Japanese
イツキライカ × Keishi Tanaka
2016年11月号掲載
オルタナティヴでフォーキーな音楽集団である京都のバンド、スーパーノア。10年以上のキャリアを持つバンドのギター・ヴォーカルである井戸健人のソロ・ユニットがイツキライカだ。2011年のRO69JACKで見事優勝し"COUNTDOWN JAPAN"に出演、という意外な経歴も持ち、このたびデビューから4年、待望の1stフル・アルバムをリリースする。そこで今回はバンドとソロ両方の経験があり、互いに海外インディーとも共振する存在として、Keishi Tanakaとの対談をセッティング。互いの音楽性や活動のスタンスを話してもらった。
イツキライカ(井戸健人)
Keishi Tanaka
インタビュアー:石角 友香 Photo by 川村 隼也
-まずはお互いの音楽性に関してどんな印象を持たれましたか?
井戸:僕は一昨日初めてKeishi Tanakaさんのライヴを観たんですけど、人がめちゃくちゃ踊ってて。普段観に行く友達のライヴはお客さんがそこまで激しく踊ることがないので、面白かったです。
Keishi:僕的にはその光景も意外なものではなくて。もともと、バンド時代(※Riddim Saunter/2011年解散)は踊らせることをメインでやってたところもあるんで、自然なことなんです。あの日はクラブ・イベントでもあったし。ソロになってからは半分ぐらいが弾き語りのライヴですが、そのときでも踊っている人はいます。ま、一昨日のように上裸の人はあまりないですが(笑)、あの日みたいな面白い光景もそれはそれでやりたいことではあるんですよね。"裸は男だけかい!"って突っ込みましたが(笑)。
井戸:(笑)Keishiさんの音楽は、メロディやコード感そのものは日本人が作っている、いわゆる"日本のロック"って印象で。スカやったらスカのマナーとか、ロックンロールやったらロックンロールのマナーとかあると思うんですけど、Keishiさんはきっとめっちゃ伝統的なマナーを研究して守ってはるから、聴きやすくて踊れるんかな? と思いました。
Keishi:井戸さんはシンガー・ソングライターという印象でいただいた音源を聴き始めましたが、昨日(※取材日は10月18日)のMARCHING BANDとの対バンも、すごく合うなと思いました。音源を聴いたあとの印象は、MARCHING BANDとかもやってそうな音の使い方があるなと思ったし。あと、NOAH AND THE WHALEとかBROADCAST 2000とか、思い浮かんだのが全部バンドだったのが面白かったです。聴いてもらった僕のCDは3枚目(2016年11月9日リリースのアルバム『What's A Trunk?』)なんですけど、1枚目(2013年リリースの『Fill』)、2枚目(2015年リリースの『Alley』)の方が"シンガー・ソングライター"ということに意識があって、自分の中ではバンドが終わって最初の2枚だったので。それが今、もうちょっとバンドっぽくしようかなとか、意地になってた部分がなくなってきて。"バンドを解散してソロをやります"って言ってるから、あんまりバンドと同じようなことをやってもなぁと思いながら制作していました。
井戸:僕は今回の音源を作ってるときはライヴで演奏することを前提としてなくて。逆にライヴでできないようなことをたくさんやっています。作り方としては、思いつく限りのアレンジをいったんパソコンに打ち込んで整理して、大丈夫かチェックしてから、生楽器の演奏に差し替えていきました。リリース・ツアーの開催が決まって、今はライヴに向けて、アレンジを変えたりしながらめっちゃ練習してます。なので音源に限って言えば、ドラムとかリズムは打ち込みで生楽器の音も入れて、大丈夫かチェックしてから生楽器の演奏に差し替えてます。
Keishi:制作方法に関しては僕の最初のころに近いかもしれないです。今回の3枚目のアルバムはもうちょっとバンドっぽい作り方をしたんですけど、1、2枚目はなるべく自分で完結させたい欲があって。アレンジとかも大変ですよね(笑)。ストリングスやホーンのアレンジは今も自分でやりますが、"あーっ!"ってなってパソコンを1回閉じるみたいな(笑)。
井戸:閉じますね(笑)。
-スーパーノアは長くやっていらっしゃいますけど(※2004年結成)、井戸さんの中でスーパーノアとソロって、音楽性はもちろん気持ち的には何が一番違いますか?
