Japanese
女王蜂
2015年04月号掲載
Member:アヴちゃん (Vo)
Interviewer:天野 史彬
-特別なものを捨ててでも、自分にとってフラットなものを選んだんだ。じゃあ、その相手の方と別れなかったら、アヴちゃんは一体どうなっていたと思います?
結局、このアルバムは出していると思うし、質は変わっていないと思うけど......でも、たぶん心が死んでしまっていたかもうん......なんか変な人だったんですよ、今思えば(笑)。でも、一生懸命だったと思う。なんか、マネキンみたいな人だったんですよ。"マネキンVSマネキン"みたいな(笑)。でも、私はその人に全男を見たし、たぶん彼は私に全女を見たし。アダムとイヴじゃないけど。もちろん、フィルターはだいぶかかっていたと思いますよ。劇画タッチだったと思う。。全部のことを終えないとこのアルバムは出せないプログラムだったんですね、きっと。。なんか......私って、捧げてますよね。
-うん、そう思います。なんで捧げるんでしょうね?
でも、1個を捨てないと1個を得ることはできないですよね? どっちも得るなんて無理やと思う。自分のことわかって欲しいかっていうと、別にわかって欲しくないし。全部、"いりますか? それとも、いりませんか?"の判断で、"いります"と"いりません"を頑張って組み合わせながらここまで生きてきたと思っているし。何ひとつとして欲はかいてないし。
-きっと女王蜂を組むときも、"いるか? いらないか?"の判断があったわけですよね。で、アヴちゃんには女王蜂が必要だった。
うん、女王蜂を組むまでは、自分の足がこういう形だとか、自分の顔がこういう顔だっていうこともわかってなくて。今回、『奇麗』っていうタイトルですけど、普通だったら"綺麗"って書くところを、糸偏がついてないじゃないですか。それまでは、糸偏をつけて頑張って生きようとしていた部分があって。でも、糸偏をつけようと思えば思うほど、自分に合ってないなって思って。その結果、見つけた手段が女王蜂だったんです。それからは、もう女王蜂では我慢しないって決めました。ステージに立てばチャラだって気づいたんですよね。
-糸偏は何を象徴しているんだと思いますか?
糸偏は、すっごくチープな拘束具。"キレイ"であることって、そもそもすっごくビザールなものだし、ひょっとしたら人を幸せにすることではないと思うんです。でも、それをうまいこと整形して、みんなが"いいね"って言えるくらいに整えたのが、糸偏をつけた"綺麗"っていう言葉なのかなって思うんです。でも、このアルバム・タイトルの"奇麗"の奇は、"奇妙"の奇でもあるから。リミッター外れてます(笑)。
-拘束具をつけながら生きている自分がいて、でも女王蜂は拘束具を外せる場所で。それを表すのが"奇麗"という言葉なんですね。あと、僕は女王蜂を聴くと、"欲望"という言葉を思い出すんです。でも、さっきアヴちゃんは"何ひとつとして欲はかいてない"って言っていて。自分の中の"欲望"に対する距離感はどんなものだと思います?
今、"欲望"って言われてハッとした。『蛇姫様』のあとに『奇麗』を出すつもりはもちろんあったけど、でも実は、"欲望"がテーマでも1枚作るつもりだったんですよ。すごい!
-なんで"欲望"アルバムは作らなかったんですか?
だって"好き"って思って、"この人とご飯行きたい"とか"デートしたい"って思ったら、それはいつでもできるから。仕事では今しかできないことしかしたくない。好きな男の子とデートしていい仲になることなんて簡単だし、彼女や奥さんがいる人から奪うことだってできるけど、でも、あとで絶対に何かを失うし。女王蜂は常に、表現するためには手段選んでないじゃないですか(笑)。だから、他は折衷してるというか......常識人なんです!
-でも、相手との出会いはその瞬間しかないかもしれないじゃないですか。デートしたくても、その人とはその瞬間しかできないかもしれないじゃないですか。
自分以外はみんな一緒です。極論だけどね。もちろんひとりひとりのパーソナリティは違うけど、結局は、"自分と他人"でしかない。だから、どう上手くさらってくれるか。それだけだと思う。"この人、合ってるなぁ~"とか"この人好きやなぁ~"って思っても、絶対に自分の中で演出とフィルターがかかっているから。もちろん、それを飛び越えて素敵な方はいらっしゃいますよ。でも、そういう方はお仕事でこそ必要だと思う。
-なるほど......わかりました。やっぱり、アヴちゃんは捧げていますよね。女王蜂に捧げているし、女王蜂であることが、アヴちゃんにとっては真に生きることなんだろうし。最後に、さっき"曝け出す"という言葉がしっくりこなかったじゃないですか。あの言葉は、"生かす"という言葉に置き換えることはできると思いますか? アヴちゃんが自分を"生かす"ことで作り上げたのが、この『奇麗』というアルバム。
う~ん......"自分にスポットライトを当てる"とか、そういう感じなのかなぁ。舞台に立ちたいと思って立ってきたかというと、そういうわけでもないんですよね。女王蜂の舞台は"シアトリカル"って言われるけど、女王蜂としてライヴをしている時間は、1番正しく時間が過ごされているなって思うんです。1秒が1秒に感じられる場所。それ以外は自分の感情で早くも遅くもなるけど、ライヴしているときは、しっかりと時間を感じられる。その感じと一緒で。だから、普段とは違う生き方をしている......うん、だから"生かす"ってことなのかな。自分をサルベージするっていう感じかな。......でも、私って本当に自分のことを他人事のように話すでしょ(笑)?
-うん(笑)。今後もそのスタンスは続くと思いますか? 自分自身と他人のように接していくスタンスは。
もっと他人になっていくと思う。でも、そうなるほど素敵なものができると思います。これからも、私たちのスタンダードをしっかりとやるだけって感じかな。
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