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INTERVIEW

Japanese

浅井健一&THE INTERCHANGE KILLS

2016年10月号掲載

浅井健一&THE INTERCHANGE KILLS

浅井健一

Official Site

Member：浅井 健一（Vo/Gt） 中尾 憲太郎（Ba）

Interviewer：山口 智男

－結果、ロックンロールになったと？

浅井：ロックンロールなの、これ？

－ロックンロール色が濃いものになりましたよね。

浅井：そこらへんは評論家やライターの人たちが自由に書いてもらえれば。俺はロックンロールでも何でもいい。

－今回の4曲の中で一番気に入っている曲を挙げるとしたら？

浅井：「American Blitz Kids」（Track.2）かな。

中尾：僕は浅井さんが「Rat Party」を持ってきたとき、"あ、俺もこういうモータウンなベースを弾く日が来たんだ"ってモータウンをディグったんで、「Rat Party」は印象深いですね。モータウンのベースかっこいいなって思いながら、ノーザン・ソウルなんかを聴き漁ったんですよ。

－浅井さんは「American Blitz Kids」の、どんなところが気に入っているんですか？

浅井：気持ちいいし、かっちょいいし。すべてがね。

－僕は「Rat Party」が一番ビビッときました。

浅井：「Rat Party」いいよね。泣いちゃうよね。どういう結末を迎えるのかなと思ったら、俺もびっくりしたもん（笑）。

－そうなんですか？

浅井：楽しいネズミたちだなって思いながら書いとって、でも、これどうやって終わりゃいんだろう。空を見つけてイエーッて感じで終わるのかなって思っとったら、ふと最後のフレーズが出てきて、自分でも驚いた（笑）。

中尾：僕もびっくりしました。ウソでしょって。

浅井：そういうの映画にしてほしいな、誰かに。MVでもいいよ。

－ところで浅井さんの最新作品集である『FRED & SUSAN』も現在、絶賛発売中だそうで。

浅井：すごくおもしろい本なんで、みんな買って読んでください。

－これはマンガと言っていいんですか？

浅井：そう。大人が読んでも、ためになるマンガ。人柄判断もあるんで、ぜひやってください。

－手書きの人柄判断も浅井さんが作ったんですか？

浅井：そう、大変だったんだから、ぜひともみなさん（笑）。

－ここに収録されている作品は書きためていたものなんですか？

浅井：今年の4～6月、新宿のBEAMS JAPANで個展をやったんだけど、BEAMSの人が個展で売るために本を作りませんかって言うから、ファンクラブの会報で描いているマンガにプラスして新たに描き下ろした作品で構成されてるんよね。マンガというか、何というか。読めばわかるよ。

－どれくらいの期間で描いたんですか？

浅井：うーん、忘れた（笑）。

－いや、時間がよくあったなと思って。

浅井：ねぇ。忙しかったね。

－ものすごい勢いで曲を作ってますけど、スランプに陥ることはないんですか？

浅井：ないね。特にこのメンツになってからはね。やっぱ何かスイッチが入ったんだろうな。曲をどんどん作っちゃうんだよね。