Japanese
クウチュウ戦
2015年05月号掲載
Member:リヨ (Vo/Gt)
Interviewer:天野 史彬
魔法を信じているかい?――ポップ・ミュージックの世界において幾度となく問いかけられてきたこの問いを、今、新たにあなたに問いかけよう。このクウチュウ戦というバンドを紹介することによって。70年代のプログレが拡張したロックの形式美、あるいは日本のフォークや歌謡曲が拡張した人間の感情表現。音楽の歴史の中で拡張され、膨張し続けてきたエッセンスを3分間のポップ・ソングの中に濃縮するという離れ業をやってのけた1stミニ・アルバム『コンパクト』をまずは聴いて欲しい。このアルバムはあなたに指し示すだろう、音楽の神秘を、魔法を信じる心を。
-まず、リヨさんはどんなバンドを目指してクウチュウ戦を始めたんですか?
プログレですね。長くて変拍子があって気持ち悪いリフがあるバンドをやろうと思って始めました。KING CRIMSON、YES、PINK FLOYD――この3つがメイン・テーマ。バンドを始めたばっかのころは、とにかくプログレのことしか頭になかったですね。
-今回のミニ・アルバム『コンパクト』を聴くと、今言ってくださったプログレの要素ってもちろん感じるんですけど、でも、それだけじゃないですよね。曲も長くないし、ポップにまとめているし。
そうですね。歳くって丸くなったんですかね(笑)。18歳とか19歳のころにこのバンドを始めて、今もう25歳なんですけど、親とかにも褒められたくなってくるんですよね。前に出した『プログレ』(※2013年に限定的にリリースされた1stアルバム)は、1曲目が10分以上あるような曲だったんですけど、それを母親に聴かせたら"あんた、これ訳わかんないわよ"って言われて(笑)。そんときは"わかんねぇんだったら、いいよ"って感じで突っぱねてたんですけど、今は、なんか褒められたいなって。褒められたいというか、いろんな人に聴いて欲しいなって思いますね。優しくなったというか、甘えたくなったというか。
-なるほど。遡った話からすると、もともと、プログレの何に魅力を感じていたんだと思いますか?
偶然なんですけど、受験勉強していたときに、街の図書館でたまたま借りたのがYESのCDで。変わった図書館で、三上寛とかも置いてあったんですよ。KING CRIMSONとかも置いてあったし、変な音楽がいっぱい置いてあって。そこで分け隔てなくいろんな音楽を聴いてはいたんですけど、そこで手にしたYESにハマったのが最初ですかね。プログレって、なんか映画みたいじゃないですか。僕、飽きちゃうんですよ。飽きるのがすごく早くて、3分とか4分の曲だとすぐに飽きちゃう。でも、プログレって長いから、聴いても聴いても飽きずに楽しめる。それでハマったんだと思いますね。そのころの感覚が、毒としてずっと残っているんですよね。
-図書館でCD借りるくらいだから、音楽はずっと好きだったんですよね?
ずっと好きでしたね。そもそも、さだまさしがずっと好きで。ほんといろんな種類の音楽を聴きたいっていう欲から、図書館でCDを借り始めたんだと思います。音楽は、"なんだかわかんないけど、むちゃくちゃカッコいいもの"っていう感じだったんですよね。バンドも高1くらいから始めたんですけど、最初はキーボードをやっていて、次にTHE BEATLESのコピー・バンドでギター/ヴォーカルを始めてっていう感じで。
-その"なんだかわかんないけど、むちゃくちゃカッコいい"っていう音楽に対する感覚は、今も重要だったりしますか?
今は俺自身が"むちゃくちゃカッコつけなきゃ"とは思ってます。それを"なんでか?"って訊かれると考えたことないし難しいんですけど......俺はエンターテイナーなのかな。自分が飽きっぽいからこそ、飽きさせたくないのかもしれないですね。
-プロフィールを見ると、クウチュウ戦を結成されてからすぐにリヨさんは海外に行かれていますよね。"突然ペルーに行って、その後イギリスなどヨーロッパを放浪"って書かれているんですけど、これはどうしてだったんですか?
