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INTERVIEW

Japanese

ザ・ビートモーターズ

2011年03月号掲載

ザ・ビートモーターズ

Member:秋葉正志(Vo&Gt)

Interviewer:伊藤 洋輔


-うんうん。じゃあ、ざっくりでもいいんで音楽遍歴を聞かせてください。

そうですね、そのサントラ辺りからいろいろ聴き初めまして、友達からラルクなんか借りて聴いてたの憶えています。その後……あれ中学生だったかなぁ……友達からライヴに誘われたんですよ。東京ドームでやったLUNA SEAなんです。それが初ライヴでもあるんですけど、そっち系をいろいろ聴きつつ、母親が音楽をやっていたような人だったので、家に昔のフォーク系のレコードとかBEATLESのボックス・セットとか置いてあって、それもいろいろ勧められて聴いてましたね。で、なんと嬉しいことに家の前にレンタル・CDショップがあったんで、家にあった音楽で気に入ったものがあればそのアーティストのもの借りてきたりしましたね。

-掘り下げていったと。

はい。それで中学まではサッカーにも熱中してたんですけど、受験で体力も落ちゃったし、高校に行ってからはギター買って音楽をやろうと決心してたんです。

-ギターを始めたきっかけとしてはこのアーティストに憧れてとかじゃなくて、サッカーを辞めてから自然な形でギターを手にした感じ?

いや、さっきのLUNA SEAのライヴに受けた衝撃も大きかったですよ。音のデカさに圧倒されてしまって。その中でも、ヴォーカルやドラムよりギターに惹かれたんですよ。ギター・ソロに惹かれた、と言ったほうがいいかな……だから僕のギター・プレイの原点はSUGIZOなんです(笑)。それで、最初は簡単なTHE BEATLESの「Get Back」とか「Let It Be」なんて何度も練習してまして。そんな時クラスにやたら音楽に詳しい奴がいて、入学式の挨拶で「僕ギターやってます」とか言うと同じような奴が近寄ってくるじゃないですか(笑)、そんな感じで意気投合していろいろ話してたら、そいつがRobert Johnson貸してくれて。

-うわ!渋いですね~。

なんかそいつのお兄さん経由でいろいろ流れてくるんですよ(笑)。それで高校のクラス・メイトでバンド組んだ時は、THEMとかROLLING STONESとかコピーしていましたね。ブリテッシュ・ビートとかモッズが大好きになって、そのうち音楽の枠を越えて文化的に憧れを持つようになったりして、私服の高校だったんですけど、通学スタイルはジャケットに細いネクタイでキメたり、スキニー穿いたりとかやってましたね(笑)。

-ハハハ、いいですね~。

それと邦楽としてはですね、同時期くらいにURCとかのフォークが再発していたんですよ。そういった昔のフォーク・ソングを聴きつつ、そのフォロワーのようなサニーデイ・サービスとかくるりとかも聴くようになっていきましたね。

-ホント幅広いですね。

まぁ、若い時だからこれはどうだあれはどうだって競い合うように聴き合うじゃないですか、そんな感じでもありましたよ。それと2000年前後だったかな?あの頃同時代の作品よりギター・ソロが掻き鳴らされているような古いロックに憧れたんです。

-古いロックの魅力とは?

なんでしょうね……パッとやってパッと鳴る分かり易さなのかもしれません。見た目も含めた、ギターをこうしてるからこうっていうアレンジのおもしろさがあって、そんなところですかね。

-最も影響された、または思い出深い1枚とは?

最初のRobert Johnsonは思い出深いですね。やっぱりその友達からの影響って大きいと思います。あとそいつと一緒に学校の溝さらいしてる時に、こんなのあるよってTHE ROLLING STONESの『Let It Bleed』を勧められたんです。それで早速買いに行ったらお店になくて、でもせっかくだから何か買っていこうと思って『Some Grils』買っちゃったんです(笑)。まぁ、それでも良かったと思ってるんですけど……うん、この辺りは思い出深いですね。