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INTERVIEW

Japanese

 

ゴホウビ

Member:405(Ba) スージー(Vo/Key) cody(Vo/Gt) むんちゃ(Dr/Cho) yuya(Gt/Cho)

Interviewer:藤坂 綾

友達のような大切な関係が私にとってのゴホウビだし、全てが私にとってはご褒美そのもの


-5曲目は「彼女の彼氏」。

スージー:これはツルっとできた曲で、ほぼ一瞬でできました。歌詞はあまり説明的にならないように書いたので、想像したり、行間を読んでもらえたりしたら嬉しいなと。この曲もちょうどロックをやりたいねって時代のゴホウビなので、攻め攻めなんですよね。もうギュンギュンいってて、そこも聴きどころだし、これも「ピンクペッパー~」と近い部分があって、ライヴでものすごくアガる曲だと思います。もちろん音源でもかっこいいんですけど、ライヴだったらより心がざわつくような曲なので、"ライヴで聴いてくれ!"って言いたいです。

cody:こういうロック調、マイナー調のちょっとダークな曲ができるのも僕等の強みで、めちゃくちゃかっこいい。ゴホウビの曲はDメロがいいものが多いと思ってるんですけど、この曲もDメロがめっちゃ好きで。自分が歌ってるからとかじゃなくて、Dメロで一味加えるというか、個性がある感じになってて、そこもこの曲のいいところだと思います。

スージー:今思ったんですけど、私、ルーツがスウェディッシュ・ポップなんですよ。THE CARDIGANSとかCLOUDBERRY JAMとか。音的に若干攻めた感じにしたいときに、THE CARDIGANSの後期のちょっとロック調だった時期を参考にしたというか、そこからきちゃってたところはあるかもしれない。Dメロで爽やかになるところとか、そういうのが出てんだって、今気付きました。

405:この曲は、めちゃくちゃバカになって、人になんか合わせない、俺だ俺だというノリでプレイするというのをテーマにしてて。yuya君のレコーディングのときも、最初は座って弾いてたんですけど、"yuya君、それだとちょっとノリが大人だからさ、立って弾いてくれない?"って立って弾いてもらって、それでもまだ大人だから、"もうちょっと重心前にしてさ、人のことを気にしないくらいで弾いてよ"とか言って、俺だ俺だ的なプレイをみんなで頑張った曲、普段あんまりやらない感じのプレイで録った曲ですね。結果、勢いがあって、いい仕上がりになったと思います。

むんちゃ:私はこの曲はいかにかっこよく見せるかをテーマにやってます。かっこいいって言われたい。だから、あんまりなかった自分を出したかもしれない。あんまりこういうロックは叩いてこなかったんですけど、"え? 気持ちいいじゃん!"ってこの曲で新しい世界が開けたんで、ライヴでは特にかっこいい自分を前面に出したい曲です。ライヴ映えさせたい曲。

yuya:ライヴでやるときもそうなんですけど、上手く弾こうとしすぎないというか、ギターを始めたばかりのギター少年がただただ楽しそうに弾く、みたいな、そういうノリで弾いてます。だからコードもガシャガシャって感じでレコーディングしていて。実はそういうのやったことがないんですよ。ギターを始めた頃もそれ以降も。だから405君に言われたようにバカになってやったんですけど、結構大変でした。技術というよりは気持ちで録っていく感じだったんで。もしかしたら一番大変だったかも。でも、楽しかったです。

-ラストが「嘘とメロンソーダ」。

スージー:自分の趣味全開の曲。90年代のネオ・アコースティックにすごく影響を受けて、"渋谷系"とかモロなんですけど、それをしたいと思ってやりました。この曲もちょっと前からあったんですけど、当時はいわゆるJ-POPの中でのジャズ、ジャズ風なアレンジで。そこから音像も含めてネオアコにどんどん寄せて、まるでアナログ・レコードのような響きというか、ノイズがかったようなものにしたいとミックス・エンジニアさんに伝えて、それをどんどんやってもらっていい感じにできあがりました。歌詞の世界観も音に合わせて熱のこもった感じで、誰かが恋に落ちる瞬間のあのなんとも言えない熱っぽい瞬間を表現できたし、このアルバムを締めくくる曲としてはすごくいいかなと。いろんなことをくぐり抜けて、最後爽やかにパーンって終わるっていう。

