Japanese
the cibo
2019年01月号掲載
Member:前川 翔吾(Vo/Gt) ミブ リュウヤ(Ba) 西川 いづみ(Dr)
Interviewer:山口 智男
関西のみならず、関東でも動員を伸ばしているという神戸の3人組 the ciboが、結成から7年で満を持して全国デビュー。今回リリースする『HOPES -a Lost World-』がいきなり全10曲収録のフル・アルバムになったところからもバンドの意気込みが窺える。海外のオルタナ・リバイバルにも共鳴する轟音サウンドと、ナイーヴなだけに止まらない文学的な歌詞が、"歌が最優先"というギター・ロックをユニークなものにしている。フロントマンである前川翔吾の掘り甲斐のあるキャラも含め、要注目の存在だ。バンドのこれまでとこれからを訊いた。
-2012年結成だそうですが、the ciboはどんなふうに始まったのでしょうか?
前川:15〜6歳のころから、"音楽やりたい。絶対バンドやる"って決めていて、最初にバンドを作ったんですけど、いったん弾き語りになったんですよ。それで、しばらく活動していたんですけど、自分が表現したいことが固まってきたので、ちゃんとやっていけるバンドを作ろうって。そのときもう23歳だったんですけど、メンバーを集めて、the ciboを作ってやり始めました。でも、このメンバーになったのは――
ミブ:俺が(加入したのが)2年前。
西川:僕が1年前。
前川:なので、今のメンバーになってから1年ちょっと。そこからこのメンバーで曲をいっぱい作って、やっとリリースできます。
-現在の3人が揃うまでは、結構メンバー・チェンジが――
前川:めっちゃありました(笑)。"就職するから"ってやめていくメンバーもいたし、前のドラマーは"これからやっていくぞ"ってなってたんですけど、病気になってしまって。それで(ミブと)ふたりになったところに現れた救世主が西川で。
西川:初ライヴの前に3回しかスタジオに入れませんでした(笑)。それで6曲覚えて、ばっとやって。
前川:それから引きずり回すというか、いろいろなところに"一緒に行くぞ"って(笑)。
-メンバーが固まらないなかで前川さんは、以前弾き語りをやっていたようにソロでやっていこうと思ったことはなかったんですか?
前川:全然なかったです。しんどいとは思うんですけど、バンドをやめようとは一切思わなかったんです。ギター・ロックを聴きながら育ってきたから、バンド・サウンドが大好きで。
-このバンドを結成したときには、こんなバンドをやりたいとか、こういう音楽をやりたいとかって考えていたんですか?
前川:こういう音楽をやりたいというよりは、いろいろな音楽をやりたいと思ってました。めちゃめちゃ激しい曲もやりたかったし、めちゃめちゃ聴き込んでもらえる、ゆっくりした曲もやりたかったし。それは今も変わってないですね。だから、作品を出すときには絶対1曲は歌に特化した曲を入れるようにしているんです。
-そのなかで変わらないthe ciboらしさは、どんなことだと?
前川:僕の中で絶対譲れないのは、耳から離れなくなるようないいメロディですね。あとはなんですかね(笑)?
ミブ:譲れないメロディもそうだと思うんですけど、思想強め人間なんで。
前川:はははは(笑)。
ミブ:届けたい気持ちが誰よりも強いんじゃないかな。それは一緒にやっていて思います。
西川:歌詞も共通点が見えるから、ぜんさん(前川)の中に核みたいなものがほんまにあるんだろうなって。
前川:たしかに、いろいろな曲を書きますけど、歌詞は繋がってるかもしれない。
西川:ぜんさんの中にある核というか、1本の木から派生する何かって感じですね。
-ひょっとしたら、それは音楽をやりたいと思ったころから芽生えたものが変わらず続いているってことかもしれないですね。ところで、ミブさんと西川さんは、前川さんとはどんなふうに知り合ったんですか?
ミブ:西川と僕は、the ciboとは別のバンドを一緒にやってたんですよ。そのバンドでthe ciboと月イチぐらいで対バンもしてたし、ツアーを回ったこともあって。で、the ciboからベースが抜けるってタイミングで僕も前のバンドをやめたんです。そしたらぜんさんからオファーが来て、一緒にやることになったんですけど、前のドラムが抜けることになったとき、西川を引っ張ってきたんです。
西川:ミブがやめちゃったせいで、もとのバンドがあまり動いてなかったんで、そのときはいろいろなバンドのサポートをやってたんですよ。
-じゃあ、どんな音楽をやっていたかも知っていた、と。
ミブ:もちろんもちろん。ただ、the ciboがやっていた音楽を一緒にやりたいと思ったというか、そもそもthe ciboに誘われたとき、"家族になりたい"と言われたんですよ(笑)。
-家族になりたい?
ミブ:僕らは家族だと思っているんですよ。メンバーもスタッフも。友達とか仲間とかよりも、家族の方が背負わなきゃいけないものがあるというか、大切にしなきゃいけないじゃないですか。"音楽だけじゃなくて、そいつの人生丸ごと大切にしなきゃアカン"という誘われ方をしたんで、逆に音楽は......。正直昔、the ciboが好きじゃなかったんですよ(笑)。好きじゃなかったっていうのは言いすぎか。ただの対バン仲間だと思ってたんです。だから、かっこいい曲はあるけど、入りたいとは思ってなくて。でも、誘われたとき、"家族になりたい"と言われて、"こいつしかおらんな"と。
-西川さんもそうだったんですか?
西川:僕はthe ciboがもともと好きだったんですよ。ただ、音楽以外のところがおっかなかったんですよね。
ミブ:打ち上げがすごかった(笑)。
西川:酒が入るとすごいんですよ。
前川:当時はめっちゃとがってたんですよ(笑)。
西川:曲は好きなんだけど、そういうところが怖かった(笑)。でも、ミブさんとは前のバンドからやってるし、最初はサポートのつもりだったから、そんなに酒を飲まされることもないだろうって(笑)。そう思って引き受けたら、3回目のライヴの打ち上げでテキーラ飲まされて、東京に荷物を全部忘れたまま神戸に帰りました(笑)。
-(笑)今も打ち上げは激しいんですか?
前川:最近はみんなに警戒されるんで(笑)。せっかく仲良くなっても、翌日覚えてないと再会しても残っているものが何もないですし。最近は飲みながら、ちゃんと思い出を持って帰ろうと思っているんで、しっかりしています(笑)。
-これまでいくつか音源をリリースしながら、全国流通が今回のタイミングになったのは、ようやくバンドが固まったということですか?
前川:足並み揃えて、ひとつのところに向かっていきたいと思ったというか、この3人で作品を作って、全国に届けましょうってところから始めたかったというか。この3人でもう1年ぐらいやってますけど、やっと始まりのところに辿り着きました。
-その作品が全10曲のフル・アルバムになったところからも意気込みが感じられますが、どんな作品にしたいと考えたのでしょうか?
前川:今までのthe ciboの集大成にしたいと思いました。まず、the ciboらしい疾走感が感じられるというか、聴きながら気持ちが奮い立つようなものにしたうえで、さっき言ったみたいにいろいろな曲を入れたいなと。
西川:全曲キラー・チューンにしようとも言ってましたね。
-再録を4曲入れたのは、集大成にしたかったからなんですね。
前川:そうです。今までのthe ciboと、そこに新しい曲を6曲、これからのthe ciboも入れて。
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