Japanese
メメタァ
Member:西沢 成悟(Vo/Gt) 工藤 快斗(Gt/Cho) カワギシ タカユキ(Ba/Cho) サンライズ太陽(Dr/Cho)
Interviewer:蜂須賀 ちなみ
東京のインディーズ・バンド界隈が好きな人であれば、"メメタァ"というバンド名を一度は耳にしたことがあるだろう。結成は2009年。現在は、オリジナル・メンバーでソングライターの西沢成悟と、彼を慕って集まった3人で活動中。何者にもなれない私たちを肯定してくれる熱いバンド・サウンドで、じわじわと、しかし着実に支持を広げている。ライヴハウス・ラバー、そしてバンドマンに愛されているバンドだが、メディアに登場する機会は多くなく、謎に包まれている部分が意外と多い。そこで今回は、4ヶ月連続配信シングル「ロスタイム」、「春風」、「ドライフラワー」、「life goes on」を俎上に載せ、Skream!初のインタビューを実施した。
-2016年に工藤さんとカワギシさんが加入、2018年にサンライズさんが加入して、現在の体制になったんですよね。
サンライズ:そうですね。メメタァも僕ら3人がもともといたバンドも新宿Marbleの界隈で活動していたんですけど、その界隈のバンドはみんなメメタァのことが好きで。"なんで成悟が売れないんだ?"とずっと言っていたんですけど、たぶん、その熱意の正体が主に俺です。
西沢:あはははは!
サンライズ:成悟がハタチぐらいのときに出会ったんですけど、そのときから"すげぇヴォーカルだな!"と思っていて。対バンを通じて仲良くなったとき"いつか一緒にバンドやれたらいいですね"みたいな話になったんですけど、とはいえ今はお互いバンドをやっているから、たぶん40~50歳ぐらいになってからかな? とか言っていたんですけど、俺は待ちきれなかったので、その間にメメタァのコピバン大会を開いて。
カワギシ:そのコピバン大会の2回目に出ていたのが僕でした。そのあと、メメタァにいたメンバーが脱退し、もともと知り合い同士だった僕と彼(工藤)が2016年に加入して。
サンライズ:で、当時所属していたバンドからヴォーカルが抜けて、なかなか活動ができていなかった僕を、成悟が誘ってくれたのが2018年。僕としては、長年の片想いを経て"ようやく一緒にバンドができる!"という気持ちでした。
カワギシ:太陽が入ってから、メメタァの活動の仕方がめっちゃ変わったんですよ。ライヴの本数が増えて、全国いろいろなところに行くようになって。僕ら3人はみんなメメタァに入る前は別々のバンドにいたんですけど、特に太陽のいたバンドはゴリゴリのツアー・バンドだったので。その繋がりもあって、今まで行ったことのなかった土地のバンドから、ライヴに誘ってもらえることが増えたんです。それで活動の幅がすごく広がりました。
-サンライズさん的には、"メメタァはもっとライヴをすればいいのに"というフラストレーションがあったんでしょうか?
サンライズ:めっちゃありましたね。"西沢成悟は売れないといけない!"という感情でずっとやってきているので。
-こういう熱意をぶつけられてどう思いますか?
西沢:すごくありがたいですよ。本当にずっとこのテンションで。
-みなさんそんなに西沢さんのことが好きということは、"新曲できたよ"という連絡を貰ったときには、テンションが上がってしょうがないのでは?
カワギシ:そうですね。毎回クッソ盛り上がります。
サンライズ:今のところ、毎回感動しかしていないので。 3人とも"最高だな"としか言わないんですよ。
西沢:たしかにいつもべた褒めしてくれます。
-コロナ禍でもメメタァはポジティヴなムードで活動できていたみたいですね。
サンライズ:後ろ向きにはならなかったですね。ライヴができなかった期間中は、YouTubeの番組作ったり、成悟は本格的に打ち込みを始めてそれで新曲を作ったりして。
西沢:YouTubeの仕組みも勉強したし、MVも作ったし。GoPro買ったんですよ。
工藤:ライヴができないぶん、やれることをやろうという感じでした。
サンライズ:そのあと(昨年の)6月には配信ライヴをしたんですけど、そしたら、今までメメタァのライヴを観たことがなかった人もたくさん観てくれたんですよ。(有観客の)ライヴ活動を再開したときにお客さんが増えていたのが嬉しかったです。
-ライヴがなかなかできない状況になっても、不安を感じたり、挫けたりすることがなかったのは、どうしてだと思いますか?
