夢みるアドレセンス

INTERVIEW

Japanese

夢みるアドレセンス

2017年04月号掲載

夢みるアドレセンス

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Member：志田友美　荻野可鈴

Interviewer：高橋美穂

－この曲もそうだし、夢アドへのメッセージや、それぞれのアーティストが思うアイドル像みたいなものが歌詞に刻まれていて、とても面白かったです。

志田：「おしえてシュレディンガー」（Track.6）の歌詞とか、最初は正直よくわからなかったんです。でも、リリースを迎えて「おしえてシュレディンガー」を改めて聴いてみたら、かなり深くて。志磨さん（志磨遼平／ドレスコーズ）が夢アドのことを考えて書いてくださったことがわかったんです。大好きな曲になりましたね。

－また「サマーヌード・アドレセンス」（Track.5）は、もともとの真心ブラザーズの「サマーヌード」（1995年リリースのシングル表題曲）を知っているので、こういう解釈があるんだ！って驚いたんですが、みなさん的にはどうでしたか？

荻野：すごく嬉しかったですね。いろんな方がカバーしている名曲を歌えるっていうことが。私、この歌詞が好きで。思春期ならではの「サマーヌード・アドレセンス」だなって......"アドレセンス"が思春期という意味なので。

志田：歌ってると、涙が出そうになるよね。

－いろんなソングライターがいて、いろんな楽曲がある中で、夢アドらしさを出すってなかなか苦労されたところかと思うんですが、みなさん自身が思う"夢アドらしさ"とは？

志田：何だろう......ありのまま？

荻野：たしかに！

志田：まったくMCも作っていないから。ファンの方にも、ライヴではみんな素だから、もっと行きたくなるって言ってもらえますし。

荻野：あとはライヴの熱さですかね。末っ子の京佳は、リミッターが解除されると、デス・ヴォイスみたいに叫び出すんです。そういうところも楽しいなって。あとは楽曲によって違うよね。

－一般的なイメージだと、アイドルって素とは逆じゃないですか。特に夢アドは、これだけカワイイ人たちが揃っているわけで。でも素を出しているっていう、そのギャップが魅力なんですかね。この方向性って、やっていくうちに見えてきたんですか？

志田：途中からじゃない？最初はどうしても作ってたし。活動を続けるなかで、これは素でいった方がいい！って。

荻野：私たちはキャラを作ってたら良くないんですよ。見た目的にツン！としているように思われるっていうか。

志田：私、みんなから怖いって言われるんです（笑）。

－素で型にハマってないからこそ、これだけいろんな曲を歌いこなせるのかもしれないですね。

荻野：どれもノリノリで歌えてますよ。「アイドルレース」（Track.1）も、面白い歌詞だ！って。

－ヤバイTシャツ屋さんのこやまたくやさんの歌詞で、アイドルご本人たちがこれ歌う！？って聴いてる方がドキドキしちゃう歌詞ですけど、面白がれているんですね。

荻野：うちらがこれ歌ったら面白いよね！って（笑）。

志田：速くて噛んじゃいますけどね（苦笑）。