Japanese
YOUR ADVISORY BOARD 座談会
2024年11月号掲載
YOUR ADVISORY BOARD:七篠 ふゆむ 小毬 あのん
avengers in sci-fi:木幡 太郎(Gt/Vo/Syn)
Producer:堀 猛雄
Interviewer:西平 歩由
対談の場所 : OURDAYs Brewery & clubhouse
いつまでも道を照らせる、光のような存在でありたい(小毬)
-木幡さんは楽曲提供の他にも、DJアクトとして8月18日のデビュー・ライヴにもご出演されていました。パフォーマンスをご覧になっていかがでしたか?
木幡:もう"フォー!"ですよ。
堀:ずっと言って、ずっと踊ってたもんね。
木幡:うるさい客でしたね、迷惑な客ですよ。
七篠:終わった後にも感想をいただいて。この間の定期公演([YOUR ADVISORY BOARD定期公演"Advisory Board Meeting Vol.1" - 小毬あのん 生誕祭 -])も来てくださったんですが、来るたびにすごい楽しかったっておっしゃってくださるので、やってて良かった、楽しんでいただけてるんだなって、毎回すごく嬉しい気持ちになります。
小毬:作ってくださっている方に披露するので、すごい緊張することでもあるんですけど、いつも褒めてくださるのでもっと良くしていこうと思えています。
木幡:いや、変な話、僕が一番のファンですからね。だって曲を全部知ってるのって世界で僕だけなんで。まぁネットにはちょこちょこ上がってると思うんですけど、リリースされてないので、本当に全貌を把握してるのは......堀さんもそうか。
堀:でも細かく把握しているのはやっぱ太郎ちゃんですね。
木幡:だと思う......まぁ、ただのファンですね。
-先日の"Advisory Board Meeting Vol.1"で初披露された「You'll Never Walk Alone」も木幡さんが手掛けられています。堀さんから「Golden Velvet」とは違った印象にしたい等、細かいオーダーはあったんでしょうか?
堀:毎回"次はこういう曲がいいなぁ"とか、ライヴを観ていて"こういう曲必要だろうなぁ"とか、そういうのも含めて太郎ちゃんにはお願いしています。基本は太郎ちゃんをメインに今後も作っていくんですけど、別の作家さんやアーティストの方に作ってもらうときはきっと違うオーダーをして、雰囲気も変わると思うので、それとは違う太郎ちゃんの良さ、avengers in sci-fiの良さみたいなところをどんどん入れていってもらいたくて。僕はその中で、お客さんに対して届ける楽曲だとか、メンバーたち自身の曲でもある歌詞のテーマやメッセージを言うだけなんで(笑)。それを太郎ちゃんが組み立てて、本当にイメージ通りの形にしてくれて、僕にとってもすごく大切な曲ですね。
木幡:嬉しいです。物事が進んでいくペースがすごくて、最初に3曲作ってくれっていう話だったんですけど、まさかこのスパンで4曲目を作ることになるとは思ってなかったですね。
堀:で、もう披露しましたしね。普通のバンドとかとは違ってライヴの数も多いので、新曲がないと観に来てくれる方も飽きちゃうかなってすごく感じるんです。1週間に1曲上がってくるという話ではないですし、極端な話、そこに予算もかかるわけなので、いいペースで出していきたいなぁとは思いますけど。そこがやっぱりアイドルの面白いところでもあり、すごく難しいところでもあるなと感じています。例えば、僕が楽曲を作れるプロデューサーだったら自分でどんどん作って、みたいなやり方もできるんでしょうけど、僕はこういう曲を作りたいってイメージしてオファーするスタイルなので、早く新曲が欲しいけど現実的なこととか、いろんなものを考えなくちゃいけないのがたまに歯痒いですね。そのなかで、この子たちがいいパフォーマンスをして、どんどん魅力的なライヴができるようになってきているので、そこでしっかりお客さんを付けていって、できるだけ早く次をと考えてて。なのでもうすぐオファーしますけど(笑)、やっぱり軸は太郎ちゃんで、並行して別の作家さんの曲もちょっと入れていこうかなと。デビューのタイミングで、別の作家さん(KONCOS 古川太一(Key/Ba/Vo)、佐藤 寛(Vo/Gt))に2曲作ってもらっていたので、そういった形で自分が関わってきた好きな人たちに楽曲を作っていってもらおうと思っています。今月(※取材は10月下旬)も、ワンコーラス雰囲気を聴かせてもらっていた曲のフルのデモがまた違う作家さんから上がってきます。
七篠:めっちゃ楽しみ。太郎さんの曲をいただいたときも、他の曲も全部そうなんですけど、どういう振付になるのかって話したりするんですよ。こういう振り入ってくるのかなとか、こういう感じなのかなって、毎回本当にワクワクしていたので、今回もめちゃくちゃワクワクです。
小毬:自分がどこを歌うことになるのかもすごい気になるし、ここ歌いたいとか、作家さんのイメージしたストーリーをいただく前に、自分たちでどういう話なのかなと考えたりするのもすごい楽しいので、楽しみです。
-メンバーの皆さんは木幡さんの楽曲のこういったところが好きだな、この歌詞が好きだなというのはありますか?
小毬:全部ストーリー性があってすごく好きなんですけど、「You'll Never Walk Alone」のストーリーが大好きで。"僕らは光を灯した"っていう歌詞を見たときに、本当に光になりたいとずっと思っていたので、"すごい好き!"って感じました。
七篠:私はどちらかというとバンドっぽい曲をよく聴いてたので、機械音というかエレクトロ系の曲が何回聴いても新鮮で。下に入っている重低音の感じとか、すごくかっこいいなって毎回思います。本当に太郎さんの楽曲ならではのかっこ良さだなって思うので、そこがめちゃくちゃ好きです。
木幡:すんませんね、なんか。
一同:(笑)
木幡:久しぶりにチヤホヤされてるから嬉しいです。
-歌詞の一人称が"僕"になっているのも印象的です。こちらはこだわっているポイントだったりするのでしょうか?
