Japanese
VIRGO × TOSHI-LOW(BRAHMAN/OAU)
2019年10月号掲載
BRAHMAN/OAU:TOSHI-LOW
VIRGOwearworks:YU(ディレクター)
インタビュアー:吉羽 さおり Photo by 上坂和也
-バンドやライヴではもちろん、TOSHI-LOWさんは普段もVIRGOを愛用しているんですか。
TOSHI-LOW:普段も着ていますね。
YU:他にもかっこいいブランドはたくさんあるなかで、うちのものを選んで着てくれることが多いので、嬉しいですよね。
TOSHI-LOW:着心地の良さがあるのは大事で。毎回、着心地に関してはバンバン言うんです。あとは俺みたいな体格だと、かっこいいけど、どうしても破けるとかも出てくるから。
YU:誰よりも早く何かあれば気づいて連絡をくれるんですよ。ここが急に取れたけど、大丈夫? って。俺はいいけど、買った人大丈夫だった? とか。それは助かるんですよね。ジャケットを脱いだ途端にバリバリバリってパーツが飛んだりしたとかも、昔ありましたね(笑)。
TOSHI-LOW:ボタン全部取れたけど大丈夫か? っていう(笑)。でも、ものを作ってる以上、失敗になってしまうものってあるんですよ。もちろんお金を払っているから、そんなものって思う人もいると思うんだけど、逆にそこが新しいものを作り出す面白さだし、もちろん外れてしまったものはお店に持っていけば交換してもらえると思うし。そういうことがあるうちは、もちろんうわって思うけど、でもこれは新しいボタンをつけてみたんだろうなとか挑戦を感じるんですよね。縫い方にしても、変えたからこうなっているんだとか。
YU:15~16年やっていますけど、未だに課題はあるんです。日々宿題ばかりなんですよね。やることなくなっていないぶん、ありがたいと思いますけどね。
TOSHI-LOW:どんな業界もそうですけど、定番ができて、そこにあぐらをかいてやりだすと面白くなくなってくるんですよ。ただロゴをバーンと出して、それを売って。それが売れなくなってきたら、それを人気があるやつに着せて売るみたいな。今でもあるそういうブランドの簡単な循環って、俺はもう通じないと思っているんですよね。みんな、いつでも洋服を買えるような余裕もなくなってきて、音楽もそうでCDすら買うのを躊躇する時代になったなかで、かっこいいものを作ることなんか当たり前で。もっと良きものを作らないとダメだなと。その良きものっていうのは、挑戦したり、失敗したり、続けていくことの中でしか生まれないと思うので。もちろん突発的に、新しい子たちがドンと出てきていきなり売れるとかはあると思うんですけど。俺らみたいなのは、ここから自分たちがバタッと倒れるまで続けることが、良きものを作っていく方法論だってわかっちゃってるから。大変なことだけど、そこと戦っていくしかないですよね。そういうなかでは自分ひとりだったらつらいけど、こうして良き仲間がいると、じゃあこいつの作った服の似合う男であり続けたいと自分も思うので。そういう人間が、違う業界にいてくれるのが嬉しいなと思って。
YU:それは逆も然りで。この人たちが着てくれるブランドであるように頑張ろうというのは、ずっとある。逆に、こういうディープな仲間たちが僕の服を着なくなったときが、僕がブレたときだろうし。洋服屋としてのプライドを持って一生懸命やりたいし、その僕なりの一生懸命なアプローチの仕方が着心地やデザインなんですよね。今は、バンド・グッズとかもおしゃれでかっこいいし、ファスト・ファッションにしても"この値段でできるんだ"とかがある。そういうのがあるなかで、うちみたいな安くないものを買ってくれるのって、すごく奇跡でありがたいということだと思っているので。それも、こういう仲間たちが入り口を作ってくれて、バトンを渡してくれるからこそ、そのバトンを僕なりにちゃんと受けとってちゃんと返したいとは思っています。先ほど話に出た"New Acoustic Camp"もそうですけど、スタイリングであれコラボレーションであれ、いつもやりがいをくれる人なので。それに絶対に応えたいですからね。
ジャケット: MICRO STRAGE JKT ¥22,800
パンツ: MICRO STRAGE PANTS ¥15,800
キャップ: GOOD KNIT ¥4,500
スニーカー: WIND BELT RUBBER LOGO SNEAKER ¥18,500
-TOSHI-LOWさんは仲間との"場"を作るということに長けていますし、大事にしていますね。
