Skream! | 邦楽ロック・洋楽ロック ポータルサイト

MENU

INTERVIEW

Overseas

THE TING TINGS

2012年03月号掲載

THE TING TINGS

メンバー:Katie White(Vo, Gt, Ba&Dr) Jules De Martino(Dr&Vo)

2008年にリリースしたシングル『Great DJ』で一気にブレイクし、同年リリースされたファースト・アルバム『We Started Nothing』もヒットしたUK出身の男女ユニットTHE TING TINGS。昨年のSUMMER SONICでもMARINE STAGEを沸かした彼らが、とうとう待望のセカンド・アルバム『Sounds From Nowheresville』をリリースする。ジャンルという括りでは抑えきれない音への情熱を2人が語ってくれた。

-新作の完成おめでとうございます。前作から4年経っての2作目となるわけですが、まずはこれまでの4年間の生活はどんなものでしたか?どんな変化がありましたか?

Katie White (以下K):最初の2年間はツアーに出てたじゃない? デビュー作が世界中のいろんな国でヒットしたおかげで、2年間掛けてツアーをしたわ。とても幸せだったけど、同時にやっぱりグッタリしちゃった(笑)。ツアーが終わってからベルリンへ引っ越したの。そしてセカンド・アルバムの制作に入ったわ。9曲ぐらい完成させたんだけど、なんだか気に入らなくて、そのアルバムは“削除”することにしたのよ。そして、私達が好きで書きたい曲だけを書いて今作が完成したの。

-ベルリンへは2人で引っ越したの?

K:ええ。このアルバムを作るためだけにね。

-今作制作のためだけに、というと。またマンチェスターに戻る予定はない?

Jules De Martino(以下J):ツアー中に何度かベルリンでショウをして、あるジャズ・クラブを見つけたんだ。ベルリン自体、マンチェスターに似ていて心地よかった上に、そこで見つけた古いジャズ・クラブがすごく気に入ってね。もうジャズ・クラブとしては廃業していたから、借入れて、スタジオにしたんだ。NYから友人でもあるエンジニアを呼んで、3人でベルリンへ移った。6ヶ月、音楽を作るためだけに、そのジャズ・クラブだったスタジオに篭ってね。街もスタジオにしたロケーションも凄く気に入って、そこで感じるエネルギーはとても大切だと思ったのさ。僕たちはマンチェスターに(世界ツアーから)戻って、ファースト・アルバムを作った頃と同じ環境で同じことをしたくなった。当時行ったパブ、一緒に過ごした友達……もしマンチェスターに戻ったとしたら、ファースト・アルバムを発表する前の状況と同じになって、それにはウンザリしてたから、新しいチャレンジ、新しい経験をしたいと思ったことが最大の理由だよ。

K:ベルリンにずっとはいないと思うし、だからってマンチェスターに戻るかわからないわ。だって、またこれから2年間はツアーで世界中回るだろうし。

-では、引っ越してまで完成させた新作について教えて下さい。まず、どんなアルバムに仕上がったと思いますか?

K:ファーストとは全く違うものになったわ。やっぱりこの4年間、世界中で沢山の音楽を聴いて(影響を受けて)きたから。アルバム制作の為にベルリンへ移った時、これまでの数年間の私たち自身が楽しんで聴いてきた音楽を反映するような作品にしようと思ってたの。プレイ・リストのように、私たちが異なる音楽をたくさん聴いて受けた影響がわかるような作品。BEASTIE BOYSに影響を受けたような曲があったり、TLCに影響を受けたようなバラードがあったり……とにかく自分たちが影響を受けた幅広い、異なったサウンドの全てを聴いてもらいたかったのよ。私とJulesが本当に個人的に買って聴いているものばかりだから、サウンドはバラバラに感じるかもしれないけど、統一感は必ず出ると思ってた。プレイ・リストのようなアルバムにするというアイディアは、制作する上でとても役立ったわ。クリエイティヴになれたの。

-今も少し話してくれましたが、本作の音楽的、ヴィジュアル的なコンセプトを簡潔に言うとしたら、どんな言葉が当てはまりますか?

K:モダンなアルバムね。そして私たちや世界中の人たちの音楽の聴き方というものを反映したプレイ・リストというスタイル。そして、間違いなく、ポップ・レコードだ、ということね。