セックスマシーン

INTERVIEW

Japanese

セックスマシーン

2015年07月号掲載

セックスマシーン

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Member：森田剛史 (Vo/Key)　近藤潔 (Gt/Key/Cho)　日野亮 (Ba/Key/Cho)　ケンオガタ (Dr/Key/Cho)

Interviewer：山口智男

－（笑）実際、ワンマンでやったんですか？

森田：やりました。キーをG#にして、鍵盤が弾きにくいような曲に、頑張ってしたんですよ（笑）。そしたら、あいつ弾けてるふりしてましたね。だから、1回演奏を止めて、"いやいやいや、知らんやろ"って（笑）。結果、今回録ってみて、鍵盤が入れにくかった。

オガタ：己の罠にはまってしまいました（笑）。

－レコーディングはライヴやりながらだったそうですね？

日野：今のツアー中ですよね。空き日を作って、ツアーで訪れる土地土地のスタジオを調べて。

森田：ホテルの部屋でカチカチ編集して（笑）。

－レコーディングを振り返ってどうでしたか？

森田：ドラムはスムーズやったね。

オガタ：今回は、長いこと聴いてもらうんだったらドラムはシンプルにせんとという気持ちがありました。以前は手数の多いドラムが好きだったんですけど、どんなときでも、例えばしんどいときでも聴けるものにするならシンプルなビートのほうがいいと思って、わりとシンプルにまとめたので、ドラムはスムーズに行きましたね。その曲に対して、選ぶ楽器、機材のチョイスやチューニングも早くなったというのもあると思います。この曲やったら、このシンバル、この太鼓ってっていう。経験を積む中で知識が増えてきた分、その作業もスムーズになりました。2日で8曲録りました。4曲3時間ずつ。だから計6時間でした。

森田：ベースもわりとさっと。ただ、"新しいベース欲しい"って、レコーディングしたあとに言ってたよね？

日野：うん？

森田：何かあれやったの？今のベースやったらあかん、もっとというのがあったの？

日野：いや、新しいのが欲しかっただけ。

森田：なんだ。関係あるんだと思ってた。それで曲が良くなるんやったら、俺ちょっと出そうかってちょっと思っとった（笑）。

日野：今、PJタイプっていうプレベとジャズベを合わせたタイプのベースを使ってるんですけど、パンクっぽい音になりがちなので、バラードを録るのにジャズベっぽい音が欲しかったんです。結局、PJで録ったあと、家にあるジャズベでもう1回録り直したんですけどね。

森田：なんだ持っとったねや。

日野：持ってるんだけどね。新しいの欲しいから。

森田：お母さんに怒られるで。"また同じの買って"って（笑）。

－近藤さん、今回、ギターのレコーディングはどうでした？

近藤：家に1本しかないんですよね。あとはライヴで使ってるギターで。森田：いや、ギターの本数ではなくて。ソロを録るのに粘ってましたね？近藤：うん。森田：朝、録って、夜、"くそや"って消して、また録ってってしてたよね。

－そういえば、今回、ギターが大活躍していますね。

近藤：いや、それよりも「男が女をチョー愛する時」（Track.9）のキーボード・ソロを聴いて欲しい。

森田：グリスアップしたところ行きすぎてるもんね。

近藤：かっこいいでしょ？

森田：人間性が見えてくるわ。しかも、いかにもギタリストっぽいフレーズだし（笑）。

日野：今回、ギター・ソロが多いから、"さすがにもう出てきいへんわ"って（笑）。