Japanese
THE BOHEMIANS
2024年08月号掲載
Member:平田ぱんだ(Vo) ビートりょう(Gt) 星川ドントレットミーダウン(Ba) 本間ドミノ(Key)
Interviewer:吉羽 さおり
前作『essential fanfare』から約3年。昨年ドラマーが脱退し、4人体制となったTHE BOHEMIANS初のアルバム『ultimate confirmation』がリリースとなる。タイトルに、3年の月日を経て改めてTHE BOHEMIANSを再提示するという意味合いを込めた今作では、勢いのあるキャッチーなロックンロールから甘美な毒を持ったドラマチックなロックンロールといった"これぞ"という曲はもちろん、さらに芳醇で細やかなアレンジやこだわりが冴える曲、大会場を想像させるようなアンセミックなロックも見える。大胆さやもともと持っていた色気もより解放された感があって、バンドの味がさらに濃く放たれた印象だ。平田ぱんだは"ザボヘミアンズがついに真面目で誠実な態度で臨むロックンロールヒストリーが、このアルバムから始まる!"とコメントしている。その心はなんなのか。
-まずは約3年ぶりとなるアルバム『ultimate confirmation』が完成しての率直な思いとしてはいかがですか。
平田:最高です。
星川:メンバーが変わってはいるんですけど、今まで通りまたいいアルバムができたなと思っていますね。
-アルバムに向けてはテーマや、こういうものにしたい等、具体的なイメージやヴィジョンはあったんですか。
りょう:テーマは毎回、基本的にはあまりないんです。曲を持ち寄って、その中からいいものがあれば収録される感じなので、そういった意味ではメンバーが4人になって初のアルバムではあるんですけど、作り方はいつもと変わらずですね。
本間:前作から約3年と言っても、早かったなという感覚はありますね。ドラマーの活動休止や脱退があったので、アルバムを作るぞっていう空気ではなかったところもあったんじゃないかなと思うので。育児で大変だったドラマーが抜けて、バンドとしては身軽になったので、じゃあ動きましょうよというなかで自然にできた感じだったんじゃないですかね。
星川:ドラムの状況を含めた上で、今作のプロデューサーであるthe pillowsのさわお(山中さわお/Vo/Gt)さんと話をして、さわおさんから"そろそろ曲出してきてよ"っていう話になった頃に、りょう君と平田君がそれぞれ曲を書いてきて。それがいつぐらい?
平田:1年前くらいかな。
-ここ1年くらいで動き出しているんですね。今回のアルバムについてのコメントで平田さんが、"ザボヘミアンズがついに真面目で誠実な態度で臨むロックンロールヒストリーが、このアルバムから始まる!"と書いているんですが、これはどういう心境からなんですか。
平田:より真面目になりました。シンプルに40を超えたので、そろそろ真面目にやらないとなというか、やらないといけなくなりましたね。じゃないと子供たちに顔見せできない──実の子はいないですけど。
-たしかに今作では、自分たちのスタンスを次世代に伝えていくという目線が見えますね。
平田:そこは、大人の余裕ですね。優しく教えてやるみたいな。
星川:結成からも長いので、音楽的にも成熟してきて、大人の余裕みたいなものは楽曲に出てきているかなというのはありますね。変なこだわりとかがなくなってきたんです。今やってくれているサポートのドラマー(茂木 左/the myeahns)が忙しいので、そこまで練習とかも入れないんですけど、アルバム1曲目「the earnest」は、曲はもともとあって前のドラマーが叩いていたんですよ。そのドラムとベース部分を新たに差し替えているんです。それもサポート・ドラマーに、練習もなく本番一発みたいな感じで叩いてもらっていて。昔のうちらだったら、ちゃんと練習してからっていうのがあったんですけど、"もう、いいんじゃない?"ってやれる感じは出てきていますね。自由になってきているというか。音楽的にもやりたいことをやれてきているし、それまでできなかったようなこともどんどんできている感じがしますね。
-そういった大人の余裕であり、キャリアを重ねてきたからこその自信ですね。
本間:あとは、今回はサポートのドラマーに入ってもらっているので、ドラマーに"こういう曲です"って聴かせるためにも、自分たちである程度固めないといけなかったんですよね。それでメンバー4人だけでスタジオに入って、ギターのりょう君がドラムを叩いたりしてMTRに録って、何回かやった上でデモを作ってドラマーに渡すという工程があって、これは大昔にしかやったことがなくて。そういう手順が最近のアルバムとの違いとしてあります。5人でやっていたときは、さわおさんとプリプロに入る時点で、曲があまり固まってなくて怒られるみたいなことはあったかなと思いますけど(笑)、プロデューサーとしての手直しは減ったんじゃないですかね。
-そうやって早い段階で曲を固めて形が見えることで、より完成度は上がっていきそうですね。
りょう:そうですね。サポート・ドラマーの茂木君は一昨年と昨年もサポートをやっているので、よく知っている仲なんですけど、外部の人が叩くわけなので、そこは今までのオリジナル・メンバーとは違って、なぁなぁにできない感じがあるんです。一個気合は入ったかなと思いますね。
-先程1曲目「the earnest」は早い段階でできていたということでしたが、当時はどんな思いで作っていたんですか。
