Overseas
Jack White
2024年10月号掲載
Writer : 山本 真由
自身の音楽を探求し続けてきたJack Whiteのソロ活動史上、最もTHE WHITE STRIPESに近い原点回帰のロック
2000年以降のロック・シーンを語る上で最も重要なアーティストの1人、Jack White。個性溢れる演奏でリスナーを惹きつけるヴォーカリスト、ギタリストとしての活躍はもちろん、その類い稀なるソングライティングの才能で、ロック史に名を残す数々の名曲を発表してきた。
ロック・デュオ THE WHITE STRIPESとして2000年代のポストパンク・リヴァイヴァル・ムーヴメントを牽引し、THE RACONTEURSやTHE DEAD WEATHERといったバンドでも成功を収め、ソロとしてもこれまでに5枚のアルバムをリリースする等、精力的に活動している。バンドで成功しても解散すると、ソロではハネないアーティストが多いという残酷なこの世の中で、複数のバンドで成功し、ソロでも多くの熱狂的なファンに支えられているというこの事実がいかにすごいことか。それだけでもJack Whiteが特別であることの証明になるだろう。
そんなJack Whiteが2022年にリリースした前作『Entering Heaven Alive』以来約2年ぶり、6枚目のアルバムとなる今作『No Name』。今年2024年7月、Third Man Records(※Jack Whiteが経営するレコード会社)の実店舗で買い物をした人に、"No Name"と書かれた謎のアナログ盤が無料配布された。その時点で、そのレコードに関する情報は一切発表されていなかったが、配られたレコードを聴いた何人かが"これってもしかしてJack Whiteの新作なのでは!?"とSNSにシェアしたことで話題に。その後、8月2日に正式にJack Whiteのニュー・アルバムとしてデジタル版がリリースされているが、今回待望の日本盤CDがリリースされることなった。
Jack White - That's How I'm Feeling (Official Video)
"No Name"="無題"という無骨なタイトルに加え、彼のソロ活動のシンボル・カラーである青一色というシンプルな、それでいて何もないことに逆にパワーを感じるジャケット・アートワーク。このタイトルとジャケットからも分かるように、今作は飾ることを嫌い、アナログなサウンドにこだわり続けるJack Whiteの音楽スタイルを象徴するようなアルバムなのだ。ブルージーなギター・リフにシンプルなドラム、パワフルなアジテーションを交えつつ、叫ぶように語るように言葉を紡ぐヴォーカル・スタイル。これまでジャズ、フォーク、ラップなど様々なアプローチで自身の音楽を探求する旅を続けてきた彼のソロ活動において、最もTHE WHITE STRIPESに近い原点回帰のロックとなった今作には、"これを待ってた!"と興奮するファンも多いはず。近年、また復活の兆しを見せる世界のロック・シーンに、さらなる燃料を投下する一枚になることは確実だ。
Jack White
6th ALBUM
『No Name』
SICP-31743/¥2,970(税込)
[Sony Music Japan International]
2024.10.23 ON SALE
1. Old Scratch Blues
2. Bless Yourself
3. That's How I'm Feeling
4. It's Rough on Rats (If You're Asking)
5. Archbishop Harold Holmes
6. Bombing Out
7. What's the Rumpus?
8. Tonight (Was a Long Time Ago)
9. Underground
10. Number One With a Bullet
11. Morning at Midnight
12. Missionary
13. Terminal Archenemy Endling
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