Japanese
Jam Fuzz Kid
Member:今村 力(Vo) 黒木 徹(Gt) ヤマザキタイキ(Gt) 小畠 舜也(Ba)
Interviewer:吉羽 さおり
-ここからのキーになりそうな曲ですしね。また1曲目の「Summertime」はどうですか?
今村:この1曲目の「Summertime」とラストの「Behind me」は、ほぼ同時にデモが上がったんです。
黒木:昨年末くらいだったかな。
今村:いつもメロディをつけるのは自分なんですけど。それがなかなかうまくいかなくて、ずっと寝かせられていた曲で。いや、やろうよって言ってみんなでもう一度着手したんですね。もともと「Summertime」を1曲目にして、「Behind me」でアルバムを終わろうというのは決めていたんです。
小畠:それも結構早い段階で決めてましたね。
ヤマザキ:レコーディングに関してもこの2曲はコロナとかが流行りだす前だったかな?
黒木:レコーディングは前じゃなかったかもしれないけど、曲自体はできてはいたかな。
-「Summertime」は、アルバムの1曲目として、ギターが唸る感じから始まるのもいいですよね。1stフル・アルバムで、その1曲目って重要な役割があると思うんですけど、どういうことを意識していましたか?
今村:これに関しては最初に、デモを聞いた瞬間にかっけぇってなったよね。
黒木:最初は「Summertime」がリード曲っていう可能性もあったんですよ。
今村:でも、自分たちの中で"ものすごくかっこいい!"ってなってる曲をあえてリードにせずに、1曲目にやっちゃうという贅沢な感じはあったよね。あとは歌詞に関しても、意味が詰まっていて1曲目として相応しいかなと。
-その相応しい歌詞というのは。
今村:全然ピースな歌詞ではないんです。自分は海外にいたことがあって、そのときに経験した悔しい気持ちというのがあるんです。Jam Fuzz Kidは日本人のバンドだけど、英語で歌って、世界に発信しようとするバンドで──共通言語が日本語だったら全然日本語でいいじゃないですか。でも、英語で全世界に伝えるとなったときに、これは人種差別的なことだけでなく、どれだけ自分たちが低い立場に見られているかとか、アメリカでもイギリスでも関係なく、いろんな状況で下克上じゃないですけど、今度は無視すんなよという思いがあって。どんだけ小さく見られていたとしても、これが俺らだというのをどうしても書きたくて、一発目の看板じゃないですけど、強いサウンドに意味としても強い歌詞を打ち出した曲にしたかったんです。その歌詞も、誰かをディスるとかではなくて、本当に経験したこととかを散りばめています。
-海外で暮らした経験は、自分の精神性であるとか、こうした表現に繋がっているんですね。
今村:やっぱり行かないとわからないことはたくさんあるじゃないですか。それをせっかく経験したのなら、伝えたいし。嫌いになるわけじゃなくて、ちゃんと伝えたいんですよね。お前らのこと嫌いだっていうものではなく、じゃあ俺がやってやるっていう。その気持ちをバネにするというか。そういう感じで伝えられたらいいなと考えてますね。音楽だからこういうことができると思います。
-それを1曲目として宣言するっていうのは、強いですよね。EPでのヒリヒリとした感触とはまた違った感覚にもなっていて。
黒木:あれは何も考えてないからね(笑)。
今村:それくらい自分らの感情をわーっと出したのが、EPでの焦燥感だったんですけど(笑)。今度は、大人になったわけじゃないですけど、もっとちゃんと自分らの気持ちを具現化するという1曲目ですね。
-この「Summertime」から前半は強い曲が並んでいきます。「Rovers」と「Tumbleweed」はテーマ的にも近い感じがありますね。
今村:アプローチが近い感じはありますね。歌詞でも言葉遊びとかを結構していて。「Tumbleweed」に関しては、すごく初期の曲で。
小畠:最初期の曲なんです。
今村:ライヴでずっとやっている曲ですね。"なんでレコーディングしてないの?"っていうくらいだったんです。1st EPのリリース・イベントでも、EPに入ってない曲なのに、これから始まるという(笑)。それくらいずっとやってきた曲だったので。
小畠:当時、タイトルが"ヤマザキ"だったよね(笑)。
ヤマザキ:そうだ(笑)。
今村:これはヤマザキが作った曲だったから、めんどくさくて、曲名がずっと"ヤマザキ"だったんですよ(笑)。インターネットでセトリが出るサイトがあるじゃないですか。そこでもある日、"ヤマザキ"ってなってて(笑)。
黒木:はははは(笑)。
-ライヴで磨き上げていくなかでの変化はあったんですか?
