午前四時、朝焼けにツキ

INTERVIEW

Japanese

午前四時、朝焼けにツキ

2016年01月号掲載

午前四時、朝焼けにツキ

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Member：五十嵐一輝（Vo/Gt）中元秀哉（Vo/Ba）三宮広大（Gt/Cho）渡邉翼（Gt/Cho）中尾佳介（Dr）

Interviewer：山口智男

－『カワラズ』を作るにあたっては、どんな作品にしたいと考えたんでしょうか？

中元：どんな作品にしたいといったイメージがあるわけではないんですが、とにかく激動の1年を過ごしてきた僕たちのリアルが詰め込まれた1枚になったと思います。

－メンバ－が変わっていますが、前作から音楽性に変化は？タイトルは"カワラズ"ですが......。

三宮：もちろんあります。メンバーも環境もこの1年で大きく変わったし、音楽性も今後もどんどん変わっていくと思いますが、その中でも変わらない根っこのようなものはあると思います。

－タイトルの意味は？

五十嵐：新体制となっていろいろと環境が変わっていく中で、"変わらない大切なものをみんなで共有する"という決意のような意味ですかね。

－1曲ごとに簡単にコメントをいただけますか？曲を作るときのテーマ、曲に込めた思い、作るときの苦労、聴きどころなど、何でも構いません。

中元：じゃあ5曲あるから1人1曲ずついこう！

中尾：Track.1「賽銭箱」は、複雑な展開や多彩なリズムを取り入れていて、ドラマーとして大きく成長できた1曲ですね。曲の内容としては、本当の自分とは一体何者なのかと問いかけているようなメッセージが込められた曲です。

五十嵐：Track.2「因呶羅」は、個人的には自分の限界を超えることのできた曲だと思います。この曲は、"他の誰かがいるからこそ自分の存在を証明できる"というテーマをもって作りました。

中元：Track.3「蝉が笑う。」は、新体制になって作った曲の中で唯一のスロー・ナンバーです。何でもないような平凡な毎日やつらい過去などが今の自分を作っているということを歌った曲です。

三宮：Track.4「染マル」は、現体制で１番最初にできた曲で思い入れの強い曲です。前作にない新しい試みも取り入れたりいろいろ挑戦した曲になっています。

渡邉：「カスタネット倫子」は......速いです（笑）。

－Track.5「カスタネット倫子」は前作の「フラメンコ淳子」とシリーズにも思えますが、関連はあるんでしょうか?

中元：関連はありますね～（笑）。フラメンコ淳子の物語があって、その続編だと思っていただければ。作中の人物の揺れる感情を読み取っていただければ楽しめるんじゃないでしょうか。

三宮：この曲に限らず、前作と聴き比べると"あれ？"とか"これって？"みたいな面白い発見があったりもするのでぜひ聴き比べてみて欲しいですね。

－今回のミニ・アルバム全体を通して、どんなことを伝えたいですか？また、リスナーにはどんなことを感じてもらいたいですか？

渡邉：僕たちから何かを伝えるというよりは、リスナーのみなさんがそれぞれの答えを見出して解釈してくれたら嬉しいです。

五十嵐：そうだね、リスナーのみなさんがこのミニ・アルバムを自分なりに育てていってくれたら嬉しいですね。

－『カワラズ』を作るにあたって、大変だったこと、苦労したことなどはありましたか？

中尾：新しく始まることに対する期待感が大きく、ワクワクする感情の方が強かったので、あまり苦労や大変さは感じませんでした。

一同：マジで！？

中尾：......盛りました......いろいろと大変でした。

－リリース後は4月までリリース・ツアーがありますが、どんなツアーにしたいと？ファンは何を期待して待っていればいいでしょうか？

三宮：今回のツアーでどんな新しい出会いが待っているのか今から楽しみです。

渡邉：対バンもそうだし、お客さんやライヴハウスのスタッフさんとの新しい出会いもあるもんね。

中元：各地のご飯も楽しみ！

五十嵐：今回が午前四時、朝焼けにツキとして初めての全国ツアーとなります。このツアーを通して、僕らがどこまで大きくなるのかを楽しみに見守っていて欲しいですね。

中尾：まるで鮭のように。

一同：......