西沢:僕はもっと最悪な状況を知っているので、後ろ向きになることはなかったというか。コロナが広まる直前の時期って、レーベルにも所属させてもらえることになって、1stアルバム(『いつかの僕が見た夢』)を出して、ツアーに行こうというタイミングで、僕のバンド人生の中で一番いい時期だったんですよ。だけど、それ以前は、ライヴをやりたくても誘われないとか、協力してくれる人もいないとか、そういう状況が結構長いこと続いていたので......このくらいなら、全然。ライヴができなくてもバンドは続けられるし、今までよりもいい感じでやれるなと思っていましたね。
サンライズ:あと、YouTubeの放送を週2でやっていたから、直接会えなくても4人で話す機会が多かったのも良かったかもしれない。放送時間が23~24時だったんですけど、そのあと3時くらいまで普通に喋っちゃうみたいな。"もう眠いから寝る~"っていう感じが、ホントに友達と喋っているくらいの感じで(笑)。あれはいい時間でしたね。
工藤:YouTubeでは太陽さんが司会をやっていたんですよ。だからなのか、司会の依頼が何件か来て(笑)。
カワギシ:話をまわす力が評価されるという(笑)。
サンライズ:いや~、喋りに喋ったからね~。
-リリース周りで言うと、昨年6月の配信シングル「wall around」を経て、今年は4ヶ月連続で配信リリースを行ったと。4ヶ月連続リリースは、バンド初の試みだそうですね。
西沢:はい。「wall around」は1回目の緊急事態宣言後(2020年6月)にリリースしたんですけど、そのあとライヴハウスにお客さんが少しずつ戻ってきて、自分たちが主催している"メメフェス"も今年は開催することができて。ライヴ活動が少しずつできるようになってきたからこそ、ここで1回音源を出して、ライヴハウスに来てくれる人以外にもちゃんと作品を届けたいと思いました。とはいえ、CDショップには行きづらいという人もきっと中にはいると思うので、配信で出すことに決めて。
サンライズ:そんななかでも"CDでも出しましょうよ"と言ってくれた方がいたので、一部の店舗ではCDでも販売しています。いろいろな人との繋がりのもと、成り立っていますね。
西沢:毎月リリースできるのは楽しいですよね。
工藤:うん、楽しい。
サンライズ:お客さんが"聴いたよ!"ってTwitterにあげてくれているのを見ると嬉しいし。
カワギシ:その頻度が上がったからね。
-1曲ずつ振り返っていくと、まず、第1弾楽曲の「ロスタイム」は、メメタァの王道を更新したような曲でしたね。
西沢:それが完成するまでに紆余曲折あったんですよ。前作のアルバム(『いつかの僕が見た夢』)のリードが「デイドリーマー」という曲だったんですけど、"あの曲を超えていきたいよね"というところから始まったものの、結構行き詰まっちゃって。
サンライズ:なかなか完成させられなかったので、いったん"配信シングル一発目は別の曲にしようか"という話になったんですよ。だから、触らずに放っておいた時期も長くあったんですけど、そんななかで、成悟がサビの歌詞を変えたんだよね。
西沢:そうそう。"僕らは未来を見つけた"と2回繰り返していたのを、今の形に変えて。
サンライズ:この歌詞になった途端、アレンジも一気に決まって。4人で合わせたとき、思わずみんなで"きたこれ!"と叫びました。それで"これはいけるぞ"という感じになったので、"4ヶ月連続リリースの最初の曲、この曲にしたいです!"と(スタッフに)伝えて、ギリギリで差し替えてもらったんです。
カワギシ:本当にギリギリでこの曲に変わりました。
工藤:サビのリズムが全部食っている感じとか、今までのメメタァにはなかった感じですよね。「デイドリーマー」のような空気感を持ちつつ、また違ったものを出せたので、できた瞬間"これでしょ!"と思いました。
-サビのコーラスも新鮮味がありました。
サンライズ:最初はユニゾンのコーラス(1~8、17~24小節目)だけだったんですけど、それだけだと青春パンクすぎないか? ということで、"ハ~♪"という3声のコーラス(9~12、25~28小節目)を入れて。
西沢:そのアイディアは快斗が出してくれたんだよね。"こんな感じでどうですか?"って、藍坊主の「瞼の裏には」を聴かせてくれて。
サンライズ:次世代メメタァの曲になりました! とか言ったくせに、藍坊主からアイディアを貰っているという(笑)。
工藤:僕ら全員藍坊主好きだからね(笑)。
-このコーラスは全員で歌っているんですか?
