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INTERVIEW

Japanese

winnie

2014年08月号掲載

winnie

Member:okuji (Gt/Vo) iori (Vo/Gt) 

Interviewer:ヤコウリュウジ

-ハハハハ(笑)。曲作りに対して、頭のチャンネルが別なんでしょうかね。

okuji:なんですかね。ただ、自分でもかなりビックリして、もしかしたら、winnieの曲ができないって言ってるのも精神的なことがデカいんじゃないかと。できないって思い込んでるのが悪い方向へ持っていってるみたいな。で、この話で面白いのが、今作に収録した「over the world」はそのときに作った曲なんですよね。ioriが"ダメ、この曲はwinnieがやる曲だ"って言って、アレンジを変えて、ロングにして収録しました。

iori:聴いた瞬間、絶対に渡したくないって思ったんですよね。

-楽曲提供のキッカケで生まれた「over the world」や早い段階からライヴで披露してる「crash and burn」以外は昨年の夏以降にできた曲なんでしょうか?

okuji:そういうのが多いですけど、「lightning strikes」は「crash and burn」と同時期ぐらいにできた曲で、1年半ぐらい前だった気がするし。あと、古さでいったら「always knocking on your door」がいちばん最初だったりもして。実は、2003年ぐらいからある曲なんですよ。

iori:この曲はwinnieが底辺をさまよってたときからずっとあります(笑)。

okuji:それこそ、2ndミニ・アルバム『The Darkest Eternal Lights』を制作したときもリズムだけ録ったりもしてるぐらい。ただ、曲の尺も長いし、いつもどうしようかなって悩んでて。

-切り捨てられることもなく、ずっと生き残ってる曲なんですね。

okuji:オレはそういうのはないんですよ。いい曲はいつでもいい曲だと思ってるし。ホントはというか、1stミニ・アルバム『first class speed of light』はフル・アルバム予定で作ってたりもしたから、そのリリース10周年のときに完全盤みたいな形で昔からあるけど発表してない曲や「always knocking on your door」を入れてリリースするみたいな構想もあったりしたし。ただ、タイミング的に違うかなと思うこともあり、実現はしなかったんですけど。

-作品の締め括りとして、いろんな想像をかき立てる異質な雰囲気もあるし、ドキドキする曲ですよ。

iori:ハマる人はめっちゃハマるんじゃないかな~。

okuji:いいダルさもありますしね。長い曲ではあるけど、途中で止めることなく聴いてほしいなと。

-作品全体についてお伺いしますが、ここ2年ぐらいのライヴの雰囲気、お客さんへ共感を求めてる姿勢が凄く出てると感じたんです。見せつけるのではなく"一緒に楽しもうよ"と手を差し伸べるようなニュアンスというか。MCでドラムのjinさんがお客さんと一緒に"ウェイ!"って叫ぶお約束が定着してる感じもありますし(笑)。

okuji:ハハハハ(笑)。ライヴに関してだと、ずっとそういうことは考えてて。それがいろんな地域で何回もやってきた結果、まだまだだとは思ってますけど、形になってきてるのかな。もちろん、これが正解だという答えは見つけられてないから、試行錯誤の段階ではありますけどね。

-で、そういうお客さんと混じりあうポイントが曲の中にも随所にあるなと。

okuji:これまでの作品でもそういうことはなんとなく考えながらやってたかもしれないですけど......やっぱり、凄く考えてるのかな、オレ。あんまり意識しないようにしてるけど、シンプルに口ずさめるようなコーラスを入れちゃうのもそうだし。ライヴの現場でお客さんが一緒に歌ってくれたら単純に嬉しいじゃないですか。それに、ライヴでやってることが自然に出るべきでしょうしね。

-そういったコーラスもそうですし、パッと聴いただけでも引っかかる単語やフレーズがリピートするところが結構あったりして、曲自体がキャッチーに仕上がってるなと。

okuji:リピートについては、周りからもよく言われるんですよ。まあ、今回の「dreaming dreaming」や2ndフル・アルバムに収録した「memories memories」なんかは意識してやりましたけど、その他に関しては自然とそうなっただけだったりもして。