平田:昨年の今頃に作っていたんですけど、アルバムとしては約3年ぶりということで、ちゃんとTHE BOHEMIANSっぽいもので、取りこぼしがないように、"あんな曲ないじゃん"ってのがないように、バランス良くやっていこうかなくらいの気持ちはあったかもしれないですね。
-それが、これぞTHE BOHEMIANSというカラフルなキラーチューンとなった。
平田:分かりやすい感じになりましたね。
-この曲は最後フェードアウトしていきますが、これも最初の段階から考えていた感じですか。
平田:いえ、さわおさんがフェードアウトが好きなんですよ。
星川:たしかに。
平田:俺たちはTHE STROKESやTHE LIBERTINESが好きで影響を受けているので、3分くらいでさらっと終わるのが好きなんですけど、(さわおさんが)必ずアウトロを伸ばすんです。さわおさん世代はあれを許してくれないんです。今回も「the earnest」は3分間だったのに、4分になってしまいました。ライヴだともっと長くなりますね。
-1曲目でいきなりフェードアウトってなかなか面白いですよね。さらにこの曲でフェードアウトをして、アルバムに突入していく感があるというか、ドラマが始まっていく流れも感じます。
星川:たしかにそれもあって、1曲目のフェードアウトから、次の「火薬!火薬!火薬!」という激しい曲でぶっ飛ばす感じです。曲順はいろんなパターンを考えた上で、最終的には平田君がいいよねっていうものになったんですけど、この展開はいいですよね。
-1曲目はタイトル"the earnest"の意味合いからして、"真面目"なわけですが、これまでもTHE BOHEMIANSとしては真摯に音楽に向かって、若者らしい態度で真面目にロックンロールをやっていたと思うんですけど。
平田:そうですね、まぁ7:3くらいで遊びの比重が高かったと思うんです。それが1:9くらいで真面目にしようかなと。
-1(の遊び)は譲れないところだと。
平田:1はないとやってらんないですからね。
-心情的に伝えたいことっていうのはあったんですか。
平田:分かりやすくするのと、あまり攻撃的じゃないようにしようというのは思っていますね。子供の頃の自分に向けた言葉選びをしようというのは考えるようになったかもしれません。
-当時の自分に対して、大丈夫だ、その理想と夢を持っていけよと。
平田:昔の僕みたいなやつなら分かってくれるだろうと。そんなやつはいないかもしれないですけどね。これから生まれてくるかもしれないし。
LIVE INFO
- 2025.10.09
-
キュウソネコカミ
Rei
OKAMOTO'S
終活クラブ
JON SPENCER
DOES
アイナ・ジ・エンド
感覚ピエロ
Hedigan's
Plastic Tree
羊文学
Kroi
- 2025.10.10
-
ENTH × SPARK!!SOUND!!SHOW!!
暴動クラブ × 大江慎也
Rei
SUPER BEAVER
ザ・シスターズハイ
KING BROTHERS
PEDRO
YOASOBI
moon drop
オレンジスパイニクラブ
OKAMOTO'S
the cabs
WHISPER OUT LOUD
FRONTIER BACKYARD
LEGO BIG MORL
JON SPENCER
NOMELON NOLEMON
a flood of circle
DOES
水曜日のカンパネラ
FOO FIGHTERS
キタニタツヤ
たかはしほのか(リーガルリリー)
ExWHYZ
MONOEYES
藤森元生(SAKANAMON)
大塚紗英
感覚ピエロ
ZAZEN BOYS×サニーデイ・サービス
East Of Eden
アーバンギャルド
JYOCHO
羊文学
小林私
THE SPELLBOUND
- 2025.10.11
-
終活クラブ
キュウソネコカミ
トンボコープ
Appare!
cinema staff
秋山黄色
YOASOBI
moon drop
コレサワ
OKAMOTO'S
"FM802 MINAMI WHEEL 2025"
KNOCK OUT MONKEY
INORAN
WtB
阿部真央
I Don't Like Mondays.
"京都音楽博覧会2025 in 梅小路公園"
KANA-BOON
ExWHYZ
FRONTIER BACKYARD
androp
カミナリグモ
brainchild's
フレデリック
envy × world's end girlfriend × bacho
"JUNE ROCK FESTIVAL 2025"
East Of Eden
Official髭男dism
藤沢アユミ
豆柴の大群
"TOKYO ISLAND 2025"
- 2025.10.12
-
a flood of circle
キュウソネコカミ
SUPER BEAVER
WtB
キタニタツヤ
セックスマシーン!!
WESSION FESTIVAL 2025
"FM802 MINAMI WHEEL 2025"
INORAN
"京都音楽博覧会2025 in 梅小路公園"
Omoinotake
Bimi
ART-SCHOOL
Official髭男dism
eastern youth
なきごと
"TOKYO ISLAND 2025"
- 2025.10.13
-
WtB
阿部真央
I Don't Like Mondays.