サンライズ:そうですね。それまでは基本このふたり(工藤、カワギシ)がコーラス担当だったんですけど、「O.M.M」(『いつかの僕が見た夢』収録曲)から俺もやらせてもらえるようになって。"メメタァ、コーラスもいけんじゃね?"という空気になっていったのは、シンガロンパレードというバンドからの影響もデカいです。だから、シンガロンパレードにゲストとしてYouTubeに出てもらったとき、コーラスを教えてもらって(笑)。
LIVE INFO
- 2025.07.07
-
ビレッジマンズストア
ナナヲアカリ
NakamuraEmi
浅井健一
- 2025.07.08
-
TENDOUJI
Hump Back
go!go!vanillas
ビレッジマンズストア
the dadadadys
kobore × プッシュプルポット × Brown Basket
銀杏BOYZ
- 2025.07.09
-
SHE'S
いきものがかり
Maki
山内総一郎(フジファブリック)
- 2025.07.10
-
TENDOUJI
Saucy Dog
礼賛
いきものがかり
浅井健一
ヤングスキニー
キュウソネコカミ
BBHF
the dadadadys
Hello Hello
GRAPEVINE
ザ・シスターズハイ
Organic Call
downy
四星球
- 2025.07.11
-
TenTwenty
女王蜂
TENDOUJI
なきごと
the shes gone
フレンズ
Saucy Dog
Laughing Hick
浅井健一
WtB
yutori
ビレッジマンズストア
古墳シスターズ
東京スカパラダイスオーケストラ
ヤングスキニー
キュウソネコカミ
のうじょうりえ
賽
ヤバイTシャツ屋さん × Perfume
wacci
KALMA
LITE / DO MAKE SAY THINK / HOTEL NEW TOKYO
GLIM SPANKY
Mirror,Mirror
reGretGirl
四星球
Rei
- 2025.07.12
-
大原櫻子
星野源
藤沢アユミ
FIVE NEW OLD
ASP
コレサワ
あれくん
ART-SCHOOL
SAKANAMON
女王蜂
LOCAL CONNECT
BLUE ENCOUNT
竹内アンナ
いゔどっと
PK shampoo
荒谷翔大
ACIDMAN
ズーカラデル
夜の本気ダンス × BRADIO × 8otto
チリヌルヲワカ
Homecomings
ブランデー戦記
[Alexandros]
鶴
SVEN(fox capture plan)
YUTORI-SEDAI
ビレッジマンズストア
GRAPEVINE
Nothing's Carved In Stone
ADAM at
WtB
Eve
有村竜太朗
Bimi
MAPA
安藤裕子
蒼山幸子
古墳シスターズ
斉藤和義
原因は自分にある。
怒髪天
渡會将士
マオ(シド)
- 2025.07.13
-
星野源
あれくん
SVEN(fox capture plan)
CYNHN × タイトル未定 × fishbowl
TenTwenty
板歯目
SAKANAMON
LOCAL CONNECT
FIVE NEW OLD
ASP
YOASOBI
BLUE ENCOUNT
コレサワ
鶴
"HELLO INDIE 2025"
なきごと
ズーカラデル
UNCHAIN
ART-SCHOOL
有村竜太朗
アルコサイト
[Alexandros]
寺口宣明(Ivy to Fraudulent Game)
チリヌルヲワカ
GRAPEVINE
Nothing's Carved In Stone
Homecomings
ADAM at
ブランデー戦記
Eve
神はサイコロを振らない
荒谷翔大
カミナリグモ
FUNNY THINK
ぜんぶ君のせいだ。
VOI SQUARE CAT
安藤裕子
古墳シスターズ
東京スカパラダイスオーケストラ
reGretGirl
斉藤和義
原因は自分にある。
トラケミスト
- 2025.07.14
-
Mirror,Mirror
- 2025.07.15
-
有村竜太朗
板歯目
BLUE ENCOUNT
桃色ドロシー
[Alexandros]
Mirror,Mirror
TENDOUJI × 浪漫革命
SCOOBIE DO
キミノオルフェ
羊文学
Saucy Dog