cody:この曲が最後なのはしっくりくるよね。スージーの低い声が僕はめっちゃ好きで、それがすごく気持ちいい曲になってるし、自分も低いキーで囁くように歌っていて。デモの段階ではオクターヴ上で歌ってたんですよ。初期のデモがジャズ風のJ-POPということでそう歌ってたんですけど、方向性を変えたとき、これだと世界観を壊してしまうと思って、オクターヴ下で歌うことを提案させてもらって。それで歌ったら、喫茶店でこそこそしゃべってるみたいな感じでめちゃくちゃしっくりきて。僕等の音楽を聴いてホッと一息ついてほしいし、癒されてほしいという気持ちがあるので、この曲で締まることによってあったかい気持ちで終われるかもって。だから最後の曲としてぴったりだと思います。

405:この曲ではアップライトベースを弾いてるんですけど、ジャジーなアプローチって普段あんまり弾かないんで、結構苦戦しました。ミックス・チェックが終わった後、プロデューサーとエンジニアの方と僕とスージーで、これからこういうことをやったらいいんじゃないかとか雑談することが多いんですけど、今回のミックス・チェックが終わったとき、モータウンでよく使われるAltecのマイク付きアンプを、"ワンチャン通してみる?"ってことで試してみたらめちゃくちゃ音が良くて。よし、これでいこうと。そのおかげで重心の低さとか、ホットな感じとか、他の曲と比べて質感が明らかに違うのが分かるし、いろんな偶然が重なって、とてもいい、本物の音ができたと思います。

むんちゃ:この曲をやることになったとき、だからゴホウビってやめられないよねって思ったんです。私飽き性なので、こんなにもいろんなジャンルの曲がやれて、もう本当に楽しいんです。今までとまた全然違う方向性の気持ち良さに全ベットしてる感じで。これ、叩きながらコーラスでほぼずっと歌ってるんですよ。なので、もう全身で歌わないといけない曲なんですけど、とにかく気持ちいいんです。レコーディングであまりにも良くできたと思ったから、ミックスが上がったものを聴いたとき、ドラムの音をもっと上げてほしいって言ったんですけど、そこは説得されて今のバランスになって。本当はもっと上げたいぐらい歌うドラムができたと思ってるので、これはもうライヴで浴びてもらえたら嬉しいです。

yuya:ギター選びから時間を使った曲ですね。自分がいつも使ってるギターで一度録ってみたんですけど、なんかしっくりこないなーっと。エレキではあるけど、もう少しアコースティック感のあるギターがないかなと考えていたときに、codyさんがちょうどいいセミアコを持ってて、それを借りたんです。それで録ったらぴったりで、甘い音、且つアコースティック感がある。軽快に弾いてはいるんですけど、これも大変だったかな。最後の曲ということで、コース料理のデザートみたいな、いいところにいるなという曲です。

-さて、『波をハグ』のリリース後、初のワンマン・ツアー"GOHOBI ONEMANLIVE TOUR 2026 ~HOBI-SHIP〜"が始まります。

スージー:1曲目の「くだらないな」で、広いところで歌ってる夢を見るようになったと言いましたけど、今日も見たんです。この曲で、遠くない未来にゴホウビは変化が起きると感じているので、今観てほしいし、そのきっかけになるワンマン・ツアーになるだろうと思ってます。今回"HOBI-SHIP"というタイトルを付けて、yuya君が"一緒の船に乗ろうと思った"って言ってくれたけど、まさしくその船に私たちは時間をかけて乗ってきて、いろんな航海をしながらここまでやってきて、また新しいフェーズに旅に出るという気持ちの"シップ"と、フレンドシップの"シップ"を掛けてるんです。友達のような大切な関係が私にとってのゴホウビだし、今の状況も、このメンバーと出会えたことも、ステージの上から見るファンの方の笑顔や泣き顔も、全てが私にとってはご褒美そのもの。だからダブルミーニングみたいなね。これから"HOBI-SHIP"を一緒に築けていけたら嬉しいし、転機になるであろう今の私たちを観てほしいし、そこからの私たちも観ててほしい。そういう気持ちで挑みます。ぜひ来てください。