Awesome City Club
ExWHYZ
Appare!
The Biscats
brainchild's
Rei
OKAMOTO'S
秋山黄色
Age Factory
トンボコープ
CYNHN × タイトル未定 × fishbowl
"WESSION FESTIVAL 2025"
岡崎体育
"FM802 MINAMI WHEEL 2025"
シド
SCANDAL
cinema staff
Cody・Lee(李)
コレサワ
ネクライトーキー×ポップしなないで
リュックと添い寝ごはん
eastern youth
hockrockb
Omoinotake
Kroi
PIGGS
清 竜人25
Plastic Tree
ぜんぶ君のせいだ。
LiSA
"TOKYO ISLAND 2025"
- 2025.10.14
-
ASIAN KUNG-FU GENERATION × ASH
ドミコ
THE ORAL CIGARETTES
Hump Back
Survive Said The Prophet × NEE
MONOEYES
ぜんぶ君のせいだ。
超☆社会的サンダル
go!go!vanillas
武瑠 × MAQIA
- 2025.10.15
-
ドミコ
LONGMAN
PEDRO
キュウソネコカミ
MONOEYES
打首獄門同好会
アカシック
HY × マカロニえんぴつ
ポルカドットスティングレイ
藤巻亮太
- 2025.10.16
-
ENTH × SPARK!!SOUND!!SHOW!!
YOASOBI
PEDRO
ASIAN KUNG-FU GENERATION × ASH
"Shimokitazawa SOUND CRUISING presents. サウクルラボ vol.1"
SCANDAL
SIX LOUNGE
brainchild's
- 2025.10.17
-
挫・人間
キュウソネコカミ
打首獄門同好会
アイナ・ジ・エンド
YOASOBI
a flood of circle
ズーカラデル
LONGMAN
chilldspot
otsumami feat.mikan
リュックと添い寝ごはん
コレサワ
神聖かまってちゃん
終活クラブ
NOMELON NOLEMON
ASIAN KUNG-FU GENERATION × ASH
フラワーカンパニーズ
SUPER BEAVER
東京スカパラダイスオーケストラ
BIGMAMA
Bimi
- 2025.10.18
-
TOKYOてふてふ
伊東歌詞太郎
挫・人間
シド
OKAMOTO'S
YONA YONA WEEKENDERS
ENTH × SPARK!!SOUND!!SHOW!!
アイナ・ジ・エンド
moon drop
RADWIMPS
キュウソネコカミ
ぜんぶ君のせいだ。
bokula.
the cabs
SWANKY DOGS
amazarashi
INORAN
WtB
osage
"LIVE AZUMA 2025"
カミナリグモ
Cody・Lee(李)
阿部真央
Newspeak
センチミリメンタル
東京スカパラダイスオーケストラ
Keishi Tanaka × 村松 拓
"ASAGIRI JAM'25"
ズーカラデル
I Don't Like Mondays.
Victoria(MÅNESKIN) ※振替公演
ロザリーナ
the paddles
神聖かまってちゃん
LACCO TOWER
星野源
- 2025.10.19
-
DYGL
リュックと添い寝ごはん
OKAMOTO'S
Age Factory
bokula.
ぜんぶ君のせいだ。
moon drop
コレサワ
TOKYOてふてふ
RADWIMPS
SIX LOUNGE
リリカル / みじんこらっく / とにもかくにも / ティプシーズ / 台所きっちん
SUPER BEAVER
Laura day romance
WtB
Omoinotake
"LIVE AZUMA 2025"
Cody・Lee(李)
ビレッジマンズストア
SPRISE
伊東歌詞太郎
浪漫革命
LUCKY TAPES
ハンブレッダーズ / KANA-BOON / キュウソネコカミ / マカロニえんぴつ ほか
ネクライトーキー×ポップしなないで
Keishi Tanaka × 村松 拓
ナナヲアカリ
"ASAGIRI JAM'25"
高岩 遼
Sou
森 翼
SCANDAL
パピプペポは難しい
osage
星野源
PIGGS
- 2025.10.20
-
打首獄門同好会
ASIAN KUNG-FU GENERATION × ASH
TOKYOてふてふ
TenTwenty
- 2025.10.21
-
The fin.
神聖かまってちゃん
ASIAN KUNG-FU GENERATION × ASH
- 2025.10.22
-
ザ・シスターズハイ
打首獄門同好会
キュウソネコカミ
ハク。× YONLAPA
ザ・ダービーズ
MONOEYES
挫・人間
VOI SQUARE CAT
kiki vivi lily
RELEASE INFO
- 2025.10.09
- 2025.10.10
- 2025.10.11
- 2025.10.12
- 2025.10.13
- 2025.10.14
- 2025.10.15
- 2025.10.17
- 2025.10.19
- 2025.10.22
- 2025.10.24
- 2025.10.26
- 2025.10.29
- 2025.10.30
- 2025.10.31
- 2025.11.05
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
OASIS
Skream! 2025年09月号