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INTERVIEW

Japanese

Sawagi

2015年01月号掲載

Sawagi

メンバー:観音 (Gt) コイチ (Key) 雲丹亀卓人 (Ba) nico (Dr)

インタビュアー:岡本 貴之

約2年半ぶりとなるフル・アルバム『Starts to think?』をリリースするSawagi。エレクトロニカ寄りの印象だった前作から明らかに変化した、人間味や温かさにこだわった柔らかな音色で作られた今作は、まさに最高傑作と呼ぶに相応しいバンドの充実ぶりがわかるアルバムだ。2015年の年明け早々に初の海外ツアー(いきなり南アフリカ!)に飛び立つ彼らは間違いなく今年最も注目すべきバンドのひとつだ。

-フェスなどでSawagiの名前を良く見かけていた印象なんですが、作品自体は約2年半ぶりのリリースということで、だいぶ久しぶりですね。

nico:もともとの性格のゆっくりさじゃないですかね(笑)? まあ別にゆっくり作ったわけでもないですけど。2年半って長いといえば長いなあというくらいですね。

-前作も1100日ぶりという作品でしたし、特にアルバムを出すペースとしては変わっていないという感じでしょうか。

nico:そうですね。僕らの場合、アルバムを作ろうとなって一気に曲を作るというよりは、前のアルバムをリリースしたくらいからやりたいことに着手していて、出そうと思うくらい自信ある曲が揃ってきたのがこれくらいの時間だったんで。この作品に向けてやってたというよりは普通にバンド活動を続けていく中で生まれてくるものを作品にできるまでに2年半かかってた感じですね。

-ここ数年、ロックフェスにインスト・バンドが出ることも普通になっていると思うんですが、みなさんが活動する中で反響の変化って感じていますか?

観音:バンドをやり出した頃は、どんなインスト・バンドがいるかも知らなかったんですけど、ロック系のバンドや歌ものバンドとやらせて頂いて、(お客さんが)受け入れてくれる体勢はあるんやなと思って。その辺は意外だったというか、こういう世界の人たちにも受け入れてもらえる音楽を作れてんのやっていう自信にはなりましたね。

nico:やってる方も聴いてる方も、あんまりインストゥルメンタルがどうのっていうふうには思っていない気はしますね。でも普通に考えたら歌が無いですもんね(笑)。ただ、フェスとかはすごいわかりやすいというか、お客さんも理解してくれてるのはわかるんですけど、一般的には市民権は得ていない気はしていますけどね。

-ああ、コアな音楽ファンには浸透しているけれどもという。

nico:そうですね。たまたま知り合った人とかに、どんなバンドをやっているのか聞かれたときに、インストをやってると言うと"インストってなんですか?"みたいな。"歌の無い音楽ってどんなのですか?"って聞かれて、なんとなく"スカパラみたいなやつです"って言うしかない、みたいな感じですね。

一同:ははははは!

nico:やっぱり、僕らは知っているしフェスで凄い人気のあるバンド、例えばスペアザ(SPECIAL OTHERS)とかSOIL(SOIL & "PIMP" SESSIONS)とかの名前を出しても全然知らなかったりとか、知っている曲も歌が入っている曲だったりしますし、難しいんだろうなとは思いますけどね。

-でもジャズやクラシックも歌がなくても有名な曲はありますもんね。

nico:そうですよね。それがバンドで楽しめるというのは、コアな音楽ファン以外にはまだ理解できる範疇ではないんやろうなとは思いますね。

-今作のプレスリリースに"歌心を全ての曲のメロディに込めました。インストを口ずさむ楽しみを見つけてみませんか?"というnicoさんのメッセージがありますが、やはりインストでありながら一般的なリスナーの人たちにも覚えてもらいたいという気持ちが強かったんでしょうか?

nico:はい、それは最初からずっと思っています。