Japanese
YOUR ADVISORY BOARD 座談会
2024年11月号掲載
"私たちの「専門家」を世界中に作っていく"をコンセプトに、今年8月にデビューした7人組アイドル・グループ YOUR ADVISORY BOARD。"ユアアドの専門家"であるファンのアイディアを積極的に取り入れながら全世界での活躍を目指す彼女たちだが、このたびメンバーを代表して、グループ結成のきっかけとなった七篠ふゆむと、最後のピースとして選ばれた小毬あのん、Regaやbetcover!!等の活動に携わってきた経歴を持つプロデューサーの堀 猛雄、楽曲の軸を担う木幡太郎(avengers in sci-fi)による座談会を実施。1歩目を踏み出したばかりの現時点についてから、グループとして思い描く未来についてまで、それぞれの視点でたっぷりと語ってもらった。
YOUR ADVISORY BOARD:七篠 ふゆむ 小毬 あのん
avengers in sci-fi:木幡 太郎(Gt/Vo/Syn)
Producer:堀 猛雄
Interviewer:西平 歩由
対談の場所 : OURDAYs Brewery & clubhouse
-皆さんYOUR ADVISORY BOARDが初のアイドル活動とのことですが、デビュー・ライヴ"CURIOSITY KEEP US CLEAN. Vol.1 - YOUR ADVISORY BOARD debut -"から約2ヶ月経って、今の心境はいかがですか?
七篠:アイドルをする前から月日の流れを早く感じることはあったんですけど、本当にここまで1ヶ月、2ヶ月があっという間なのは初めてで。頭が追いついてないぐらい、すごく毎日が早いなって思ってます。
小毬:歌って踊って、目標のために努力できるっていうので、アイドルになったんだってすごく実感して、毎日幸せです。
-どのようなきっかけでオーディションを受けられたのでしょうか?
七篠:私はもともと同じ事務所(オフィスビット)の別のアイドル・グループのオーディションを受けさせていただいてたんですけど、ちょっと自分が表現したいこととは違うのかなと思って辞退させていただいたんです。そのオーディションに堀さんもいらっしゃって、アイドル・グループを作るからというので、去年の8月ぐらいにお声掛けいただいて。みんなが揃うのを待って、ようやくデビューできたという感じです。
堀:オーディションに行ったときに、すごい端っこのほうで淡々と無表情でやってる子がいたのが気になって。"あの子なんかいいですね"って言ったら、実は昨日の時点で辞退したという話を聞いて、もったいないなぁ、一回話してみたいなぁと思って声を掛けたという感じです。僕が2024年に(グループを)作ろうと考えていたので、きっかけ待ちというか。どのきっかけで作り出そうかな、曲から作ろうかなと、スタートを切るタイミングを窺っていて。そのきっかけになった子ですね。1人自分の中で決まっているんだったら作りやすいなと思って進めていきました。
七篠:照れ臭いとかではないんですけど、周りからも言われるぐらい自分はあまり自己肯定感が高くなくて。だから自分がきっかけだと言ってくださっているのを"本当ですか?"って疑ってて、たぶんこれからもずっと思うんですけど、めちゃくちゃありがたいし、他にもいろいろオーディションを受けて落ちてを繰り返したんですが、今まで頑張ってきて良かったなと思います。
小毬:私もずっと芸能界というか、アーティストをやりたくていっぱいオーディションを受けてたんですけど、一回区切りをつけようと思って。地元が秋田なんですけど、一旦ちょっとだけ秋田に帰ろうと思っていたときにオーディションを見つけて受けました。インスタのストーリーに出てきて、"これだ!"っていう感じで。
堀:会社としては広告出して良かったな、広告の効果があるんだなというね。最初のオーディションでメンバーが決まってたんですけど、ちょっと自分の中でしっくり来てない部分が実はあって。メンバーが決まって発表して、でも1週間だけ応募を延長してみたいな、ここにプラスしたいっていうようなことがあって、あのんはそのなかで応募してくれた子なんですよね。最初に選んだ子たちはみんなダンス未経験なんですけど、その後にダンスできる子が2、3人欲しいなと思っちゃって。そのときはダンスできる子限定っていうふうに募集してたわけじゃないんですけど、なぜか応募してきてくれた子がわりとみんなダンスをやってる子ばっかで。少しかじったことあるぐらいの子も含めて、全くやったことないですみたいな子が全然いなかったんです。
-堀さんもYOUR ADVISORY BOARDが初のアイドル・プロデュースですが、いかがですか?
堀:一言で言うとめちゃくちゃ大変ですね。
一同:(笑)
堀:僕はもともとずっとレコード会社で働きながら、バンドとかシンガー・ソングライターを手掛けてきたんですけど、そことはまた違う意識の持ち方であったりとか、作っていかなくちゃいけないものがすごく多いなと。自分で何かを1から作っていかないといけないとき、例えばバンドだったら"バンドで売れていくぜ"っていう気持ちとか、こういう曲だっていうのが固まってるじゃないですか。でも自分が考えているものをこの子たちに表現してもらうなかで、遊びじゃないので"その考え方じゃもっと上に行けないんじゃないかな"と話したりするのも、正解/不正解がないのですごく難しいところです。そこまで言う必要もないかなって思うこともいっぱいありますし。ただ、自分がやってきて成功していったアーティストを思い返したら、しっかりいろんな話をした人が結果を出してくれてる気がしてて。だからこの子たちにそう言うのもどうなのかなと考えはするんですけど、自分の正解がそれしかないので、そのやり方でこの子たちをしっかり売っていきたいというのがあります。
-七篠さんと小毬さんから見て、他のメンバーの印象はいかがですか?
