Japanese
SPECIAL OTHERS
2023年11月号掲載
Member:芹澤 “REMI” 優真(Key) 又吉 “SEGUN” 優也(Ba) 宮原 “TOYIN” 良太(Dr) 柳下 “DAYO” 武史(Gt)
Interviewer:石角 友香
9ヶ月にわたり毎月新曲を配信リリースし、しかも一発撮りのスタジオ・ライヴ映像もYouTubeにアップするという、バンド史上初の試みを続けてきたSPECIAL OTHERS。その新鮮なアプローチの結実と新たな楽曲1曲を加えたアルバムが『Journey』と銘打ってリリースされた。メジャー・デビュー15周年を前作『Anniversary』(2022年)のリリースで締めくくり、コロナ禍の最中も精力的に活動を続けてきたスペアザ(SPECIAL OTHERS)がさらにその先に歩み出した音像は"自然体"を実際に獲得したことが窺える、日常的且つ豊穣なアンサンブルだった。これまで以上に風通しのいいスペアザをインタビューからも感じ取ってほしい。
-まず9ヶ月連続リリースの発端はなんだったんですか?
宮原:全曲ビデオにしてる海外のバンドとか結構いて、それを毎月、毎週楽しみにしてたんです。これは日本であんまやってる人いないなと思って、俺たちもやってみようかなって思った感じですね。且つそれを生演奏でやりたかったんです。
-全部一発なんですか?
芹澤:全部一発。テイクは2~3回ぐらいしていいのを使うっていう。
-この4~5年はサブスクで曲を出しやすくなったっていう部分もあるのでは?
宮原:たしかにあります。サブスクはでかいですね、曲作りにおいて。長尺でフェスでガッツリ楽しむみたいなのが今までの俺たちだったと思うんですけど、最近はサブスクでも気持ちいいサイズ感をちょっと意識していますね。
-この9ヶ月リリースからですか、もしくはそれより前から?
柳下:『Anniversary』あたりからそういう感じですね。
宮原:コロナでライヴが減ったっていうのもあるんでしょうね。自分自身がそんなにライヴとか行けなくて、YouTubeとかSpotifyで楽しんでたっていうのもあって、そっちのモードになっていったんだと思います。
芹澤:サブスクって並列にいろいろあるじゃないですか。YouTubeで楽しめる、Netflixで楽しめるものがあって、その中で長尺ってなかなか自分もチョイスしなくなっていたりもするんだなと思って。自分の感覚も時代にフィットしてってるっていうか、長いもの聴いてるとちょっとタルいなって思っちゃったりとか、映画を観るのにちょっと気合を入れて観るようになったとか、そういう時代性も少しずつ自分の中に入ってきてるんだなと感じてますね。
柳下:そういう意味でも、今回はデジタル・シングルという形のないものをずっと出すっていう、自分たち的にも初めての企画をやろうと思えたのかなっていう感じもしますね。
又吉:何よりさっき良太も言ってましたけど、日本人のバンドであんまりやってないっていうのはやっぱり大きいですよね。それは僕らにとってもチャレンジだし、やってみてどうなるんだろうっていう、その結果が楽しみだったのもあったんで、やってみていいこともたくさんあったし、勉強できたなぁっていうのもありました。僕らにとってはいい結果な感じがします。
-制作のスタイルとして何かルールを決めたんですか?
宮原:ルールは特にないですけど、"本当にできるのかな?"って思ってました(笑)。
柳下:ストック0の状態で企画を立ち上げたので。最終的に着地できるのかどうかっていうのはやりながら進んでいく感じでした。
芹澤:でもキャリアを重ねるってすげぇいいとこもあるなって思ってて。みんながめちゃくちゃ真剣に俺らのことを見なくなるんですよ。
-どういうことですか?
芹澤:昔って"すごいのが出てきたぞ"みたいな感じで、みんな真剣に俺らのことを細かく見るじゃないですか。でも例えば9ヶ月(連続リリース)の6ヶ月目で"すいません、できませんでした"って言ってもそんなに怒られなそうなぐらいの雰囲気というか、それがキャリアの成せる技みたいな。
宮原:わからんよ? それは(笑)。
又吉:主観じゃないの(笑)?
芹澤:なんとなくそういうふうに許してくれるんじゃないかっていう願望が叶うんじゃないかなと思えるぐらい...。
宮原:俺は間に合わせようと思ってやってましたけど(笑)。
一同:(笑)
芹澤:でもキャリアって面白いなぁと思って。みんな余裕が出てくるのってそういうところももしかしたら関係してるのかなとちょっと考えたりもしますね。
-なんでしょうね、それ。
芹澤:おっさんって結構余裕が出てくるじゃないですか。
-(笑)スタジオはずっと一緒だったんですか?
柳下:レコーディングはいつも同じスタジオでやって、MVを撮影する場所だけ毎回ちょっとずつ変えていったりとかして。
-毎月リリースして毎月一発撮りのミュージック・ビデオを出すって、なかなか大変だなと思って観ていたんですが。
宮原:でも一発撮りって早いからいいですね。ちょっとしたミスとかも別に直さないんで、逆に気楽っちゃ気楽です。別に失敗したところを見られても、もう歳を取ってからなんとも思われないというか、自分でも思わないっていうか(笑)。
-すべて年齢に収束していくんですね(笑)。
芹澤:ダメなとこ見られてもそれを受け入れられるっていうか、昔はダメなとこ見せたくないみたいな、ちょっとカッコつける気持ちがあったんですけど、だんだん......これなんでおっさんになると"いいや"ってなるんですかね?
-そのことで演奏自体が崩れるわけではないからじゃないですか?
柳下:自分たちが経験を積んできたっていうのもあるかもしれないですし、心の余裕みたいなのもどっかできてきて、これで嫌われるんだったらまぁしょうがない、みたいな気持ちで演奏してたりするので(笑)。そういう部分もあるかもしれないです。
宮原:生演奏の荒々しさみたいなとこって、THE BEATLESやLED ZEPPELINとか聴いてるともう演奏ズレズレなんですよね。でも結局そういう音源ばっかり聴いたりするんで、最近はスクエアというか、クリックに完全にオンになってる音源はちょっと面白くないなって感じたりしてたから、生演奏を入れたいっていうところがありましたね。
又吉:結局人が演奏していることなので、ズレっていうのは絶対にあるし、そこを突き詰めていっても絶対にできないから、やっぱりそこはある程度人間が弾いてるよっていう余地みたいなものがあるほうが、楽曲に温かみというか人間らしさがしっかり出るから、そのほうがあとあとも聴きますよね。
-『Anniversary』はロックをやるというテーマがあったと思うんですけど、今回はできたものを並べてみて"こういうアルバムなんだな"っていう制作でしたか?
宮原:そうですね、まさしく。「Journey」っていう曲だけ中盤あたりでできたんですけど、この曲はアルバム・タイトル曲だなと思ってたんで、それだけ温存というかあとに発表しようみたいな感じで、それ以外は本当にできた順ですね。
柳下:アルバムを作ってるときって、最後に曲順をみんなで考えて"こんなに並びがいいんじゃないか"っていう感じでリリースすることが多いんですけど、今回はシングルとして1曲ずつ出していくっていうのと、構築しながらリリースしたあとに"こういう曲が欲しいな"みたいなのを考えたり、アルバムを作っていく過程をお客さんとも共有しているようなイメージで完成させたりと、今までにないことだったので、そこもやって良かったなと思える部分だったりします。
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