井戸:最初にアイディアが出てくるきっかけは別に分けてはいなくて。バンドに持っていく曲は、例えばメンバーと話してる中で、"今、こういう音楽を聴いてるんや"とか、スタジオでちょろっと弾いてるフレーズから、こういうのを叩かしたり弾かしたりしたら面白いかなぁみたいな、スーパーノアのメンバーが演奏することを前提にアレンジしていることが多いです。新曲を発表する最初の場がだいたいライヴなので、できるだけメンバーの5人だけで楽曲が成立するようにも気をつけています。
-基本的に90年代のオルタナ感があるなぁと。
井戸:好きです(笑)。
-でも、ソロになると私小説的になるじゃないですか。
井戸:あ、そうですね。個人的な感じに。ソロのときは、自然発生的にできた曲をバンドの編成やライヴの再現性など気にせずにアレンジしています。
-ソロだとバンド・メンバー以外のいろんなミュージシャンとできるから楽しいのかなと想像したんですが、そうじゃないんですね。
井戸:一緒に演奏する楽しさみたいなのはなかったです(笑)。というのも、一斉に演奏したわけではなく多重録音でバラバラで録ってるから。どんどん音が重なっていくのを見てるので、僕が一番楽しかったかもしれないです(笑)。
-音源で完結してもよかったというだけあって、さすがイマジネーションに富んでますよね。アルバム・タイトルの"Kind of Blue"はどこからきたんですか?
井戸:Miles(Davis)の『Kind Of Blue』(1959年リリース)からとったんですけど、Milesがこの作品を出したときみたいな気合の入れ方ではなくて(笑)。アルバムの11曲を通して聴いてほしかったので、コンセプトがわかるようなタイトルにしました。収録曲の半分ぐらいができてきたときに、無意識に"青"をモチーフにしてる曲が多いことに気づいたんです。それでもう後半の曲は全部、青をモチーフにして作ろうと思って、"いろんな青=Kind of Blue"にしました。
Keishi:僕も結構そうやって色や情景で音楽を作っていくので、面白いですね。
井戸:色だけじゃなくて、気分のブルーも入れたり。あとは青春の青とか。
-Track.4「早春散歩」は冬の空気だし、Track.5「ときが滲む朝に」はほんとに午前6時な感じがします。
井戸:あ、そうですか?
LIVE INFO
- 2025.10.07
-
LONGMAN
緑黄色社会 × Aqua Timez
古墳シスターズ
FOO FIGHTERS
- 2025.10.08
-
THE ORAL CIGARETTES
TOKYOてふてふ
FOO FIGHTERS
Re:name × Enfants
JON SPENCER
MONO NO AWARE
ORCALAND × Gum-9
- 2025.10.09
-
キュウソネコカミ
Rei
OKAMOTO'S
終活クラブ
JON SPENCER
DOES
アイナ・ジ・エンド
感覚ピエロ
Hedigan's
Plastic Tree
羊文学
Kroi
- 2025.10.10
-
ENTH × SPARK!!SOUND!!SHOW!!
暴動クラブ × 大江慎也
Rei
SUPER BEAVER
ザ・シスターズハイ
KING BROTHERS
PEDRO
YOASOBI
moon drop
オレンジスパイニクラブ
OKAMOTO'S
the cabs
WHISPER OUT LOUD
FRONTIER BACKYARD
LEGO BIG MORL
JON SPENCER
NOMELON NOLEMON
a flood of circle
DOES
水曜日のカンパネラ
FOO FIGHTERS
キタニタツヤ
たかはしほのか(リーガルリリー)
ExWHYZ
MONOEYES
藤森元生(SAKANAMON)
大塚紗英
感覚ピエロ
ZAZEN BOYS×サニーデイ・サービス
East Of Eden
アーバンギャルド
JYOCHO
羊文学
小林私
THE SPELLBOUND
- 2025.10.11
-
終活クラブ
キュウソネコカミ
トンボコープ
Appare!
cinema staff
秋山黄色
YOASOBI
moon drop
コレサワ
OKAMOTO'S
"FM802 MINAMI WHEEL 2025"
KNOCK OUT MONKEY
INORAN
WtB
阿部真央
I Don't Like Mondays.
"京都音楽博覧会2025 in 梅小路公園"
KANA-BOON
ExWHYZ
FRONTIER BACKYARD
androp
カミナリグモ
brainchild's
フレデリック
envy × world's end girlfriend × bacho
"JUNE ROCK FESTIVAL 2025"
East Of Eden
Official髭男dism
藤沢アユミ
豆柴の大群
"TOKYO ISLAND 2025"
- 2025.10.12
-
a flood of circle
キュウソネコカミ
SUPER BEAVER
WtB
キタニタツヤ
セックスマシーン!!
WESSION FESTIVAL 2025
"FM802 MINAMI WHEEL 2025"
INORAN
"京都音楽博覧会2025 in 梅小路公園"
Omoinotake
Bimi
ART-SCHOOL
Official髭男dism
eastern youth
なきごと
"TOKYO ISLAND 2025"
- 2025.10.13
-
WtB
阿部真央
I Don't Like Mondays.