なんか、バンドがすごく面倒くさくなった時期があって、それで逃亡したというか。
-バンド逃亡でわざわざ海外ですか......。
"ちょっと海外行ってきまーす"みたいな感じで(笑)。でも、もともと僕はフットワーク軽いですね。好奇心も強いですし。海外も行きたくなったらすぐ行っちゃいますね。ついこの間はインドに行きましたし、あとはタイとかオランダとかも行ってます。長く居たのは、そのバンド逃亡のときに行ったイギリスで、半年間くらい居ました。でも、ライヴとか、音楽活動をまったくしない時期をイギリスで経験して、それで改めて"俺、バンドやりてぇんだな"っていう新たなモチベーションを得たのかもしれないです。
-なるほど。プログレ以外でルーツになっている音楽ってありますか?
井上陽水ですね。それとやっぱり、さだまさし。このふたりって、"フォーク"っていうふうに括ったら似ているのかもしれないけど、でも、まったく違うベクトルでヤバい人たちふたりっていう感じなんですよ。さだまさしは文学的というか、たぶん小説を書くみたいに曲を作る人なんですよね。それで、ヤバい人。で、井上陽水っていうのは、超エモーショナルな人。多くを語らず、エモいぞ!みたいな。それで、ヤバい人だと思いますね。
-"ヤバい"っていうのもやっぱり、リヨさんの中では重要ですか? "ヤバさ"って、たぶん"極端さ"っていうことだと思うんですよね。プログレだって、すごく極端な音楽じゃないですか。
あぁ~、そうですよね。プログレは足し算ですから。極端、かぁ......まぁ、ある種、極端ではありたいと思ってますね。でも、ただ単に極端なだけだったら聴いてもらえないですからね。極端なことは、僕は1stアルバムでやってるんですよ。で、超売れ残ったりして......(笑)。まぁ、何年かかけて全部売れたんですけど。でも、なんにもなんなかったり、母親に酷評されたり......。
LIVE INFO
- 2025.02.24
-
4s4ki
OKAMOTO'S
アイナ・ジ・エンド
ラックライフ
くるり
w.o.d.
SCOOBIE DO
Panorama Panama Town
女王蜂
moon drop
THE BACK HORN
kobore
WANIMA × MONGOL800
ぜんぶ君のせいだ。× TOKYOてふてふ
東京初期衝動
go!go!vanillas
Appare!
ZEDD
大原櫻子
SAKANAMON / 藍坊主 / SPRINGMAN / omeme tenten
KiSS KiSS × 豆柴の大群都内某所 a.k.a. MONSTERIDOL
SpecialThanks
フレデリック
"ブクロック!フェスティバル2025"
Nothing's Carved In Stone
indigo la End
tricot
- 2025.02.25
-
NEW ORDER
This is LAST / the shes gone / reGretGirl
THE ORAL CIGARETTES
GREEN DAY
サカナクション
秀吉
the paddles
- 2025.02.26
-
ZEDD
This is LAST / the shes gone / reGretGirl
UNISON SQUARE GARDEN
anewhite / 3markets[ ] / ガラクタ
TOOBOE × Chevon
ザ・シスターズハイ
GREEN DAY
米津玄師
サカナクション
- 2025.02.27
-
WANIMA × MONGOL800
片平里菜
マカロニえんぴつ
ザ・ダービーズ / THE NOiSE
UNISON SQUARE GARDEN
NOT WONK
SILENT SIREN
NEW ORDER
米津玄師
- 2025.02.28
-
miwa
WANIMA × MONGOL800
打首獄門同好会
FUNKIST
マカロニえんぴつ
GLIM SPANKY
そこに鳴る
ANABANTFULLS
ラックライフ
女王蜂
オレンジスパイニクラブ
Dear Chambers
礼賛
RAY
カズミナナ / Lay / sEina / 栞寧
- 2025.03.01
-
ストレイテナー
サカナクション
Vaundy
moon drop
ぜんぶ君のせいだ。× TOKYOてふてふ
片平里菜
THE BACK HORN
Czecho No Republic
4s4ki
FUNKIST
リアクション ザ ブッタ
tacica
miwa
藍坊主
TENDOUJI
This is LAST
バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI
w.o.d.
