Skream! | 邦楽ロック・洋楽ロック ポータルサイト

MENU

DISC REVIEW

Overseas

Gloss Drop

BATTLES

『Gloss Drop』

Release Date : 2011-04-27
Label : WARP RECORDS / BEAT RECORDS

Tyondai脱退後、3人編成となった彼らの新作は、不穏に拡がるサウンドスケープが波のように押し寄せ、ボルテージがどんどん上がっていく「Africatsle」から始まり、シングルカットされた「Iscream」を始め、ヒップホップ/ファンク要素も散りばめられている。南国的なパーカッションや、土着的な民族音楽のエッセンスも取り入れられ、非常にバラエティに富んだ内容だ。自由な音階で3連符の嵐を刻む「White Electic」を聴けばわかる通り、メンバー個々の、プレイヤーとしてのセンスと技術の高さに、改めて感服してしまう。BATTLESの中核となるハードコアなアイデンティティはそのままに、心躍らずにはいられないアッパーでポップなサウンドを新機軸として提示し、更にパワーアップした姿を我々に示してくれた。(杉浦 薫)


Related DISC REVIEW

La Di Da Di

実験性の追求とハードコア・パンクの精神というバンドの核となる部分はそのままに、音楽性を深化させてきたBATTLES。彼らによる4年ぶり3作目となるアルバム『La Di Da Di』は前作『Gloss Drop』の延長線上にあることは間違いない。しかし完全なインスト作となり、過剰性から解放され精神的な軽やかさを手に入れたことから、より個々のビートやメロディは強固に。基本的な構造はテクノ的なミニマルな反復。そこに幾何学的なリフが折り重なり、屈強なビートが生むダイナミズムが作用しカタルシスを喚起する。また今作においては、覚醒を予感させるTrack.1から端を発する、地殻変動するようにうごめく巨大なエネルギーも作品を規定する大きな要素だ。Tyondai Braxton脱退以降、残されたメンバーのみで作られた初の作品が、ある種のシンプルさを志向していることも興味深い。(山元 翔一)


Gloss Drop

Tyondai脱退後、3人編成となった彼らの新作は、不穏に拡がるサウンドスケープが波のように押し寄せ、ボルテージがどんどん上がっていく「Africatsle」から始まり、シングルカットされた「Iscream」を始め、ヒップホップ/ファンク要素も散りばめられている。南国的なパーカッションや、土着的な民族音楽のエッセンスも取り入れられ、非常にバラエティに富んだ内容だ。自由な音階で3連符の嵐を刻む「White Electic」を聴けばわかる通り、メンバー個々の、プレイヤーとしてのセンスと技術の高さに、改めて感服してしまう。BATTLESの中核となるハードコアなアイデンティティはそのままに、心躍らずにはいられないアッパーでポップなサウンドを新機軸として提示し、更にパワーアップした姿を我々に示してくれた。(杉浦 薫)



Related VIDEO MESSAGE

Related LIVE REPORT

BATTLES

BATTLES

2015.11.25 @EX THEATER ROPPNGI