木幡:"私"で作ったことがなくて......。別に"僕"を"私"に置き換えて聴いてもらえればいいだけの話であり、僕が考えてる女性像みたいなのに当てはめるのもちょっと気持ち悪いなと思うところがあって。僕は僕のことしか分からないので、無理やり彼女たちに合わせる一人称を使う必要はないなというか。彼女たちは彼女たちであるなら、逆に一人称が"僕"のほうがしっくり来る気はするんですよね。
堀:僕はそこの指示は全く出してないです。でもすごいしっくり来てます。
小毬:全然気にしたこともなかったです。
七篠:あまり"自分の一人称は「私」だ"って考えてなくて。だから逆に、"僕"って誰が言ってても自分らしいのかなって思うし、太郎さんの作るストーリーに当てはまっていて、本当に違和感なくスッと入ってくる。むしろ"僕"って書いてあるほうがダイレクトに伝わってくる気がします。
木幡:"私"でも一回作ってみたいですけどね。
堀:太郎ちゃんの中で必要になったら使うかもしれないですよね。
木幡:まぁそうですね、必要とあらば。
堀:"この言葉を入れてくれ"って出たらですけどね、今のところはないと思いますけど。歌詞については"こういうストーリーになったらいいなぁ"っていうのがあるのもありますけど、基本は太郎ちゃんに"今回はこういう曲です"っていうのを膨らませてもらっている感じですね。
-先日の"Advisory Board Meeting Vol.1"は初の定期公演且つ、小毬さんの生誕祭でもありました。グループ内で初めての生誕祭でしたがいかがでしたか?
七篠:デビュー・ライヴもバンドの方々が出演してくださっていて、自分たちだけで1つのライヴをするのが初めてだったので、自分たちにかかってるじゃないですけど、本当に自分たちの力量が全てで。でも、自分たちがお目当てで来てくださってる方しかいないっていうのがすごい新鮮で嬉しかったです。たくさんの方に観に来ていただいてたので、それも相まってすごく楽しくて、それこそあのんの生誕のコーナーが最初にあったんですけど、アットホームだなって思いながら袖から観ていました。
木幡:僕はワンマン・ライヴだと思って行ったので、最初にトーク・コーナーから始まって度肝を抜かれたっていうか。全然そういう心構えで行ってなかったので、それは新鮮でしたね。
堀:僕もまだ定義がよく分かってないんですけど、"単独公演"と"ワンマン・ライヴ"があるんですよ。アイドルに関わってまだ浅いんですけど、"1stワンマン・ライヴ"って書かれたものを見たときに、"え? この間やってたじゃん"って思ったんですよ。そうしたら"それは単独公演です"と言われて、"えっ? 単独とワンマンって違うの?"って。もう区別がつかないです。でもなんとなく、大きくやるときは"ワンマン"って言うんだろうなぁみたいな感じなので、1周年のライヴをするときはたぶん"1stワンマン・ライヴ"になるんでしょう。それはきっと"1周年単独ライヴ"とは言わないのかなと。雰囲気的に、今やってる定期公演はワンマンじゃないんだなと思ってます。
小毬:生誕も定期公演も初めてで、アイドルの生誕祭っていうのもどういう感じなのか全く分からなかったけど、でも初めての定期公演で、しかも無料でいっぱい人が来るっていうのは分かってて。たぶん来る人たちは私の生誕祭だって知らない人が多かったと思うから、さっき太郎さんが言ったようにいきなり始めちゃって大丈夫なのかな、私がやり始めたら"こんなの観に来たわけじゃなかったのに"って思われないかなっていう不安が大きかったので、準備するときにいっぱい考えて、メンバーにもいっぱい相談してたんですけど、想像以上にアットホームな感じでみんな盛り上がってくれてて安心したし、来年も楽しみだなってすごく思いました。
堀:来年はしっかり誕生月にやろう。(あのんの誕生月は)8月なんですけど、デビュー・ライヴも8月だったので、そこに生誕祭を入れるのは難しいな、やるなら1年後かなと思って。でも、定期公演を始めることになったのでせっかくならここで、というところからですね。オフィスビットの他のグループも、一回生誕祭がなかったときに(誕生月が)固まってたというのもあって、合同でやってたんです。最初はそうしようと考えたんですが、合同でやるにはちょっと(誕生月が)バラバラで。これは合同じゃできないなと思って、2ヶ月遅れだけど1人でやってみる? と。
七篠:(あのんは)8月の夏生まれなんですけど、私は2月の冬生まれで真逆だったので。
小毬:次の生誕祭がもう2月ですよね。
七篠:みゆが先? (私は)本当に特技が何もなさすぎて、今から何しようってずっと考えてるんです。
堀:もともと僕は生誕祭をするつもりが全くなかったんですね。今も、生誕祭用に箱を押さえて何かやりましょうっていうつもりはなくて。毎月ある定期公演の中のサブタイトルとして、もし何か祝っていただいたり、プレゼントを贈りたいと思っていただけるお客さんが少しでもいるのであれば、そのきっかけになる日っていうだけで。だからもしかすると、"私はもうライヴだけやります"みたいな子も中にはいるかもしれないし。ただきっかけを1個作ってあるだけです。
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