Japanese
MIGMA SHELTER
2020年04月号掲載
Member:ミミミユ ブラジル ユブネ タマネ レーレ ナーナナラ
Interviewer:宮﨑 大樹
-(笑)音楽も唯一のもので、仲も良くて、今ミシェルはすごくいい流れに乗ってきている感じがしますけど、今のこのシーンについてはどう感じていますか?
レーレ:昔と比べると楽曲の質がかなり上がっているのかなと思っていて。アイドルって、舐められがちというか、一般層は"アイドルだから聴かない"っていう人たちがいっぱいいるんです。MIGMA SHELTERみたいなグループがもっと世に出て、今のアイドル・シーンにはいい曲、いいグループがいっぱいいるんだよっていうことを知ってほしいです。
-世に出るっていう話が出ましたけど、グループの野望みたいものってあるんですか?
タマネ:"絶対に海外進出をしたいね"っていう話はしています。これがさっき話していた、同じ方向を見ているっていうところですね。
レーレ:サイケデリック・トランスって日本よりも海外で聴いている方々が多いと思うんですけど、その方たちにMIGMA SHELTERが受け入れられるように頑張って、例えばBABYMETALさんのように、海外でも国内でもワッと注目されたいです。グループだけでなく、タニヤマヒロアキさん、Tomohiko Togashiさん、田中紘治さん、音楽を作ってくださっている制作チームさんも広めたいし、MIGMA SHELTERが日本でもっとサイケデリック・トランスが流行るキッカケになりたいですね。
-海外は勝算がありそうですね。YouTubeでも海外からのコメントが多いですし。
ブラジル:そうですね。Twitterとかでもちょくちょく海外の方がMIGMA SHELTERのことを書いてくださっていますし。
レーレ:レイヴに来てくださる海外の方も多いし、インターネットでの支持が大きい気がするので、そういう方たちに自分たちから会いに行けたらいいなって思います。
-国内で言っても、シーンやブームを牽引してほしいとみなさんに期待している人は多いんじゃないかなと思っていて。それが昨年実施した、アルバム制作とツアーに向けたクラウドファンディングで目標を400パーセント達成という大成功に繋がっているのかなと。
ナーナナラ:"こんなになるとは思っていなかった"っていうのが率直な感想ですね。初日で目標を達成して、それだけで"ありがとうございます"っていう感じだったんですけど、どんどん伸びていって。それは今応援してくださるお客さんたちが熱を持って応援してくれているからというか、"MIGMA SHELTERなら行けるから頑張れ"みたいな気持ちでやってくれたのかなと思って、すごく嬉しかったです。
タマネ:お客さんの期待値を超えられるようなアルバムだったりパフォーマンスだったりにしたい気持ちが自分の中で強く感じられましたね。期待値が目に見えているので、自分たちのやる気にも繋がるし、チームとして固まっていくのもありました。
-400パーセントっていう数字にプレッシャーは感じましたか?
ナーナナラ:デモで送られてきた曲を聴いて、"これは絶対に喜んでもらえる"っていうのを確信したから、不安はないですね。楽しみです。
-制作中のアルバム『ALICE』は"不思議の国のアリス"をコンセプトとしたアルバムですよね。少女の妄想や狂気的な世界観が描かれた"不思議の国のアリス"とサイケデリック・トランスの相性は絶妙だと感じました。
ユブネ:"不思議の国のアリス"って、ディズニー版のイメージが強いから、かわいらしい少女のイメージか最初にポンって来て"おっ?"て驚きました。でも、落ち着いて考えていったり、曲を聴いたりしていくと、理解が深まって"これは正しいぞ"と。実は奥が深いっていうのを聞いて、なるほどなって思いました。
-アルバムから2曲ほど聴かせていただきましたけど、それぞれ"不思議の国のアリス"の一場面が切り取られているような感じで。物語に沿ったアルバムになるのでしょうか?
タマネ:そうですね。聴くだけで物語の場面が思い浮かぶと思います。
ユブネ:聴いただけでもわかりやすいし、実際にレコーディングとかをしながら"これはこういう設定"とか"こういうイメージ"、"こういう気持ちで"って話をされるとよりイメージが鮮明になっていって。それをどうやって表現するかを研究していきたいです。
-特定のキャラクターになりきるような曲もあるんですか?
