Japanese
イトヲカシ
2016年10月号掲載
Member:伊東歌詞太郎(Vo) 宮田“レフティ”リョウ(Ba/Gt/Key)
Interviewer:秦 理絵
-路上ライヴには最初から人が集まったんですか?
伊東:忘れもしない僕らの一発目の路上ライヴは鹿児島だったんです。その直前に取材を受けたんですね。そこで"目標を教えてください"って言われて、そのときはツアーで33ヵ所を回る予定だったから、僕は"1,000人と握手をすることが目標です"って本気で言ったんですよ。1ヵ所、30人もいるんだぞと。そしたら編集部の人に、"歌詞太郎さん、アホなんですか?"って言われて。"それ、1万人に変えた方がいいですよ"って言うんです。そのときは"いや、冗談きついですよ"って思ったんですけど。実際に鹿児島の会場に行ったら、集まってくれてたのは196人。これは一生忘れないですね。
宮田:信じられなかったですよね。
伊東:でも、それが続くとは思ってなかったんですよ。次の熊本ではもっと人数が少なくなるだろうと思ってたら、熊本に行く前の生放送のコメントに"熊本をナメるな"、"熊本人は集まるぞ"って書かれて、それも面白かったんですけど(笑)。そしたら、300人を超えたんです。そこからは京都が400人で、2013年で一番集まった札幌は1,000人を超えて、二番目の新潟も700人を超えましたね。
-すごい!
伊東:そのときの札幌はサッポロファクトリーっていうショッピング・モールでやらせてもらったんですけど、それも縁だったんです。別のアーティストの出演が急遽飛んじゃって、たまたま枠が空いてたんですよ。そしたらショッピング・モールの方が"君たちのことは何も知らないけど、縁だと思うから使いな"って言ってくれて。結果、そこで1,000人集まったんです。"こんなに人を集めたのは倖田來未以来だ"って言われました。
宮田:そこは(後にavexからメジャー・デビューするので)リンクしたよね。
-路上ライヴをやったことで得たものはなんだと思いますか?
伊東:もう、その質問はいくつ答えればいいですか? っていう感じです。
宮田:数えきれないぐらいありますね。
-そうですよね。じゃあ、路上ライヴをやっていなかったら気づけなかったこと、特に路上ライヴで意識が変わったなと思うことを教えてください。
伊東:2014年に学んだことなんですけど、お客さんは音楽を聴きに来てるんだけど、その本質は音だけじゃないんだなと思ったんですよ。そのとき、僕は体調を崩してしまってたんです。札幌から路上ライヴが連日決まってたんですけど、正直この年は1公演たりとも、まともに声が出てなかったんですね。僕としては、お客さんに申し訳ない気持ちでいっぱいだったんです。だって歌を楽しみにしてくれてるのに、聴けなかったら不満じゃないですか。
-そうですね。
伊東:でも、僕自身は声が出ないのに、ステージで歌ってる最中はすごく楽しかったんですよ。で、歌い終わってお客さんと握手をするんですけど、そこで"歌詞太郎さん、全然声が出てなかったですね"とか、"がっかりしました"って言われるかと思ったら、みんな"今日も楽しかったです"って言ってくれて。初めのうちは気を遣ってるんだろうなと思ってたんですけど、10ヶ所とか15ヶ所目ぐらいになってくると、全員が嘘をつくわけはないし、本気で楽しんでくれてるのかなと思ったんですよ。
-お世辞を言われると意外とわかりますもんね。
伊東:そう。で、楽しかったって言ってもらえるのはどうしてだろう? と考えたときに、たしかに歌えてはいないけど、僕の歌う喜びは変わってなかったんですよ。やっぱり歌うことは最高に楽しいんです。それで、お客さんは僕らの心を体感しに来てるんじゃないかって気づいたんです。そうなるとライヴって、音楽って、音ですらないんだなって。もう......今話してても込み上げてくるものがあるんですけど。そのときの発見は一生大事にしなければいけないなと思いました。
-たしかにコンディションが万全じゃないライヴを観ることもありますけど、そういうときだから発揮されるパワーもあるし、やっぱり音楽って人なんだなぁと思います。
宮田:うん、人ですよね。路上ライヴって行程自体がエクストリームなんです。全部自分たちでセッティングして、ライヴをやって、お客さんにサインをして、片づけて、また次の日に別の会場に行くっていうのを何十ヵ所もやっていく。それがつらいときもあるんですけど、完全にお客さんからエネルギーをもらってるんです。本当は僕たちが"ありがとう"って言いにきたんだけど、逆に"来てくれてありがとうございます"とか、"明日も頑張ってください"って言ってくれて、次の日も頑張れる。そこで人の力をすっげぇ感じましたね。そうじゃなかったら、やれなかったかもしれないです。お客さんが0人の状況で47都道府県を回る......それも楽しそうですけど。ふたりなら(笑)。僕らは基本的に、ライヴをやるのに自分たちでアポイントをとるんですよ。"すみません、イトヲカシと申しますけども、そちらの会場を貸していただけますでしょうか?"という連絡を毎回してるので、そこで生まれた絆もありますね。
伊東:結構びっくりされるんですよ。"アーティストさんご本人ですか!?"って。でも、今まで許可取りには苦労してたのに、最近はすんなりいくんです。なんでかって言うと、僕らは今まで80ヵ所ぐらい、いろんなところでフリー・ライヴをしてきたんですけど、本当に1回も問題が起きたことがないんです。そこを見てくれてると思うんですよね。それは、お客さんのマナーが良かったからだと思ってて。その積み重ねで僕らも信用されて、許可取りがスムーズになってるんだなっていうことを考えると、僕らに与えられているものの大きさに気づかされるんです。
-で、そんな状況の中リリースされるシングル『スターダスト / 宿り星』ですが、今回、両A面という形にしたのはなぜですか?
伊東:A面、B面ってなんだよっていう気持ちがあるんですよ。
宮田:曲に優劣はつけたくないんです。
伊東:いつだって全曲がシングルとして出せるものだし、全部100万枚売れてほしいって思いながら一生懸命曲を作ってるので。どっちもA面でいいじゃんっていう感じですね。
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