Skream! | 邦楽ロック・洋楽ロック ポータルサイト

MENU

INTERVIEW

Overseas

SLEEPER AGENT

2014年04月号掲載

SLEEPER AGENT

Member:Tony Smith (Gt/Vo)

Interviewer:山口 智男

-ところで、みなさんの出身地であるケンタッキー州のボウリング・グリーンは、日本の音楽ファンにはEVERLY BROTHERSの「Bowling Green」という曲か、CAGE THE ELEPHANTぐらいしか馴染みがないと思うのですが、どんなところなんでしょうか? ウィキペディアには世界のBBQの首都とありましたけど?

(笑)うーん、BBQの首都はテネシー州メンフィスじゃないかなぁ。でも、そう自称しているところはいろいろあるよね。確かミズーリ州セントルイスも、テキサス州オースティンもそうだったし。うちの市はコルヴェットを製造している唯一の場所ってことで知られているよ。

-確か自動車産業が盛んなんですよね。

まあね。あとはここ出身の有名人もけっこういて、例えばDuncan Hines(大手ケーキミックスメーカーの創業者)とか、『Halloween』シリーズをはじめ、ホラー映画をいろいろ作った映画監督のJohn Carpenterとかね。でもボウリング・グリーンは何と言ってもカレッジ・タウンだね。ウェスタン・ケンタッキー大学という学校があるんだ。学生だけでも2万人いるから、全人口の4分の1くらいなんだよね。

-盛んなミュージック・シーンはあるんでしょうか?

俺たちが新人の頃もとてもエキサイティングなところだったよ。毎週新しいバンドが生まれていて、とても競争が激しいんだ。でも、みんな仲良しでもある。残念ながら俺自身は最近あまり関わっていないから、今はどんな感じかよく知らないんだ。でも俺たちが地元でやっていた頃はとてもエキサイティングで、1つの大きなファミリーみたいな感じだったよ。比較的小さな市だからね、そこで音楽をやっていたら、みんな知り合いみたいなものなんだ。何せプレイする場所が2、3ヶ所しかないからね。

-今はもうボウリング・グリーンに住んでいないのですか?

メンバーのうち3人は今も住んでいるよ。俺たちは郊外に住んでいるんだ。実は近々ナッシュヴィルに移住するつもりでね。ここからはそんなに遠くないけど。

-4月からは初のヘッドライン・ツアーも始まりますね。意気込みや、どんなことを期待しているか教えてください。

正直、ちょっと怖いところもあるんだ。俺たちはいつもオープニング・アクトの方だったからさ(笑)。今度は俺たちがリードして、他のバンドが順応するようにしていかないといけないからね。でも今回のアルバムがオーディエンスとコネクトして、集客に繋がることを願っているよ。アルバムがあまり届かなかったら、観客が10人とか15人とかなんてこともあり得るからね。

-最後に来日の可能性は?

日本にはずっと行きたいと思っているんだ。前のアルバムのときに行けるはずだったんだけど、マネージメントを失ってしまって、ブッキングしてくれるところがなくなってしまったんだ。次のマネージメントがなかなか見つからなくて、予定を全部キャンセルせざるを得なくなってしまった。でも今は解決したから、今作では世界中を回りたいね。日本はもちろん、できるだけ多くの国に行きたいと思っているよ。

-最後に、来日への意欲と日本のファンへのメッセージを。

日本にはずっと前から興味があったんだ。友人たちから聞いた話だと、とても異国情緒のあるところみたいだね。とても彩り豊かでワイルドで、鮮やかなところだというイメージ。ファンには、早く会えることを願っているよ。