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INTERVIEW

Japanese

後藤まりこ

2013年12月号掲載

後藤まりこ

Interviewer:石角 友香

-逆に中三ぐらいのときのほうが自分の理想や情熱も強い気はしますけど。

そうね。中三ぐらいの歳のころの男子女子?なんやろな、あのエネルギー量っていうか。

-タイトルにある4がつ6日という日は日付的には始業式の日みたいな感じがするし。

そっかー。ボク、"4がつ6日、さなぎは飛ぶ"ってとこまでは家で歌ってて、あとも全部つるっとできたんですよ。そやからあんまり深く考えてなくて。

-そうなんですね。そして2曲目はアルバム・タイトル・チューン。後藤さんにとって繭ってなんなんでしょう?

そんなに明るいイメージではないかも。で、タイトルの表記を"m@u"にしたんは、そこに意味をもたしたくないから、そういう表記にしました。

-漢字の繭がパッと出てきたんですか?

そう。"繭にくるまる 私はあなたです"っていうところのメロディと歌詞は一緒に出てきて、あとサビっていうんかな、"気持ちわかちあう時には「歌」を歌う気持ちに嘘はなく"っていうのもメロディと言葉が一緒に出てきて、天に召される感じ?

-言葉も明確だけど、それ以上に自分を使って音楽にしてる印象がこの曲は強くなったなぁと思います。

そうか〜。でも、そうならよかった。すごい難しいことやん?なんかわからんけど、恥ずかしいけど、音楽で"みんなひとつになろう"とか、実際なれたらいいことやし、でも難しいことやし。だからそう言うてもらえるのはうれしい。ま、たぶんそういう気持ちはどっかにあるかもしれん。

-"ひとつになる"って言ってもポジティヴなことだけじゃないですもんね。前を向いてるか後ろを向いてるかはわからないし。

そやね。そう。ひとつになるってポップやけど、ボクにとっては全然ポップやないと思ってて。

-怖いことでもある?

そやね。どっちかが消える、もしくはどっちも消えるってことやし。でも怖いけど興味もある。

-そしてKovacsさん作曲の「す☆ぴか」。Kovacsさんはどういう人なんですか?

Petit Mitというユニットをやってる。でもKovacsは普通に友だちで。ライヴを見たら"Kovacsこんなんすんの?"みたいな音楽で、その日からこの曲が忘れられんくなって。で、やらしてもらった。
注)モンド・ストレンジ・ユニット「Petit Mit(プチミット)」にて2枚のアルバムを発表。リミックスや楽曲提供などを行う傍ら、2010年1stソロアルバム「Von A-Z」を配信限定リリース。ソロライブやDJで都内を中心に活動。2012年に木村カエラ「マミレル」アレンジ&プログラミングで参加。2013年にはDJとしてvogue fashion's night out 2013 に出演。