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INTERVIEW

Japanese

君ノトナリ

2016年01月号掲載

君ノトナリ

Member:鈴木 穂高(Vo/Gt) 中久喜 翼(Gt) 末永 優磨(Ba) 笛木 翔(Dr)

Interviewer:増田 思織

2011年、まだ中学3年生だったメンバー4人が前身バンドAssembly Hallを結成。2015年春にバンド名を"君ノトナリ"へと改名し、"LONG ISLAND RECORDS"の第1弾アーティストとして1stミニ・アルバム『未完星ドラマチック』をリリースする。抜群のメロディ・センスとエレクトロな要素も取り入れたギター・ロック・サウンド、丁寧に紡がれた日本語詞で表現される楽曲のテーマは"君の隣"。他人の痛みや悲しみに目を背けず"寄り添う"ことを選んだ彼らの決意表明ともいえる今作について、メンバー全員にメールで話を訊いた。

-Skream!初登場ということで、まずはバンドについて、いくつか質問していきたいと思います。みなさん同級生ということですが、どういった経緯でこの4人でバンドを始めることになったのでしょうか?

中久喜:そもそものきっかけは中学3年生のころ、高校説明会に行った帰りに最寄駅のマックで穂高(※鈴木)に"バンドやろうぜ"って声をかけたことなんです。

鈴木:もともと同じ音楽を聴いていて、"BUMP OF CHICKENの新曲がすげえいい"みたいな話を日常的にしてたんで、その場で結成しましたね。ふたりですけど(笑)。

末永:中久喜と穂高は幼稚園のころからの幼馴染だし、僕と穂高は同じマンションに住んでいたりしてもともと仲が良かったので、ふたりから"バンドをやろう"って言われていつも遊ぶときみたいなノリで返事しましたね。

笛木:で、3人と同じ中学で同じサッカー部に入っていた僕に声がかかって......って感じです。

鈴木:なのでメンバーは速攻決まりましたね。誰ひとりとして楽器なんて持っていなかったんですけども(笑)。

-今年の4月にバンド名を"君ノトナリ"に変更されましたが、それはなぜでしょうか?

中久喜:最初のころは"Assembly Hall"って名前で活動していたんです。

鈴木:その名前が、"マンションの集会室で遊んでいたから"って理由でなんとなく決めちゃったんですけど、今後の展望を考えて、日本語詞にこだわっていたのでどうせなら日本語にしましょうって感じです。

笛木:結果として、穂高の書く曲に共通する"寄り添う"といったイメージからこの名前になりました。

-君ノトナリのサウンドのベースはギター・ロックですが、声にエフェクトがかかっているなど、エレクトロな要素もありますね。みなさんが影響を受けたアーティストを教えてください。

中久喜:1番はやはりBUMP OF CHICKENですね。

一同:間違いない(笑)。

鈴木:声にエフェクトをかけるようになったのはわりと最近のことで、"声も楽器のひとつだ"と認識したときに曲が求めているアレンジとして自然と出てきた手段です。

-では、ここからはアルバム『未完星ドラマチック』についてお訊きしたいと思います。今作を完成させた今の心境を教えてください。

笛木:まずは完成してホッとしています。

末永:1番に思うことはすごくいいものができたということ。素直に嬉しい。

鈴木:レコーディングが始まる前からのワクワクがどんどん高まっていってる実感があります。

-アルバム・タイトルが"未完成"ではなく"未完星"なのは、どういった意図があるのでしょうか?

鈴木:"未完の星"です。完成されていない、それでも輝ける、みたいな。

末永:僕らはまだまだ成長していくよってことです!

-神奈川県厚木のライヴハウス"Thunder Snake"の店長を務める長島啓介さんのレーベル"LONG ISLAND RECORDS"の第1弾としてリリースされるわけですが、どのような経緯でこのレーベルからリリースすることになったのでしょうか?

鈴木:僕らが以前リリースした音源のマスタリング前の状態のものを聴いて"可能性を感じる。"と。

中久喜:話自体は今年の1月ごろに聞きました。

末永:前々からお世話になっていたし、周りからの後押しもあり、承諾しました。

-楽曲の作詞/作曲は主にどなたが行っているのでしょうか?

中久喜:全曲、穂高が作っています。

鈴木:はい。僕が全パート作って大体のイメージを盛り込んだデモを聴かせてスタジオで合わせてみるっていうのが主ですね。

末永:たまにアコギと穂高の声1本だけのデモがLINEで送られてきたりもします。

笛木:基本作ってきてくれたものを各自聴き込んで次回のスタジオでアレンジしたりとかですね。