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石角 友香

ライヴ現場はコロナ禍における制限が解除されたことで、再び活況を見せ始めた2023年。一方であまりにも苛烈な世界の情勢に下手すると無力感が常態化するなか、前を向く原動力の多くはやはり音楽やアートでした。中でも安易なリファレンスから距離を置き、自分訛りのビートを再発見したcero、日本語で歌うことを軸に、これまでの作法を放棄して臨んだNOT WONK 加藤修平(Vo/Gt)のソロであるSADFRANKの諸作、単なる原点回帰でなくキャリアを重ねた今の瞬発力を試行したくるりなど、挑戦者の作品には特に励まされました。また、久々の世界のキング・オブ・ポップ JUNG KOOKのソロ作のヒットはBTSという巨大なファンダムのパワーを超えたエポックだったし、R&BにカテゴライズできなくなってきたSIRUPの楽曲、そして発信も心強かったです。


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