ミミミユ:ありますね。私は今のところ、発情中のウサギと、クイーン役をやります。
-役みたいなものもあるんですね。
タマネ:曲によっては。ある曲では6人全員が芋虫になるんですよ。
ユブネ:歌詞についてもアニメに出てくるセリフを使ったりしているので、歌詞を読みながら聴いても楽しめると思います。
ブラジル:「it doesn't matter」という曲では、チェシャ猫とアリスが話す原文のままの会話が歌詞になっていたり、ディズニーでしか出てこないシーンも歌詞に出ていたりして、いろんなアリスが混ざっているんです。アリスを知っていれば知っているほど、楽しめる部分がたくさんあります。
ユブネ:アリスの世界観をちゃんと作れていると思うので、他のアリスの作品が好きな人にも、私たちのアリスの世界をお勧めしたいですね。
-アルバムと共にツアー"SIX ALICE REMIXED TOUR"も行われますね(※取材は3月中旬)。ただ、初日の大阪公演が新型コロナウイルスの影響で無観客での生配信となりました。
ナーナナラ:実際に会場に入る人数よりも多くの方に観ていただけるチャンスなので、それを生かしたようなパフォーマンスができればいいなと思っています。アルバムから2曲披露することになっているので、既存曲はもちろんなんですけど、その2曲を聴いて"もっとアルバムの続きを聴きたい"って思わせられるようなレイヴをしたい。今後のツアーに足を運んでもらえるように頑張りたいと思います。
ユブネ:気持ちを切り替えて、画面越しだけど画面がないように感じられる、釘づけにできるように頑張るしかないなと。丁寧さも出しつつ、私たちが普段やっているレイヴの熱気は失わずに出していきたいという気合が十分です。
-初日は無観客ですが、その後のツアーに向けてはどんな気持ちでしょうか?
ブラジル:5つくらいアリスに関連する本を読んで、映画とかも観たんですけど、正気じゃない物語を表現するには正気じゃダメだなって思って。正気を失って踊る私たちを観て、正気を失ってほしいです。クラウドファンディングをしてくれた人たちは、"アルバム制作に僕たちが少しでも力になれたらそんなに幸せなことはありません"みたいなことを言ってくれるんですよ。だから、"絶対幸せにしてやるからな"って思っていて。このツアーを通して幸せにしたいし、海外の方とか、アイドルのファンじゃない人とかにも知ってもらえるようにしていきたいです。
レーレ:ファイナルの川崎CLUB CITTA'(2020年5月10日開催)もたくさんの人でいっぱいにしたいですし、ファイナルがあるからと言ってもそこがゴールじゃない。通過点のひとつとしてのツアーなので、ここからもどんどん大きい会場でレイヴをして、Zeppツアーとかもやりたいし、やりたいことがまだまだたくさんあります。なので、このツアーで勢いをつけて、何段階も上がれるようなツアーにしたいです。成果というか、MIGMA SHELTERを好きになってくれる人間をたくさん増やしたいですね。
-ファイナルはCLUB CITTA'でサイケデリックなデコレーションが行われるとのことで。どんなレイヴになりそうですか?
タマネ:デコレーションをしてくださる倉持裕二さんは、空間を引き延ばしたり縮めたりするのが得意な方らしくて。アリスって小さくなったりするから、そういうところでもアリスの世界観が表現できるんじゃないかってすごく楽しみです。私たちのパフォーマンスで、その世界観にもっとプラスできたらなって思います。
-ツアーのその先で、MIGMA SHELTERとしてどうなっていきたいですか?
ミミミユ:世界征服をしたい。うちらはMIGMA SHELTERなしだと死んじゃうから、そういう人を増やしたいです。そうして、みんな死ななければいい。MIGMA SHELTERがいたら死なないよって。
ブラジル:みんなを中毒にしたいんです。
ナーナナラ:合法でハイになれるので、"MIGMA SHELTERがあれば薬なんかいらない"って。
ユブネ:世界中に曲を届けて耳に入るように頑張りたいので――
タマネ:まずは曲を聴いてほしいし、レイヴを観てほしいです。
レーレ:こういうご時世なので、気が滅入るニュースが日常にいっぱいあるじゃないですか? ストレス社会みたいなところもあるから、MIGMA SHELTERを聴くことで、逃げ場と言うか、気分をハイにして、みんなの疲れを癒したいですね。
TOUR INFORMATION
"MIGMA SHELTER「SIX ALICE REMIXED TOUR」"
4月18日(土)名古屋 X-HALL -ZEN-
4月19日(日)京都 CLUB METRO
4月26日(日)福岡 INSA
4月29日(水・祝)仙台 MACANA
5月 5日(火・祝)東京 clubasia
5月10日(日)川崎 CLUB CITTA'
6月20日(土)札幌 SPiCE ※振替公演
7月26日(日)沖縄 Output ※振替公演
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