Awesome City Club
ExWHYZ
Appare!
The Biscats
brainchild's
Rei
OKAMOTO'S
秋山黄色
Age Factory
トンボコープ
CYNHN × タイトル未定 × fishbowl
"WESSION FESTIVAL 2025"
岡崎体育
"FM802 MINAMI WHEEL 2025"
シド
SCANDAL
cinema staff
Cody・Lee(李)
コレサワ
ネクライトーキー×ポップしなないで
リュックと添い寝ごはん
eastern youth
hockrockb
Omoinotake
Kroi
PIGGS
清 竜人25
Plastic Tree
ぜんぶ君のせいだ。
LiSA
"TOKYO ISLAND 2025"
- 2025.10.14
-
ASIAN KUNG-FU GENERATION × ASH
ドミコ
THE ORAL CIGARETTES
Hump Back
Survive Said The Prophet × NEE
MONOEYES
ぜんぶ君のせいだ。
超☆社会的サンダル
go!go!vanillas
武瑠 × MAQIA
- 2025.10.15
-
ドミコ
LONGMAN
PEDRO
キュウソネコカミ
MONOEYES
打首獄門同好会
アカシック
HY × マカロニえんぴつ
ポルカドットスティングレイ
藤巻亮太
- 2025.10.16
-
ENTH × SPARK!!SOUND!!SHOW!!
YOASOBI
PEDRO
ASIAN KUNG-FU GENERATION × ASH
"Shimokitazawa SOUND CRUISING presents. サウクルラボ vol.1"
SCANDAL
SIX LOUNGE
brainchild's
- 2025.10.17
-
挫・人間
キュウソネコカミ
打首獄門同好会
アイナ・ジ・エンド
YOASOBI
a flood of circle
ズーカラデル
LONGMAN
chilldspot
otsumami feat.mikan
リュックと添い寝ごはん
コレサワ
神聖かまってちゃん
終活クラブ
NOMELON NOLEMON
ASIAN KUNG-FU GENERATION × ASH
フラワーカンパニーズ
SUPER BEAVER
東京スカパラダイスオーケストラ
BIGMAMA
Bimi
- 2025.10.18
-
TOKYOてふてふ
伊東歌詞太郎
挫・人間
シド
OKAMOTO'S
YONA YONA WEEKENDERS
ENTH × SPARK!!SOUND!!SHOW!!
アイナ・ジ・エンド
moon drop
RADWIMPS
キュウソネコカミ
ぜんぶ君のせいだ。
bokula.
the cabs
SWANKY DOGS
amazarashi
INORAN
WtB
osage
"LIVE AZUMA 2025"
カミナリグモ
Cody・Lee(李)
阿部真央
Newspeak
センチミリメンタル
東京スカパラダイスオーケストラ
Keishi Tanaka × 村松 拓
"ASAGIRI JAM'25"
ズーカラデル
I Don't Like Mondays.
Victoria(MÅNESKIN) ※振替公演
ロザリーナ
the paddles
神聖かまってちゃん
LACCO TOWER
星野源
- 2025.10.19
-
DYGL
リュックと添い寝ごはん
OKAMOTO'S
Age Factory
bokula.
ぜんぶ君のせいだ。
moon drop
コレサワ
TOKYOてふてふ
RADWIMPS
SIX LOUNGE
リリカル / みじんこらっく / とにもかくにも / ティプシーズ / 台所きっちん
SUPER BEAVER
Laura day romance
WtB
Omoinotake
"LIVE AZUMA 2025"
Cody・Lee(李)
ビレッジマンズストア
SPRISE
伊東歌詞太郎
浪漫革命
LUCKY TAPES
ハンブレッダーズ / KANA-BOON / キュウソネコカミ / マカロニえんぴつ ほか
ネクライトーキー×ポップしなないで
Keishi Tanaka × 村松 拓
ナナヲアカリ
"ASAGIRI JAM'25"
高岩 遼
Sou
森 翼
SCANDAL
パピプペポは難しい
osage
星野源
PIGGS
- 2025.10.20
-
打首獄門同好会
ASIAN KUNG-FU GENERATION × ASH
TOKYOてふてふ
TenTwenty
- 2025.10.21
-
The fin.
神聖かまってちゃん
ASIAN KUNG-FU GENERATION × ASH
RELEASE INFO
- 2025.10.08
- 2025.10.10
- 2025.10.11
- 2025.10.12
- 2025.10.13
- 2025.10.14
- 2025.10.15
- 2025.10.17
- 2025.10.19
- 2025.10.22
- 2025.10.24
- 2025.10.26
- 2025.10.29
- 2025.10.30
- 2025.10.31
- 2025.11.05
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
OASIS
Skream! 2025年09月号