Japanese
QoN
Member:犬童 一憲(Vo) 山口 嵐(Gt) 渡邊 洋平(Dr)
Interviewer:山口 智男
QoNというジャンルを作り上げるという大きな目標を掲げ、自らの殻を破るチャレンジを続けている横浜の5人組ロック・バンドがニュー・シングル『Night Groovin'』をリリース。新境地と言えるファンク/ディスコ・サウンドと、男の欲望をセクシーに歌うことに挑んだ今回、バンドのチャレンジは前作『TAKARAJIMA』よりも格段に大胆になっている。6月23日からは、バンドのワンマン史上最大キャパに挑むファイナル公演を含むツアーも始まる。彼らはなぜチャレンジを繰り返すのか。シングルの聴きどころはもちろん、そのモチベーションをメンバーに訊いた。
-今回の「Night Groovin'」は、曲のかっこ良さもさることながら、自分たちの殻を打ち破ろうという大胆なチャレンジになっているところが、さらに多くのリスナーや今の日本のバンド・シーンに訴え掛けるものになっていると思いました。
犬童:『Night Groovin'』の前にリリースした『TAKARAJIMA』(2018年リリース)というシングルも殻をひとつ破るというか、これまでやったことがない音楽にチャレンジしたんですけど、それまで自分たちが活動していたシーンや、やっていた音楽に疑問や葛藤があったんです。その中で見いだしたのが「TAKARAJIMA」(『TAKARAJIMA』表題曲)。洋楽テイストもある劇伴風のサウンドに日本人らしいメロディを乗せるチャレンジをしてみたところ、ライヴをやるうえで自分らにすごくハマっていると感じられたんです。じゃあ、もっとそのテイストを追求してみたらどうだろうってところで、「Night Groovin'」は洋楽っぽいサウンドに日本のメロディを乗せる路線を決定づけるものになったんじゃないかと思います。自分らのキャラクターを「TAKARAJIMA」と「Night Groovin'」で確立するという意味では、確かに殻を破ったものになりましたね。
-さっきおっしゃっていた疑問や葛藤は、どんなところに感じていたんですか?
犬童:自分らも含め、みんな同じようなことをやっているというか、ライヴをやっても際立った印象を残せるバンドがいないなって。その中で、異色の存在になりたかったんです。単純に目立ちたがり屋っていうのもあるんですけど、それでファンクというか、ディスコ寄りの「Night Groovin'」にチャレンジしてみたんですよ。もちろん、シーンが違ったらいるんでしょうけど、僕らがやっていたシーンでは、こういうことをやっているバンドはいなかったのでチャレンジする意味はあると思いました。
-もちろん、新たなチャレンジだった「TAKARAJIMA」がお客さんに受け入れられた手応えも大きかったわけですよね?
犬童:MVの反応も良かったんですけど、何よりもライヴの反応が良くて。"グレイテスト・ショーマン"っていうミュージカル映画の世界観が好きで。
渡邊:「TAKARAJIMA」は、それをちょっと意識してるんです。
犬童:「TAKARAJIMA」で5人では出せない音を詰め込んだ音源を作ったことで、スケールのデカいライヴができるようになったと思うんですけど、それがお客さんにもヒットしているんじゃないかな。
渡邊:それもあって、今回は「TAKARAJIMA」で一緒にやらせてもらった平出 悟さんに曲作りから加わってもらったんです。QoNとしてもっと個性を出して、一憲が言っていたように埋もれないようにするには普通じゃ絶対ダメだと思って、幅の広さを追求した結果「Night Groovin'」ができたんですけど、制作を始めたときは、「Night Groovin'」とは全然違うタイプの曲に取り組んでいたんですよ。でもそっちをやめて、今回は「Night Groovin'」でいこうって。
-幅広さという意味では他にも可能性を探っていたわけですね。でも、中には前のQoNのほうが良かったというファンもいるんじゃないですか?
犬童:全然いますよ。でも、それはどのバンドでも抱える悩みじゃないですか。
-そうですね。じゃあ、全然気にならない?