cody:念願のワンマン・ツアーなんです。一番届けたいのはワンマン・ライヴだし、観てほしいなって。今回この"HOBI-SHIP"というタイトルを掲げて、ワンマン・ライヴが3回も、しかも地元の広島でもできる。広島は初めてで、それだけでもう胸が熱いんです。たくさんの浮かぶ顔もあるし、それは広島だけじゃなくて大阪も、東京ももちろんそう。そういう人たち、ゴホウビを好きでいてくれてる、応援してくれてるあなたに向けて、一人一人に音を届けたいと思ってます。必ず今までで一番いいライヴにするので、ぜひたくさんの人に来てほしいです。いいEPができたので、このEPを生の音で感じに来てほしいです。

405:基本、セットリストは僕が考えるんですけど、ワンマン終わるたびにこれ以上いいセットリストは思い浮かばないし、これ以上いいライヴはできねぇわって思うぐらいやり切るんです。でも、不思議と次のワンマンの準備を始めると、どんどんアイディアが浮かんでくるから、ワンマンのたびに毎回最高を更新している実感があって。もちろんバンドが成長してるのもありますが、来てくれてるお客さんの応援や笑顔や泣いてる顔、そういうものが僕等自身のご褒美になり、力になり、バンドがパワーアップしてると思うし、ツアーの3公演でもパワーアップしていくと思うので、その最高を、来てくれるお客さんとメンバーとスタッフとみんなで更新していきたいと思ってます。皆さんに来ていただいて、最高のツアーにしたいです。

むんちゃ:エゴサしてると、"こんなに待ってるのに来てくれないの?"とか、そういうのをよく目にするんです。なので、"マジで待たせたな! やっと行けるぞ!"っていう気持ちです。ワンマンでどっぷり観てもらうことが念願だったのですごく嬉しいし、私は島根出身なんですけど、島根から車で2時間かけて広島に来てくれるっていうのを聞いたりして、もうエモすぎるなって。ほかのところでもたぶん遠くから来てくれる人がいるだろうし、codyが言ってたように、待っててくれてる人たちの顔が浮かぶんです。だから全力でいいライヴをしに行くつもりです。あと、11月のワンマン・ライヴ([GOHOBI 7TH ANNIVERSARY ONEMAN LIVE"BITTERSWEET BIRTHDAY"])からグッズ大臣になったので、喜んでもらえるものを作りたい。とにかくみんなに喜んでほしくて、最近それしか考えてないので、超楽しみにしててほしいです。

yuya:いつも応援してくれるみんなもそうだし、まだ出会えてない人にも観に来てほしいし、どんな出会いがあるのかなって、とにかく楽しみです。広島はヴォーカル2人の地元というのもあるので、そういう意味でも特別なツアーになるかと。このツアーでたくさん仲間ができたらいいなという気持ちがあって、今回のツアーに来てくれた人には一緒の船に乗ってもらって、これから一緒に盛り上げていけたら嬉しいので、ぜひ来てください。

RELEASE INFORMATION

ゴホウビ
3rdデジタルEP
『波をハグ』

2026.01.28 ON SALE
[dreamusic/GOHOBI RECORDS]

1. くだらないな
2. 星の見えない空でも
3. ピンクペッパークランブル
4. モンスター
5. 彼女の彼氏
6. 嘘とメロンソーダ

TOUR INFORMATION
"GOHOBI ONEMANLIVE TOUR 2026 ~HOBI-SHIP〜"

3月7日(土)広島ALMIGHTY
3月8日(日)大阪 Live House Pangea
3月15日(日)渋谷WWW
[チケット]
前売 ¥4,500(ドリンク代別)
■一般発売中
イープラス ローソンチケット チケットぴあ