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DISC REVIEW

Japanese

2020年04月号掲載

ストレンジピッチャー

まさにタイトル通りこれまで剛球ストレート一本槍だった投手が変化球を覚え、それを交えて投球しているかのような1枚だ。約5年ぶりのオリジナル・アルバムは、実に40代を迎えた彼らならではの内容。従来の"勢い重視のいてまえ突っ込み打線"を想像して聴くも、まずはその逆とも称せる世界観が続き、それが徐々に彼ら本来の"これ! これ!"と蘇っていくそのストーリーも興味深い。楽曲をコザック前田(唄い手)からメンバー各位、中でもギターの山本 聡に委ねた移行による過去作風とはまた異なる手触りや肌触り、バラエティさも楽しめる今作。従来の哀愁性やノスタルジックさはそのままに、やりたいことややるべきこと、変化すべき面と不変を保つべき面が同居した、まさにこれまでとこれからが感じられる作品だ。(池田スカオ和宏)