Japanese
ザ・ビートモーターズ
Skream! マガジン 2011年06月号掲載
2011.05.21 @渋谷WWW
Writer 沖 さやこ
ザ・ビートモーターズが約2ヶ月に渡り全国15箇所を回った「自由マン大接近ツアー」ファイナル公演。SEをぶった切る様に高らかに響いたのは、「メリーゴーランド」のイントロ・ギター。ひとつひとつの音がはっきりと鳴り響く低音は、ずっしり重たいが非常にキャッチーだ。力強い秋葉正志(Vo&Gt)の歌が心臓を打つ。いつも個性的なジャケットに身を包むジョニー柳川(Ba)だが、この日は白地にカラフルな花柄という、今までにも増してなんとも奇抜なデザイン。スーツでキメた木村哲朗(Gt)は場内を笑顔で見渡す。鹿野隆広(Dr)のプレイは淡々としつつも竜巻さながらの男気が溢れる。
「ボーイフレンド」「かちこち先生」と、ずっしりとしたビートを轟かせながらも常に漂う軽やかさ。シンプルでありつつも、骨の髄まで強靭な音。名は体を表す、まさしく“ザ・ビートモーターズ”だ。ミディアム・テンポの「スマイルをおくれよ」は、ストレートな詞が口を塞ぐように飛び込んでくる。夕焼け空に伸びる飛行機雲を見上げるような哀愁を感じさせる「車なのさ」の高揚感は、天井の高いWWWによく似合う。
「恋をしている」「あのこにキッス」などの浮遊感に溢れたロマンチックで夢見心地の情景を見せたり、「ちくちくちく」「ロック・フェスティバルの日」などパワフルなヴォーカルとサウンドで心臓を揺さぶったり、目まぐるしいステージング。「素晴らしいね」では秋葉が銅鑼を叩き、上手下手のそれぞれのスピーカーに乗って音に取り憑かれたように踊りまくる。そんな彼のパフォーマンスに3人も負けてはいない。どんどん硬度とスケールを増すサウンド。だが4人からスタミナ切れを微塵も感じさせない。寧ろ余裕に満ちている。秋葉がMCで「今日は調子がいい」と言っていたが、調子がいいという次元ではないポテンシャルだ。「ドライブ天国」や「恋がしたい」では客席からコール&レスポンスとハンズ・クラップが巻き起こる。ステージからも客席からも笑顔が絶えることはなかった。
切ない曲でもアゲアゲの曲でも、彼らは歌も演奏も半端じゃない熱量を発する。だがそれにも関わらず聴いている側は、そよ風の中で子守唄を聴いているような、もしくは信頼している人が運転する車の助手席に座っているような、そんな穏やかさや安心感に包まれる。それは彼らが人と真正面から向き合って音を鳴らしているからではないだろうか。彼らの力いっぱいの優しさが凝縮された約2時間のステージ。彼らのハートに触発されて込み上げた熱い思いは、暫く冷めることはなかった。
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