さとうもか
MAN WITH A MISSION
ザ・ダービーズ
osage
フラワーカンパニーズ
9mm Parabellum Bullet
PIGGS
Lym
YOGEE NEW WAVES
大原櫻子
"見放題東京2025"
映秀。
くるり
kobore
shallm
- 2025.03.02
-
ぜんぶ君のせいだ。× TOKYOてふてふ
Vaundy
サカナクション
moon drop
片平里菜
GLIM SPANKY
FUNKIST
猪狩翔一(tacica)
go!go!vanillas
秀吉
ゲスの極み乙女×ブランデー戦記
かすみん(おこさまぷれ~と。)
9mm Parabellum Bullet
さとうもか
MAN WITH A MISSION
藍坊主
WONK
w.o.d.
空白ごっこ × クレナズム × Hakubi
佐々木亮介(a flood of circle)/ 荒井岳史(the band apart)/ hotspring ほか
BRADIO
眉村ちあき
LACCO TOWER
Hedigan's
くるり
I Don't Like Mondays.
Halujio
フラワーカンパニーズ
センチミリメンタル
- 2025.03.04
-
片平里菜
三四少女
礼賛
輪廻 / マリンブルーデージー / CARAMEL CANDiD / サブマリンオルカ号
ZOCX
This is LAST / the shes gone / reGretGirl
サティフォ(ONIGAWARA)
- 2025.03.05
-
Apes
アイナ・ジ・エンド
Yogee New Waves
マカロニえんぴつ
Cody・Lee(李) / 浪漫革命 / SKRYU
SIX LOUNGE
UNISON SQUARE GARDEN
- 2025.03.06
-
片平里菜
Yogee New Waves
マリンブルーデージー
三浦透子
アイナ・ジ・エンド
a flood of circle
マカロニえんぴつ
荒谷翔大 × 鈴木真海子(chelmico)
SAKANAMON
UNISON SQUARE GARDEN
- 2025.03.07
-
フラワーカンパニーズ
四星球
THE YELLOW MONKEY
ビレッジマンズストア
kobore
礼賛
カメレオン・ライム・ウーピーパイ
SCANDAL
THE BACK HORN
OKAMOTO'S
w.o.d.
ズーカラデル
ザ・ダービーズ
YAJICO GIRL
リュックと添い寝ごはん
レイラ
- 2025.03.08
-
Lucky Kilimanjaro
never young beach
四星球
リアクション ザ ブッタ
a flood of circle
サカナクション
GRAPEVINE
SUPER BEAVER / 東京スカパラダイスオーケストラ / WurtS ほか
片平里菜
WONK
MAN WITH A MISSION
ぜんぶ君のせいだ。× TOKYOてふてふ
moon drop
礼賛
osage
GLIM SPANKY
秀吉
SCANDAL
おいしくるメロンパン
OKAMOTO'S
w.o.d.
mzsrz
BLUE ENCOUNT / 崎山蒼志 / CHiCO ほか
PIGGS
FINLANDS
sumika
緑黄色社会
Nornis
go!go!vanillas
Aimer
- 2025.03.09
-
さとうもか
四星球
a flood of circle
サカナクション
マカロニえんぴつ / Saucy Dog / ヤングスキニー ほか
osage
君島大空
yama
ぜんぶ君のせいだ。× TOKYOてふてふ
moon drop
KALMA
kobore
リアクション ザ ブッタ
4s4ki
THE BACK HORN
GLIM SPANKY
OKAMOTO'S
ズーカラデル
FUNKIST
Co shu Nie / 七海うらら ほか
FINLANDS
SCOOBIE DO
Base Ball Bear / 橋本絵莉子
miwa
藤巻亮太
go!go!vanillas
Aimer
- 2025.03.10
-
Panorama Panama Town
Jack White
秋山黄色
SCOOBIE DO
三浦透子
RELEASE INFO
- 2025.02.25
- 2025.02.26
- 2025.02.27
- 2025.02.28
- 2025.03.01
- 2025.03.04
- 2025.03.05
- 2025.03.07
- 2025.03.12
- 2025.03.14
- 2025.03.19
- 2025.03.26
- 2025.03.28
- 2025.04.01
- 2025.04.02
- 2025.04.04
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
フラワーカンパニーズ
Skream! 2025年02月号