Overseas
BIFFY CLYRO
2013年02月号掲載
Member:Ben Johnston (Dr)
-(笑)。
なんでかわからないけど、みんな“これはキツイよ”って言うんだ(笑)。普通の人から見ると、僕らってかなり変わってるらしいね。でも、その甲斐あって、へんてこりんな拍子に風変わりなギター・リフに、ここでもまた一筋縄にはいかないヴォーカル……そしてエンディングにはトランペットだ、ストリングスだ……“それはダメでしょ”と言われそうなことが僕らがやるとなぜかアリになってしまう(笑)……というか、アリにしてしまった。そういう意味でも、あの曲は大成功だったと思う。いわば、音楽的には間違っているんだけどBIFFY CLYRO的には正しい曲、だね。あれは本当に自信作だ。あと「Picture A Knife Fight」の話もしておこうかな。あれは勝利感(victorious)に溢れた曲だ。ドラム・キットを5台使って、バンド全員プラス2人でドラムを叩いてる。ドラムの音が全編に渡って鳴り響いてるだろ。アルバムの幕切れには相応しい曲だと思う。“色々あったけど、これからも力を合わせて進んでいくぞ!”みたいな宣言になっているんじゃないか、と……つまり、このアルバムを通して僕らが伝えたかったことが理想的な形で表現されているように思うんだ。アルバムの幕を下ろすには、いい感じだったんじゃないかな。で、あの曲を聴き終ったところで、願わくばみんなも一緒にひとつの旅を終えて、また次を楽しみに待とうという気持ちになってくれれば。
-意気揚々とした(triumphant)感じ、でしょうかね。あと「Stingin’ Belle」についても話してもらえますか。
あれも無理を押しとおした曲。ラヴ・ソングにバグパイプを入れるという暴挙を、何とか押しとおしてしまった。うまくいったと思うよ。今回のアルバム用に割と早い段階で用意できていた曲で、どこかスコットランドっぽい雰囲気というか、伝統的なフォーク・ミュージックの雰囲気があると感じていたんで、最後の方で楽器を総動員したクレイジーなジャムを繰り広げつつも“何か足りない……”と迷っていたところに“バグパイプだろ!”って話になってね。でもロサンゼルスでは伝統的なスコットランドのバグパイプを吹ける人は1人しか行きあたらなくて(苦笑)、何とか実現できたから僕らとしては大喜びさ。新しいスコットランドの国家のつもりだ。
-バグパイプって、キーを合わせるのが難しい楽器ですよね。
それもあるし、そもそも音が嫌いだっていう人も多いんだよ。やかましいし、耳触りの良い音ではないから。でも、スコットランド人は大好きな音だよね。バグパイプの音が好きでなきゃスコットランド人とはいえない(笑)。扱いの難しい楽器だし、ライヴでバグパイプを使うかどうかは、まだ決めてないんだ。ただ、セカンド・ギタリストがうまくバグパイプっぽい感じでメロディを弾いてくれる天才なんで、ライヴはそれでもじゅうぶんクールだと思う。
-この先もツアーなどで多忙だとは思いますが、そんな中、バンドとして最終的に目指すところはどこでしょう。
バンドとしての目標って、特に決めていないんだ。1日1日を大切にしていくだけ。レコードを出せるだけでも幸せだと思ってるからね。バンドを始めた頃に“グラスゴーで1回だけでもショウをやれたらなぁ”と思っていたのが実現して、“レコード契約を取ってレコードを出したいなぁ”と思っていたのが実現して……あとはどんどん状況が良くなって現在に至っている。それをかんがえると、これで生活できていること自体が僕らには驚愕の事実なんで(笑)、ホント、世界最高の仕事に就けたと思っているんだ。目標は、強いていうならもっと世界の色んなところをツアーして、日本とか、まだ行ったことのないロシア、南米、アフリカ……なんていうところも旅して、BIFFY CLYROの愛を広めたい。それが究極の目標かな。できるだけたくさんの人にアルバムを届けて、世界中を回って僕らの音楽を聴いてもらうこと。バンドとしては進歩を続け、自分たちに挑み続け、他の人にも喜んでもらう……それに尽きるだろう。
-ありがとう。では最後に、日本の2つのタイプのファンに向けてメッセージをお願いします。まずは以前からあなた方を応援し続けているファンに、そしてこのアルバムで初めてBIFFY CLYROというバンドを知ることになるファンに。
あぁ、OK。じゃあ、まず、BIFFY CLYROというバンドを最初から愛してくれている皆さん……には、謝らないといけないな(苦笑)、長年の間に日本で過ごした時間がまるで足りていないことを。日本にファンがいることはよくわかっているし、みんなが僕らを愛してくれていることも知っている。僕らだって、みんなのことが大好きなんだよ。長年に渡る応援に心から感謝するよ。新しいアルバムを気に入ってくれますように。今までのアルバムを全部ひっくるめた上に、更に新しい音楽的なマジックを……ミュージカル・マジックをふりかけたような(笑)、本当に充実した内容になっているから。よく言われるのは“新しいけど相変わらずBIFFYだね”という感想で、僕らもそうありたいと思っているんだ。自分たちのアイデンティティを大事にして、常にBIFFYらしくありたい。その意味でも、このアルバムは実にBIFFYらしく風変わりだ。そしてBIFFY CLYROの新しいファンのみなさんへ(笑)、このアルバムをみんなに紹介できるというので僕らもエキサイトしているよ。来年は是非、日本をじっくりツアーしたいと思っているから、その時は観に来てほしい。僕らは1回1回のショウにありったけの情熱を注ぎ込んでいる。もう、これが最後のショウになってもかまわない、ぐらいの勢いでね。たぶん、観に来てもらえれば、その気持ちは伝わると思う。あとは……うん、だから僕らにチャンスをください。きっと驚くよ。少なくともガッカリはしないはずだ(笑)。
-ありがとうございました。あと最後に、今更のようだけど、あなたたち双子の兄弟について聞きたいんですが……2人はどんなふうに正反対(opposite)で、どんなところが似ているのでしょうか。
あはは(笑)。まったく同じだと思う部分もけっこうあるよ。言うまでもないけど年が同じだし(笑)、今までほとんどまったく同じことを経験して育ってきているからね。お互いが大の親友で、地元には共通の友達が多くて、実家では部屋も一緒だったから一緒に過ごした時間はハンパなく長い(笑)。好みも似ているし……だから、いわゆる普通の双子だと思う。一方、正反対だなと思うところもあるにはあって。Jamesは大人というか物静かな面があるのに対して、僕は賑やかで僕は誰とでもすぐ友達になるタイプ。Jamesは場合によっては取っつきずらいところがあるかも……あ、でもこれはたぶん、僕がドラマーだからだと思うよ。ドラマーってみんな遠慮がないんだ。
-(笑)。
あと、Jamesは冷静で、金銭感覚も優れている。僕はそっちはダメ。僕にとってお金は使うためにあるものだから(笑)。とにかく彼はすごく賢いんだよ。僕はちょっと抜けてるところがあるけど。
-いいコンビなんですね。
そういうこと!
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