Japanese
ART-SCHOOL
2016年05月号掲載
Member:木下 理樹(Vo/Gt)
Interviewer:石角 友香
-Brian Wilsonが今年4月に来日して『Pet Sounds』の再現ライヴをやって、あのアルバムが好きな人は絶賛してたようですね。
うん。実は裏声も出てなかったんだけど、Brian Wilsonってもう80歳ぐらいですか? でもそこで健気に歌ってる姿を、知り合いのライターさんが"美しくもあり切なくもあり、そしてグロテスクでもあった"って書いてて。それはまさに僕が聴いてた『Pet Sounds』と近い印象があるかな。
-そして今作は、木下さんのヴォーカルが淡々としてるというか、素直ですね。
淡々としてますかね(笑)? でも、丁寧に、きれいに歌いたかったんですよね。多重コーラスも試してみたかったんだけど、そんな時間はもちろんないわけで。自分のスタジオを持ってればいくらでもできるんだろうけど。でも、自分の中ではベストを尽くしたと思っているし、やっぱりいい作品に仕上がったんじゃないかと思ってます。少なくともART-SCHOOLを好きな人を失望させるような作品にはなってないと思いますね。
-初期のニュアンスを持ちながら、アップデートされたアルバムがやっと完成したなと思って。
そうですね。ようやく、激しくない静かな方も作って、自分の中の音楽の探究心もより深くなっていって。やっぱりメンバーはみんな一流のプレイヤーですから、あとはそこと自分の思い描いてるサウンドがどう混ざっていくのか?ということだけでした。
-ダークなんだけど、ただダークなだけではないTrack.4「Melt」とTrack.5「Julien」の2曲はいいですね。ストリングスも入ってて。
そうですね。ストリングスはプリプロの段階から入れてましたね。
-数年前のART-SCHOOLだったらもっと圧のある仕上がりにしてたと思うのですが。
例えば僕はenvyとか大好きですよ。家で聴くのはああいう音楽が好きだったりもするんだけど......"アーティスト"が作った作品が聴きたいんです。だから、今作は結構そういう作品に近づけたかなと思うんです。でもまだ先は長いというか。それこそ『Pet Sounds』や、John Fruscianteの近年の作品も僕はすごいなと思う。トップ・クラスのギタリストだった人があっさりギターを捨てられる。明らかにエレクトロ・ミュージックなんだけど、聴いたらJohn Fruscianteだなっていうのがわかるんですよね。それがすごいなと思う。聴きながらずっと、なんでそう感じるんだろうな?って思ってたんですけど、やっぱり、"アーティスト"であるからとしか言いようがないんです。僕はそういう作品に対して憧れがありますし、そういう作品が評価されていくべきだとも思いますね。それは小説でも、映画でも同じだと思うんですけど、深いですよね。深いところにダイヴしていってるというか。それは、僕が尊敬するKING CRIMSONのRobert Fripp先生も言ってましたけど、本当にKING CRIMSONをひと言で言うと"悲惨"で。その中で、じゃあなんでバンドをやり続けるんだ?って言われると、それは自分たちが"探究者"だから、やらざるをえないんだと。その結果、ちょっとおかしくなっちゃった時期もあると思うし、MY BLOODY VALENTINEのKevin Shieldsもね、何年アルバム出さなかったんだ?って時期もありますしね。僕もそっちの方向に行くのかな?と思ったけど行かなかったからよかったですよ。
-イメージが明確に見えすぎてるから起こることなんですか?
いや、もっと自分が目指してる音や音楽、音像を明確に完璧に提示したいっていう。その時間って、もうご飯も食べなくなるぐらい没頭してますから、そういう意味で"行きかけた"ってことじゃないかなと思うんですけどね。で、自分はまだ戻ってこれる余力があったから。まだまだ探求することはいっぱいあるし、できることはあるんだなと思いますね。
-このアルバムって、Track.1「android and i」が鳴り始めたときに、"帰ってきたな"という安堵感があるんですよ。
僕も作り終えたときにホッとしたんですよね。僕、リスナーはそのアーティストの鏡だと思ってるんで。そういう意味で言ったら、僕がホッとしたってことはつまり、ART-SCHOOLが好きなリスナーもホッとしてくれているんじゃないのかな?とは思うんです。
-作り終えたときに"やった、かっこいい!"っていう感覚も素敵だけど、安堵するっていうのもすごくいい感覚だなと思ったんですよ。
ああ、そうですね。なんかちょうどいいところに行けたというか。実際、自分の中でもプレッシャーはありましたから。果たして、集大成だった前作を超えられるのか? そもそも集大成を超えるってなんだ?って思って。でもそこは自分で切り開いていくしかないですよね。で、それをメンバーに理解してもらうっていう。
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