犬童:気になりますよ。昔からのファンの思い入れもあるだろうし、僕らだって昔の曲は好きですからね。でも、バンドのキャラを確立してから、またやればいいと考えています。とにかくライヴを観たとき、"このバンドは違う"と思わせられないと、埋もれてしまうっていう気持ちが大きいから、今は新しいことを優先させたいんです。
-「Night Groovin'」のファンク/ディスコ・サウンドは、どんなところから出てきたアイディアだったんですか?
犬童:いろいろなアーティストから影響は受けているんですけど。
渡邊:DNCEがでかいですね。
犬童:洋楽サウンドに日本のメロディを乗せることが今の僕らのコンセプトなんですけど、ディープなサウンドに乗せたところで、そんなに受け入れられないと思うんですよ。その中で、DNCEは日本でも受け入れられているというか、いろいろなところで耳にすることも多いから、ひとつヒントになるんじゃないかと思いました。それに、QoNではまだやったことがない音楽でもあったんで、チャレンジするにはぴったりだったんです。
-やったことがない音楽の中のひとつがファンク/ディスコ・サウンドだった、と。そういう音楽は昔から聴いていたんですか?
渡邊:「TAKARAJIMA」をきっかけに、音楽の聴き方がメンバー全員変わったんです。もちろん、洋楽もそれぞれに聴いていたんですけど、自分たちのバンドに生かそうとは意識してなかったと思います。QoNは世代的にONE OK ROCKとか、UVERworldとかを聴いてきた世代なんですけど、「TAKARAJIMA」を作ってからは、移動車では洋楽ばっかりかけるようになりましたね。
-作曲はバンド名義になっていますが、「Night Groovin'」はどんなふうに作っていったんですか?
犬童:最初にギターのリフができあがったんだっけ?
山口:そう。
犬童:やったことがない曲調だったので、そこからいろいろなアイディアを平出さんに助けてもらいながら出していったんですけど、最後はメロディだったっけ。
渡邊:メロディは、どれが一番ハマるかいろいろ試しましたね。
犬童:最初は、もっと歌謡曲みたいだったんですよ。
渡邊:一番気持ちいいのはどれなんだろうって、最後まで悩んでましたね。
山口:歌詞もね。
犬童:今回、とにかくキャッチーというか、印象に残る曲を作りたかったんです。だから、それぞれのフレーズで時間がかかりましたね。嵐は1個のリフを作るのに何十個も考えてたもんね。
山口:パーツごとで時間をかけて作っていったんですけど、やったことがないジャンルの曲だったからレコーディングも大変でした。いつもギターを歪ませてるから、変な話、たとえミスったとしても多少ごまかせるんですけど、今回はクリーンとかクランチとか、ミスったら目立っちゃうような音色だったので、繊細に弾かなきゃいけないフレーズばかりで。
渡邊:僕も大変でした。今まで一番時間がかかりました。
-ファンク/ディスコ・サウンドは、やはりリズムが肝ですからね。
渡邊:音作りも時間をかけて、3曲とも全然違うドラムの音にしたんです。曲ごとにスネアを変えたり、セッティングも変えたりしながら、「Night Groovin'」は音抜けを良くするためにスネアだけにマイクを5本立てました。レコーディングも平出さんにやってもらったんですけど、意味がわからなかった(笑)。且つ、スティックも逆に持ってみたり、サビではバスドラだけ抜いてみたり、思い描いている音を録るためにいろいろ試したんです。その甲斐あって、かなり色が出たと思います。
-ヴォーカリストとしては、どんなチャレンジがありましたか?
犬童:歌い方がこれまでとは違いますね。どう違うか説明するのは難しいんですけど、「Night Groovin'」はほとんどロング・トーンがないんですよ。これまでは思いっきり声を出し切るような曲が多かったんですけど、今回は歌詞に合わせて、チャラく、エロく、みたいな(笑)。そういう意味では、いろいろな面が見られるシングルになったと思います。2曲目の「Men's」は歌い上げる感じで、3曲目の「キミノシアター」は、実は2年ぐらい前に録った音源をそのまま使っていて――
渡邊:だから歌い方も他の曲と全然違うと思います。
犬童:きれいに歌ってる。
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