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INTERVIEW

Japanese

ARTIFACT OF INSTANT

2014年10月号掲載

ARTIFACT OF INSTANT

ARTIFACT OF INSTANT

Official Site

メンバー:飯干 達郎(Vo/Gt) 井上 峻(Gt) 早衣子(Ba/Vo) キモト リョウスケ(Dr)

インタビュアー:天野 史彬

音楽とは不思議なもので、たとえそこに込められた想いが不安や怒りのようにネガティヴなものであっても、音として届いたとき、それは誰かの心を癒すものになりえる。今年、FUJI ROCKのROOKIE A GO-GOに出演した宮崎出身の4ピース、ARTIFACT OF INSTANTのデビュー作『モラトリアム』もまた、そんな音楽ゆえの効能を持った作品だ。別れと喪失感を出発点に幾つもの哀しみの景色を経過しながら、それでも再生と旅立ちを求める人の心を描いた物語。あまりにパーソナルだが、それゆえの親密さと切実さで、本作は聴き手の人生に光を照らす。バンドについて、作品について、メール・インタビューで訊き込んだ。

-1stミニ・アルバム『モラトリアム』、聴かせていただきました。まるで、ずっと出せなかった手紙に綴った気持ちを音に乗せて届けていくような、そんな切実な想いと叫びを伝える作品だと思いました。今作がバンドにとってのデビュー作となりますが、みなさんの手応えはいかがですか?

井上:このバンドを始めて2年が経ちますが、満を持して、初の全国リリースです。かなり思い入れのある作品になりました。

飯干:10月8日リリースということで、これからの季節にリンクした1枚になっているんじゃないでしょうか。

-今年のFUJI ROCKのROOKIE A GO-GOに出演されていましたが、出演されてみていかがでしたか? 感想を教えてください。また、今年のFUJI ROCKで観た他のアクトで良かった人たちはいましたか?

キモト:個人としての感想は、初めての野外ライヴだったので、緊張や高揚でよくわかりませんでした(笑)。楽しかったことだけはわずかながら覚えてます。

井上:THE STRYPESを観た時は、衝撃でしたね。平均年齢17歳と聞いて、何ともいえない感覚に陥りました(笑)。

-ARTIFACT OF INSTANT(以下、AOI)は2012年に結成されたのですよね? 現在平均年齢21歳ということは、当時10代のメンバーもいらっしゃったと思うのですが、このバンドのメンバーはどのようにして出会い、どのように結びついたのか、結成の経緯を教えてください。

飯干:飯干と井上が以前組んでいたバンドが解散する。→同時期にキモトが以前組んでいたバンドが解散する。→キモトを誘う。→当時、ドラマーをしていた早衣子をベースに誘う。→AOI結成。こんな感じです!

-バンドを結成したとき、どんなバンドにしたいとか、青写真のようなものはありましたか?

井上:楽しいことをしたいと思い、AOIを結成しました。

-ARTIFACT OF INSTANTというバンド名から、あるいは「極楽鳥」という曲タイトルから、私はカードゲームの"マジック:ザ・ギャザリング"を連想したのですが、関係はありますか? バンド名の由来を教えてください。

飯干:ご想像にお任せします(笑)。

-みなさんは現在、宮崎を拠点に活動されていますが、みなさんの周りには、特定の世代や通じる世界観を持ったアーティストが集っているシーンのようなものはありますか?

早衣子:限られたシーンや特定の世界観をもった人ばかりではなく、音楽に対して様々な考えかたを持った人たちが集まっているのが、今の宮崎のシーンだと思います。同世代の仲間もいて、刺激があります。

-AOIのプロフィールには"井上峻(Gt),キモトリョウスケ(Dr),早衣子(Ba),飯干達郎(Vo.Gt)の4人が表すロックバンド"とありますが、ここで"表す"という表現を使っているのは何故なのでしょうか?

飯干:ジャンルにとらわれず、4人だからこそ出来るものがあるのでは、と思い、そのような表現を使っています。

-音楽的なルーツについて伺いたいのですが、今回の『モラトリアム』を聴いて、音楽的にはハードコアを根に持つポストロックやエモの系譜、あるいは、日本でいうところのLOST IN TIMEのような、"人生"がそのまま"歌心"に直結していくようなエモーショナルなロック・バンドに通じるものを感じました。AOIがバンドとして影響を受けているアーティストや、メンバーそれぞれが影響を受けているアーティストなどがいたら、理由も含めて教えてください。

飯干:中学のころ、好きな女の子がASIAN KUNG-FU GENERATIONが好きで、共通の話題がほしくてアルバムを買って聴いてたら、知らぬ間にドハマリしてました。

井上:WEEZERです。ギターを始めたのが高校1年生のときで、初めてコピーしたのがWEEZERの曲でした。思い出が詰まってます!

早衣子:初めて、バンドっていいな、と意識し始めたきっかけがUVERworldでした。

キモト:飯干と同じくアジカンです。深く聴き始めたのは最近ですが、ドラムのフィル作りなど、勉強させてもらっています。THE 影響という感じです。