふたりが自分たちに言い聞かせているように思えてね。それが自分でも気に入っているんだ。
-アレンジにはちょっとボサノヴァっぽいテイストも感じました。
Christopher:そうだね。山下達郎をちょっと意識しながら作ったんだ。
Julian:自然にアレンジが降りてきたというか、ハマったんだよね。だから演奏するときもすごくリラックスしてできるんだ。
-アルバムには、さっき話題に出た「Swallowtail Butterfly~あいのうた~」と、くるりの「ばらの花」を英語で歌ったカバーも収録されていますが、Christopherはライヴで「Swallowtail Butterfly~あいのうた~」を歌ったあと、"キーが高い"と言ってましたよね。つまりキーは原曲のままということですか?
Christopher:結局、変えたような気もするんだけど、Charaも目一杯のところで歌っているだろ? そのフィーリングを表現したかったんだ。だから僕も自分の限界のところで歌ってみた。レコーディングもあえて朝イチにやったんだよ。ウォーミングアップしてからスムーズに歌うのではなく、生っぽい感じの喉のまま歌ってみたんだ。
-最後に、『ハーフ』というアルバムで、POP ETCの新しい魅力をどんなふうにアピールできたと考えていますか?
Christopher:僕らが持っているふたつのテイストをアピールできたと思う。もちろん僕らには他にもいろいろな面があって、これまでもそういう多様性を武器にしてきたけど、ここまでコントラストを強調したうえで、ふたつの面を対比できるような作品を作ったのは、今回初めての挑戦だった。僕らの幅広さをより理解してもらえると思っているよ。
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