七篠:最初から私だけが決まっていた状態でオーディションも全部参加させていただいたんですけど、私は歌もダンスも習ったことがないし、本当にそういうものと関わってこなかった人生なので、正直に言うとそんなに上手じゃないんですよ。でもあのんと、もう1人追加で入ってきた椎夢かぢっていう子はすごくダンスが上手だし、(音喜多)うたとか(彩音)みゆ、amiちゃんとかは歌をやってきてる子たちなので歌が上手くて。自分には持ってないものばっかりみんな持ってるから、本当に尊敬しかないですね。自分は全然頼りないので、周りのみんなにいろいろ教えてもらったり支えてもらったりして、ありがたいなと思いながら頑張ってる感じです。すごくいい子たちだなって思います。
小毬:(藍沢)ふうかが、こんな子初めて会ったっていうぐらい自分と全然違って。前しか見えてないっていうぐらい、すごいまっすぐな子なんです。話をよく聞いてくれたりするので、ふうかは会うたびに刺激というか、話してて感じることがいっぱいあります。
堀:今言ってくれた通り、いろんなタイプの子を選ぶようにはかなり意識しました。顔の雰囲気だったり、身長だったりとか含めて、いろんな子がいるグループにしたいなと思ってたので。アベンジャーズみたいに。あ、バンドのほうじゃなくて(笑)。
木幡:想像しちゃいました(笑)。
堀:マーベルのほうのアベンジャーズみたいな子たちになったらいいなと思ってて。それぞれ将来やってみたいこととかもあったりするので、このグループをきっかけにそういう活動、仕事もやれるような子たちになってくれたらいいなと考えています。すごくいい子を選んだ自信がありますね。アーティストってやっぱり"ちょっとよく分かんないな"みたいな子がいたほうが、タレント性があったりするのもよく分かってるんですけど、ここに関しては初めてのトライというのもあったので、そういう冒険をするのはやめようって自分で決めていました。飛び道具みたいな子を入れて、コントロールできなくなったら大変だなって。ただでさえ人数が多いので、そこは一回避けたほうがいいなと。どんどん経験していくなかで、きっと棘が出てきたり、自信を付けて飛び抜けてくる部分がみんなあるだろうと思っているので、そこを期待している感じですね。
-楽曲についてもお伺いできればと思います。デビュー曲「Golden Velvet」(2024年10月リリースの1stデジタル・シングル)は木幡さんが手掛けられていますが、最初に楽曲提供のお話が来たときにどう思いましたか?
木幡:去年とか一昨年ぐらいから、何度かアイドルの曲を手掛けるタイミングがあって。僕が手掛けた楽曲がリリースされますという告知をしたときぐらいに、それを堀さんが見つけてくれて、"そういうこともしてるんだ"って話になったのかな。
堀: SNSで太郎ちゃんが告知してるのを見て、"今そういうのやってるんだ"と思って。
木幡:やってみないかと声を掛けてもらって、堀さんが描いてる楽曲のヴィジョンみたいなものが僕的にはすごく分かりやすくて。それだったら任せろって感じの内容というか、狙ってる楽曲のスタイルとかリファレンスも合点がいくものだったので二つ返事でした。
堀:下北で餃子食べながら、飲みながら話しました。そのときに1曲目はこういう曲で2曲目はこういう曲で、みたいなリファレンスは全部渡してあって。分かりやすく言うと、本当にavengers in sci-fiの新曲を作る感覚でいいんだよっていう感じで。"あの曲のカバーでもいいぐらいに思ってるから"みたいな。これがやりたいんだよねっていうのを伝えました。
-また、「Golden Velvet」はオーディションでの課題曲でもありました。メンバーの皆さんは初めて聴いたとき、どのような印象を受けましたか?
七篠:堀さんに電話で言ったのが、めちゃくちゃおしゃれですねっていうのが一番。いわゆる邦楽を全然聴いてこなくて、洋楽を聴いていたので自分が触れてこなかった音楽ですごい新鮮だなと思ったのと、ズンズンズンって音が入っているんですけど、同じテンポで脈打つ感じでワクワクしながら聴いていました。
小毬:私はオーディションでこれをやるっていう意識で聴いたので、難しいと思って。歌が全然できなかったので、"高い! どうしよう! 歌えない!"っていう気持ちが最初に来たんですけど、ダンスが得意なので"こういうダンスだろうな"といっぱい想像してすごくワクワクした記憶があります。
-他にも木幡さんが楽曲を手掛けられていますが、「Golden Velvet」を課題曲にしようと思った理由はありますか?
堀:1曲目に頼んでいたのが、僕が本当に作りたかったものだったので。2曲目でも、今上がってきてる3曲目でも別に全然良かったんですけど、1曲目は確実にこのグループでこういう楽曲を最初にやってほしいっていうイメージがあったので、制作順ですね。
-この曲をデビュー曲にしたいと。
堀:そうです。
-そういった感じのオーダーがあって、デビュー曲というのを意識されたりしましたか?
木幡:そうですね。旅が始まるじゃないですけど、何かを始めるわけじゃないですか。そのことは常に頭に置きながら、歌詞の面でもサウンドの面でも、展望が開けるようなものにっていうのは意識しました。
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