
Overseas
BIFFY CLYRO

2010.08.07 @千葉マリンスタジアム&幕張メッセ
Writer 沖 さやこ
舞台暗転。女性ヴォーカルのSEが流れる。Aメロが流れ、Bメロが流れ、サビが流れきったあたりだろうか。ゆっくりとメンバーが登場した。メンバー3人は全員上半身裸。Vo&GtのSimon Neilには、体中に様々な刺青が施されている。妙に張りつめた空気。3人の集中力から出ているものだろう。オーディエンスも息を殺し、ステージに見入る。
1曲目「The Golden Rule」。メタル色もあるハード・ロック・ナンバーだ。抱えきれない痛みと戦うように、感情をむき出しにしていく3人。刹那的な音を掻き鳴らすストイックなステージに息を飲む。

彼らの楽曲は様々なジャンルの音が入り乱れる。ハードロック、グランジ、メタル、シューゲイザー、プログレ。4曲目に演奏された「Bubbles」はポップそのもの。だがどことなくどの曲にもキャッチーさが存在している。その攻撃的になり過ぎないところが尚更生々しく、血なまぐさい。その人間臭さに、尊い優しさを感じた。
Simonはギターを掻き鳴らし、Jamesのベースは唸りを止めない。Benのドラムの音圧は血管が張り裂けそうになるくらい強靭である。激しいプレイを展開する中で、サポート・ギタリストであるOCEANSIZEで活躍中のMike Vennartは冷静にギターをつま弾いていた。3人がこれだけ感情に任せて動き回れるのは、彼の存在も大きいのかもしれない。彼のギターの安定感には、全ての音に釘を差すような威力があった。

「Mountains」ではフロアからも歌声が上がる。人の声の持つ力の強さはどんなものにも負けることはない。そう思うくらいの迫力に圧倒される。ラストは「The Captain」。この曲でも合唱が起こる。壮大で、ピースフルな曲なのに、どこか物悲しい。これが痛みを知っている人間だからこそ出せる憂いを帯びた優しさなのかもしれない。
その残響の中、彼らは舞台袖へと姿を消した。自分達の信じる音楽に突き進む、その真っ直ぐな眼差しと意識に全身を貫かれた。
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