東京ゴッドファーザーズ

Japanese

東京ゴッドファーザーズ

2015年03月号掲載

Member：江頭遼 (Cajon/Per)　橋本イクミ (Ba)　笹井陽 (Vo/Ag)　ぼぶサチコ (Melodion/Cho)　中川裕之 (Gt/Cho)

Interviewer：奥村小雪http://skream.jp/interview/2015/03/17/images/tokyogodfathers.jpg

－すごいですね（笑）。Track.5「コーヒールンバ」では、ぼぶサチコさんがリードで歌ってらっしゃいますよね。

笹井：この曲は歌詞も曲も彼女が作ってて。

ぼぶサチコ：「コーヒールンバ」自体が、前にやっていたモダンガールズというバンドでやってた曲なんですよ。この曲を弾き語りでやったときに、さっさ（笹井）とひろくん（中川）も弾き語りでそのライヴに出てて、"これいいじゃん、やっちゃおうよ"みたいな感じで、シュッと（アルバムに）入ってた感じですね（笑）。

笹井："いやだ"って言われなきゃやろうと思って（笑）。

－サビでは笹井さんも歌われていて、男女コーラスがいい味わいを出しているなと。

ぼぶサチコ：さっさ（笹井）と歌うのもいいですけど、今度ひろくん（中川）とふたりで弾き語りやろうって話もしてるんですよ。

笹井：ヒデとロザンナやりたいんでしょ？

ぼぶサチコ：そうそう。コンセプトはヒデとロザンナなんだけど、堅すぎず、緩めなボサノヴァみたいな（笑）。

－楽しそうですね。Track.6「CARAVAN」は先行シングルとして昨年8月に会場限定リリースされていたようですが、今回"Enchantment Ver."ということで、アルバム用に新録されたんですか？

笹井：そうです。"Enchantment"っていうのは、"魔法にかかったような"みたいな意味があって。

ぼぶサチコ：そういうの好きだよね（笑）。

笹井：僕らの好きなバンドの曲とかって、そういう遊びがよくあるんですよ。アルバム・バージョンとか、シングル・バージョンとかじゃ面白くないですし。みんな"Enchantmentって何だろう？"って調べりゃいいんじゃないかなと思って（笑）。

－実はわたしも"何だろう？"って検索しました（笑）。「CARAVAN」はイギリスのラジオ局各局にてヘビーローテーションされたそうですね。

橋本：たぶんYouTubeのMVを観てくれたんだと思うんですけど、向こうから連絡がきて。

笹井：7つのラジオ局でそれぞれ別日に流してくれて、"これ1週間毎日流れんの？"みたいな（笑）。

橋本：外国の人も日本の音楽をチェックしてくれてるっていうのはありがたいですよね。

－東京ゴッドファーザーズの音楽って、世界のルーツ・ミュージックが基盤になっているから、国籍を問わず受け入れられるんでしょうね。Track.7「SUMMER OF LOVE」は煌びやかでまぶしいサマー・チューンですね。

笹井：メジャーの人たちって、クリスマス・シーンにクリスマス・ソング出すとか、"TUBEといえば夏"とか、あるじゃないですか。そういうのをあえてやってみようと思って、歌詞なんかもそういう90年代夏のJ-POPみたいな歌詞を意識して作りました。

ぼぶサチコ：でもこの曲、全然夏とか想像できないくらい寒いときに作り始めたんですよ。真冬に"夏のキラー・チューンを作りたい"って（笑）。

橋本：（曲作りが）全然進まなくて、"できるころには夏になっちまうよ"って話してたら、本当に夏になっちゃって（笑）。

笹井：でもこの曲、真冬のライヴとかで演奏するのすっごい心苦しいんですよね（笑）。

ぼぶサチコ：冬のうちから沁み込ませといて、"夏っていえばゴッファのあの曲あったじゃん！"みたいな（笑）。

江頭：夏に"SUMMER OF LOVE"ってタイトルで企画イベントもやってるよね。

笹井：そう、"SUMMER OF LOVE"って名前で僕が毎年ライヴハウスで開いてる夏祭りがあるんですよ。町内のお祭りみたいな感じのイベントにしたいなと思って、そういう雰囲気のバンドを呼んで、たこ焼きとかフランクフルトとかの出店も出して。

ぼぶサチコ：ヨーヨーとかもあるよね。

橋本：出店は全部俺ひとりでやってるけどね（笑）。ライヴやって出店やって......。