TOSHI-LOW:自分のいる意味というか、役目ですよね。もちろん何もしなくても友達だけど、でも男ってやっぱり役目があると頑張るというか。ただ単に友達同士でイエーイっていうのは、もう楽しくなくて。それより、お互いの合致する意味が深ければ深いほど楽しいから。そういうものでありたいですよね。
YU:MV撮影とか、いろんな現場にも行かせてもらえるので刺激になるんですよ。
TOSHI-LOW:BRAHMANと台湾のバンド FIRE EX.とのコラボ曲「兼愛非攻」(2019年8月リリースの台湾盤セレクト・アルバム『兼愛非攻~台灣特選輯~』収録曲)でもスタイリングをしてもらったら、FIRE EX.がすげぇかっこいいから台湾でも売ってくれって話にもなったしね。
YU:そうやって繋がっていくこともあるんですよね。そういったことは余計な計算はしないでやりたいし。
TOSHI-LOW:マーケティングだけ考えてでっかくやるとか、営業みたいな人がいてでかくすることはできると思うんですよ。けど、そうじゃない自分たちの横の繋がりや手綱を探っていくことって、友達の友達がちゃんと手を繋いでやっていることだから裏切りが少ないし。俺らはずっと会社ごっこをやっていると思っているし、社会にいて大人ごっこをしているなかで、子供のころに思った嫌いな大人にはなりたくなかったんですよね。嘘ついて、金の話ばかりして、人を裏切るような大人になりたくなかったから、自分たちはお金を作る活動をしながらもいかに魂を売らないで自分たちの売ってるものを買ってもらうかを大事にしないといけないし。
YU:うん、まさにそうですね。何事に対しても、一生懸命にやるということなんですよね。
-VIRGOというブランドのあり方が伝わりましたし、YUさんがTOSHI-LOWさんをVIRGOのキーパーソンだという理由もすごくよくわかりました。
YU:昔は、音楽とファッションが載った雑誌もたくさんありましたけど、時代の流れとともにそういった媒体も減ってきて、こういう話や思いを表現する場所がなくなってきたのもあって。今回あえて、Skream!のような音楽メディアでそれをやったら面白くなるんじゃないかなと思ったんですよね。初回からディープな話になってしまいましたけど(笑)。
TOSHI-LOW:いいんじゃないですかね。令和の時代に改めて、音楽とファッションがリンクするのかっていう話で、繋がっているものの中でしか生まれないという結論が出たというのは、俺らにとっても信じてやってきて良かったなと思えるし。
YU:これからもそれを支えにやっていくと思いますしね。
TOSHI-LOW:あとはもう1回、VIRGOには究極のデニムを作るっていう宿題を出してもいいかもしれないですね。
YU:来た来た、宿題(笑)。たしかにデニムは僕も最近、見直していて。
TOSHI-LOW:今はデニムがブームなわけでもないし、逆に売れなくなっているんでしょ。いつでもそういう、誰もやってないというところにヒントがある気がするんだよね。
YU:もともとのスタートも、あえて今からやろうという逆行していきたいっていうところだったからね。デニムは原点にかえって、絶対かっこいいの作ろう。
TOSHI-LOW:楽しみにしてるわ。
YU(VIRGOwearworksディレクター)
ニット: YOURS LONG KNIT ¥17,800
インナー: PERFECTION HIDDEN V TEE ¥6,000
パンツ: RIDE CARGO PANTS ¥18,500
ブーツ: MILITARIA SPECIAL BOOTS NEO ¥49,800
小物: DARK CHECK STALL ¥8,800
TOSHI-LOW(BRAHMAN/OAU)
ジャケット: CLASH MIDDLE JKT ¥25,800
インナー: CRUST LINKS ¥12,800
パンツ: BOMB ROCK SPECIAL CARGO PT ¥22,500
ブーツ: MILITARIA SPECIAL BOOTS NEO ¥49,800
SPECIAL PRESENT フォロー&RTでTOSHI-LOWのサイン入りVIRGOwearworksのTシャツをプレゼント
応募方法は、Skream! Twitterアカウントをフォローした上で該当のつぶやきをRTするだけ。締切は2019年10月23日(水)。たくさんのご応募お待ちしております。
※お送り先をDMで伺いますので、Skream! Twitterアカウントをフォローした上でリツイートをお願い致します。
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