黒木:「Tumbleweed」はライヴと音源とで違いますね。これは、ライヴでのお楽しみなところではあります。
-音源でも遊びはあって、エンディングなんていろんなことができそうな余白がありますしね。そしてアルバム後半は、「Animals」などの骨太な曲があり、またどんどん広がりも出てきます。
今村:中盤の6、7、8曲目の繋がりがいかついですよね。自分らの感覚だと、6曲目の「While I dream」でアルバムが1回終わりという感じなんだよね。
小畠:そこまでがA面という感覚。
今村:B面が初のインストの「Untitled」で始まって、そこからの「Animals」という。「Animals」はラヴ・ソングなんですけど、この曲好き。
黒木:いいよね。
-歌とギターの絡みのきらびやかな感じがいいですね。
今村:これ、ちょっと歌謡っぽいんですよね。
黒木:コード的にも今まで使わないコード感や、ギターも歌謡っぽい感じがあって。この曲はちょうど、リード曲を作らなきゃという時期だったから、試せるものは全部試していたときだったんです。今まではもっと正統派の、「Fringe」を作ったときのような感じでいこうと思っていたんですけど。ああでもないこうでもないとなって、じゃあ全然違うの作ったれ! という。それであまり使ったことがないコードとかでやってみたら、いいなって。そこからリフや、フレーズを乗せてどんどんできていった感じですかね。
今村:これは1回レコーディングしたんですけど、何か物足りないというか、このままでいいのかって話が出て。それで持ち帰って、コーラス・パートを加えるとか再構築した曲でもあるよね。
黒木:それもまた緊急事態宣言の期間にできた曲で。
今村:すごく良くなったよね。
-その歌謡っぽいムードは、それぞれルーツ的にもあるんですか?
黒木:俺らはイエモン(THE YELLOW MONKEY)ですかね。
今村:自分と黒木はイエモンがすごく好きで。一緒にライヴとかも行きましたね。最初は全然違うメロディ・ラインだったんですけど。もっと歌謡にしていいよって送られてきたので。歌謡っぽい感じにしました。
黒木:1回振り切っちゃってもいいかなと思ったんですよね。これが自分たちだみたいなコンセプトにとらわれているよりは、1枚目のアルバムだし、自由に作って勢いのままに出したほうがいいかなって。
小畠:いろんな可能性があったほうがいいよね。特に今年の初めのほうに作った曲はそういうのが多い。
今村:いろいろ試してみよう期間でしたね。すごく良かった。そういう曲がアルバムのアクセント、スパイスになってる感じがあって。
-そこにさらに全員の味が入ってるから、それぞれの面が光る曲や、アレンジになるということですしね。
今村:「Animals」はリズム隊とかも凝ってるよね。
黒木:手数も多いし、後半はオマージュも入っているしね。
小畠:この最後の部分は、リズム隊はツェッペリン(LED ZEPPELIN)のオマージュが入ってて。
今村:でも、なかなかわからない感じになってるかな。スタジオで、バンドで合わせてて遊びみたいな感じでやろうよっていうか。
小畠:だいたいそんな感じなんですよね。
-ロック好きならではの遊び部分ですね。
今村:すべてにそういうのが入っているので。全部聴き終わって、飽きることなく、気づいた人は、おぉ! ってなってくれたら嬉しいよね。
黒木:ただ、今のところ誰も気づかないんだよね......。
-若いファンの方だと意外と馴染みがないバンドも多いかもしれないですしね。そこでヒントがあれば、みんなその音楽も掘ってくれると思いますし、リスナーが洋楽を聴くきっかけになると思いますよ。
小畠:きっかけになるというのはいいかもしれないですね。
今村:自分たちもそうやって聴いてきたしね。
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