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INTERVIEW

Japanese

ベイビーレイズJAPAN

2016年10月号掲載

ベイビーレイズJAPAN

ベイビーレイズJAPAN

Official Site

メンバー:大矢 梨華子 傳谷 英里香 林 愛夏 高見 奈央 渡邊 璃生

インタビュアー:沖 さやこ

-ヒャダインさんが見たメンバーのイメージだけではなく、メンバーが見るメンバーのイメージも反映されている。すなわち、「Ride On IDOROCK」で歌われていることは嘘偽りなしのまったくの事実だと。

傳谷:はい。例えば私が"特技はピアノです"と伝えたから、私のパートではピアノの音色を入れてくださったり。私の性格が落ち着いているから、私の部分だけ落ち着いた音にしたりとか......音でもメンバーの個性を表現してくださって、すごく面白い! と思いました。

大矢:それだけ私たちのことを尊重して作っていただいたように思います。ヒャダインさんは年齢がひと回りくらい違うし、私たちも人見知りが出てうまく話せるかな......と思ったんですけど、そんなこと感じさせないくらい同じ目線で話してくれて。すごく楽しく面談できて、話したことをそのまま曲にしてくれました。

林:この曲はヒャダインさんがディレクターもやってくださって。もうヒャダインさん自身がエンターテイナーだから、ディレクター席がステージみたいでした(笑)。私もヒャダインさんの提案にちゃんと応えたい、ヒャダインさんを驚かせたい! と思ったし、そういうポテンシャルを引き出すのがお上手で。やっぱりアイドルを手掛ける日本一の音楽家さんで......タッグを組めたのは夢のようでした。

-やはりメンバーの個性を拾って表現することや、メンバーの士気を上げることもお上手な方ですよね。でも、なおすけ(高見)さんの"靴を脱いだら くせーーーー"とか、愛夏さんの"今月もやばい 光熱費!"とか大丈夫なんですか?

傳谷:んー、でももうそれがキャラクターみたいになってるから(笑)。足臭いけどぬいぐるみ抱いてるとか、男の子っぽいけどお菓子作りが上手とか、そういうギャップがたかみー(高見)の魅力だし。

林:最近、生まれて初めてひとり暮らしを始めたので、どこでお金を使ってどこで絞るのかがわからなくて......。そういう話は内密に、ということだったのに歌詞になっちゃって、私がびっくりでした。それで事務所と家族に相談したら、社長からOKが出ました(笑)。

傳谷:そういうものは全部笑いに変えます(笑)。

高見:足臭いのも大丈夫です(笑)。

-頼もしい(笑)。でんちゃん(傳谷)とりおトンはセリフで、それぞれ結構突飛な見せ方をしているし......。

傳谷:私の場合は"いろんな女の子を演じてみようよ"と言われて。ヒャダインさんが、ウキウキきらきらした男の子の目で"じゃあまずは活発な女の子で、幼馴染みの男の子に対して話してみて"、"これから花火大会に誘う感じで"とか、細かい設定をすごく楽しそうに......(笑)。それもあっていろんな女の子を演じられました。音源に入ったのは、"人見知りで自分に自信がない内気な女の子だけど、その男の子にだけ気を許している"という設定です(笑)。

渡邊:私のパートは"ねえ 知ってる?"以外、何を言うかは全然決まってなくて。だからヒャダインさんに私の持ってる豆知識や体験談を喋るようなレコーディングでした。セミとキリンとハチのことを話してます。

高見:"ハチは針を持っているから危ないと思います"ってね。

傳谷:......みんな知ってるよね(笑)。

-(笑)先ほど"日本を応援したい"というテーマを話してくださいましたが、Track.4「シンデレラじゃいられない」はBSジャパン"世界女子ソフトボール選手権"の中継テーマ・ソング。燃え上がる女性の闘志を感じさせます。

傳谷:レコーディング前にソフトボールの試合を調べたり、愛夏はお母さんがソフトボールをやっていたから実際にお母さんに話を聞いたり。私は部活でバスケと陸上と水泳をやっていたので、女の子のスポ根魂や練習のときのつらさ、仲間もライバルであること、チームが気持ちをひとつにすると新しいパワーが生まれること――そういう体験をもとにレコーディングに臨みました。......もちろん、女子ソフトボールの方々の試合は私の部活なんかの経験とは比べ物にならないですけど、私にとっては勝つことしか考えていなかった部活での青春の時間はかけがえのないもので。チームがひとつになったあと、"走るには 邪魔ね ガラス靴/履きなれた靴で勝負"とか、本当はきれいなガラスの靴を履きたいけど......という女心も感じさせるところは女性の作詞家さん(遠藤美秋)ならではだなと思って。何かに向かって突き進むのはベイビーレイズJAPANも一緒なので、力強く歌えたのかな......と思います。

大矢:私はいつも、レコーディングでは目をつぶってライヴの風景を思い浮かべるんですけど、この曲は女性の作詞家さんならではの歌詞がすっと心に入ってきたぶん、力が入りすぎて汗がめっちゃ出て(笑)。つけてたヘッドフォンにもめちゃくちゃ汗が! それくらい熱を込めて歌えました。男女問わず、聴いたら何かを感じてもらえる力強い曲になったと思います。

林:ソフトボール選手がマウンドに立って、普段持っている乙女心を捨てて気持ちを燃え滾らせて、チーム一丸となって"死に物狂いで戦うんだ!"という決意を固めて......そういう気持ちが"シンデレラじゃいられない"という言葉に集約されてるなと思います。私たちもステージに立つときは、"かわいいと思われたい"なんて気持ちはない――というか、私は普段からそういう気持ちはないんですけど(笑)、とにかく必死に"想いよ届け!"、"少しでも多くの人に私たちの魅力が刺され!"という気持ちで倒れるギリギリのところでライヴをしているので。女子ソフトボールの方々とは比べ物にならなくても、私たちもそういう気持ちを知ってるんです。レコーディングは仮歌を入れてくださっている方の歌を聴きながら歌うこともできるんですけど、それも全部切って、"ここまで音を伸ばさないといけない"というのも全部無視して(笑)、自分の魂だけで歌いました。そういう部分も(音源に)使われているので、気持ちを感じていただけたら......と思います。

高見:最初にタイトルを見たときはかわいい曲なのかなと思ったんですけど、歌詞を読んでみると、"あれ? どんどんがむしゃらになっていく......! ガラスの靴、いらないんだ!"と衝撃的で。だから最初はかわいくして、曲が進むにつれて熱を上げていくイメージで歌いました。2008年の北京オリンピックで日本が金メダルを獲ったのをテレビで見て、子供ながらに感動したのを今でも覚えているので、レコーディングのときは東京オリンピックで正式種目になったらいいな、試合観戦したいな......という気持ちも込めました。