Ivy to Fraudulent Game
- 2025.07.16
-
有村竜太朗
YOASOBI
BLUE ENCOUNT
桃色ドロシー
GLIM SPANKY
BIGMAMA × Dannie May
坂本慎太郎
Base Ball Bear × PEDRO
SHE'S × ヨイズ
TenTwenty
Saucy Dog
- 2025.07.18
-
斉藤和義
YOASOBI
フレンズ
[Alexandros]
SVEN(fox capture plan)
板歯目
東京スカパラダイスオーケストラ
ExWHYZ
GLIM SPANKY
the paddles
キュウソネコカミ
NEK! × komsume
KiSS KiSS
Organic Call
ぜんぶ君のせいだ。
SAKANAMON
ヤングスキニー
ACIDMAN
Laughing Hick
TENDOUJI
cinema staff × eastern youth
- 2025.07.19
-
豆柴の大群
浅井健一
フレンズ
"NUMBER SHOT2025"
コレサワ
YOASOBI
PIGGS
鶴
東京スカパラダイスオーケストラ
"KESEN ROCK FESTIVAL'25"
ASP
Novelbright
"JOIN ALIVE 2025"
shallm
Eve
"OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL 2025"
キノコホテル
UNCHAIN
竹内アンナ
め組
"焼來肉ロックフェス2025"
SPECIAL OTHERS
ExWHYZ
LOCAL CONNECT
寺口宣明(Ivy to Fraudulent Game)
ぜんぶ君のせいだ。
いきものがかり
新しい学校のリーダーズ
"DAIENKAI 2025"
チリヌルヲワカ
片平里菜
PENGUIN RESEARCH
荒谷翔大
Nothing's Carved In Stone
マオ(シド)
- 2025.07.20
-
神はサイコロを振らない
"NUMBER SHOT2025"
斉藤和義
[Alexandros]
ビッケブランカ
"KESEN ROCK FESTIVAL'25"
ASP
"JOIN ALIVE 2025"
キノコホテル
HY
Eve
"OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL 2025"
崎山蒼志 / NakamuraEmi / ズーカラデル / TENDRE ほか
GRAPEVINE
"焼來肉ロックフェス2025"
清 竜人25
PK shampoo
"DAIENKAI 2025"
LOCAL CONNECT
ROF-MAO
いきものがかり
GARNiDELiA
ブランデー戦記
- 2025.07.21
-
"NUMBER SHOT2025"
斉藤和義
PK shampoo
LOCAL CONNECT
東京スカパラダイスオーケストラ
ASP
鶴
TENDOUJI
jizue
め組
HY
PIGGS
小山田壮平 / 奇妙礼太郎 / 安部勇磨(Band set) ほか
ぜんぶ君のせいだ。
アーバンギャルド
LACCO TOWER
GOOD ON THE REEL
いゔどっと
ビレッジマンズストア
GRAPEVINE
Homecomings
SpecialThanks / レイラ / GOOD4NOTHING / THE FOREVER YOUNG ほか
アカシック
PENGUIN RESEARCH
- 2025.07.22
-
Hump Back
the telephones
RELEASE INFO
- 2025.07.07
- 2025.07.08
- 2025.07.09
- 2025.07.10
- 2025.07.11
- 2025.07.13
- 2025.07.15
- 2025.07.16
- 2025.07.18
- 2025.07.19
- 2025.07.20
- 2025.07.23
- 2025.07.25
- 2025.07.29
- 2025.07.30
- 2025.07.31
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
音ノ乃のの
Skream! 2025年06月号