Japanese
NANIMONO
Members:ひなたゆま 柊真ミフユ 眠岸ぷりん 47774 遊乃ヲユタ 紫苑りんか
Producer:こゆびちゃん
Interviewer:宮﨑 大樹
-MVも公開されている「ジャージは戦闘服★」がリード曲の立ち位置かと思います。この曲は、キャッチーで中毒性があり、グループのコンセプトも表現された楽曲に仕上がっていますが、メンバーのみなさんからの楽曲の印象を聞かせてください。
774:最初に聴いたときはあるあるすぎて爆笑しました(笑)! インキャのテーマ・ソングって言ってもいいくらい、インキャあるあるが詰まっているので歌詞に注目して聴いてほしいです。個人的には、MVの中で屋上でインキャあるあるを叫んでいるシーンがお気に入りです。レコーディングのとき、普段は声が小さいみんなからあんなに大きい声が出るのが面白くてみんなで大爆笑しました(笑)。
ヲユタ:NANIMONOにしか歌えない曲だよね! そこらのアイドルとはまた違ったNANIMONOだけの良さがあると思います!
ぷりん:この曲はキャッチーでノリやすいのに、歌詞はめっちゃインキャなのが私たちらしいよね。TikTokをめっちゃ載せてるから、最近みんなに"みんな、強く生きような~!"って言われる(笑)! TikTokでいろんな人が踊ってくれてて嬉しい~!
-「アイデンティティー」や「インキャ・オブ・ファイヤー」のように、ライヴでの盛り上がり方を歌詞に入れ込んだ、ライヴ特化とも言える曲も印象的でした。メンバーの立場から見えるNANIMONOの楽曲のこだわりはどんなところに感じますか?
りんか:今回アルバムの物販購入特典でメンバーソロ曲のMカードがついていたりするんですけど、ソロ曲は全曲ジャンルも歌詞もバラバラで、その子のイメージとか世界観にぴったりなんですよね。こゆびちゃんはどんなジャンルの曲も魔法みたいに書ける天才で、何も言わなくてもいつもメンバーのこと見ていて、それが歌詞に反映されてるんです。だからNANIMONOの楽曲は私たちそのものだし、さらにライヴでも私たちみたいなインキャがアウェイにならないように参加できるセクションがわかりやすく散りばめられているんです。だからこそインターネットが主流の今の時代に刺さるのかなって思ってます。
ゆま:こゆびちゃんから最初の頃に、教育番組を全力でやりたいねって言われて、ゆまが今までの活動とかソロ・プロジェクトでやってきたジャンルとまったく違って面白い! って思ってチャレンジしました。初めてのジャンルだったので最初の頃はライヴでどうやって盛り上げればいいのか難しくて、でも今では会場の全員が右向け右したり、ぐーぱーしたり、一体感がすごくて、ゆま自身も楽しすぎていつもヒートしてます(笑)!
ぷりん:私たちみんなオラオラしてないし、MCも煽りもゆる~い雰囲気なんですけど、それもNANIMONOらしさになってると思うし、私の声とか喋り方が好きって言ってもらえることが増えて。曲中でもメンバー紹介パートが多かったり、実際の私たちのキャラに合った歌詞をあてられていて、ひとりひとりのキャラが伝わってるんじゃないかなって思います。
こゆびちゃん:NANIMONOのプロデユーサーのこゆびちゃんです。小指が短いのでこんな名前です(笑)。今回のアルバムの全曲の作詞と、ほとんどの楽曲で作曲をしています。歌詞ではメンバーのキャラクターやバックグラウンドのストーリーを生かしたいと思っていて、全員に初めて会ったときの"インキャすぎる!"っていうファースト・インパクトをグループのひとつのテーマとして書いてます。"優しい世界を作る"というのが私自身の活動指針でもあるので、そこがちょうどインキャっていうコンセプトとも合致した感じがありますね。歌詞はメンバーからインスピレーションを得ることが多いので、何気ないひと言やSNSでのつぶやき、表情を見逃さないように意識してます。サウンド面では、ほとんどの曲を私のバンド(雨ノ弱)・メンバーでもある杉原 亮(Gt)と共同作曲しているのですが、NANIMONOの楽曲を作るときのテーマとしては"新しいものと歴史を融合する"っていうのがありますね。インキャだったりインターネットっていうのがすごく現代っぽいと思うので、現代を生きる若い層に刺さるものを作りたいなと思ってます。1曲の中でシンセ・ベースとエレキ・ベースのサンプリングを混ぜたり、デジタル・シンセサイザーとアナログ・シンセサイザーを混ぜたり、王道っぽい曲の中でもリズムで遊んでみたり、バンド・サウンドで作った曲をまるっとデジタル・アレンジしてみたり......。個人的には70~80年代のシティ・ポップが好きなので、その要素を取り入れたうえで令和の音楽を作りたい! って想いで日々実験してます。
-本作からお気に入りの曲をあえて選ぶとすればどの曲ですか?
ヲユタ:「インキャ・オブ・ファイヤー」です! この曲は自分たちの持ち味と言えるインキャが世界を救う! を代表したような歌詞の曲で、NANIMONOだけの良さが出てます! インキャだけど世界救ってやるぞ!! という気持ちでライヴで歌っています。
りんか:「ジャージは戦闘服★」! 歌詞に共感しまくりなので~! インキャの特徴あるあるはメンバーみんなのエピソードなので共感したらうちらの仲間~! サビの"まじでむりむり! むりなんだがw"は中毒性ヤバくて、みんな伝染して口ずさんでる! 楽屋で対バンのアイドルさんが歌ってるときとかあるよね(笑)!
ゆま:「どーぱみん!」。不安定な私を元気にしてくれて、聴いていて頑張るぞって気持ちが大きくなるからです。夢を見失ったとき、そうなりかけてしまったときに絶対に寄り添えると思うから、応援してくれてるみんながもし落ち込んでしまっているとき、少しでも救済できる曲なのかなと思ってます。いつもありがとう、ひとりじゃないんだって、私がここで生きる意味を思いながらいつも歌ってます!
774:たくさん好きな歌もありますが、満を持して選ぶなら「インキャミュージック」です! 歌詞がめちゃくちゃインキャなのに、前向きで肯定してくれる曲です。この歌詞、私のことだと思ってます!
ぷりん:「CHEWING GUM」です! 実は加入前にこの曲を聴かせてもらっていて、ずっと好きな曲です。こゆびちゃん的にはNANIMONOで使う予定はなかったみたいなんですけど、みんなでお願いして歌わせてもらえることになりました。エモくて切なくなる曲です。
ミフユ:「JELLY FISH」です。女の子の消えてしまいそうな儚い夏の恋の歌で、きっと恋する女の子たちに寄り添う曲になると思います。この曲を歌ってるときの私の声が好きって言われます。
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