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DISC REVIEW

Overseas

Movement In A Storm

昨年末の来日では素晴らしいライヴを観せてくれたJames Yuillから2ndアルバムが到着。胸を打つアコースティク・サウンドとエレクロ・ビートの融合は更なる進化をみせ、リード・トラックである「Crying For Hollywood」で見せるバレアリックなサウンドの展開はJames Yuillの新たな挑戦を象徴している。傑作の1stと変わらぬメロディ・センスは健在で、高揚感は今作の方が上。エレクトロ色は多少強くなった気もするが、サウンドは尖った所がなくはっきりしていてむしろ優しくなった印象。Tシャツ姿だったアート・ワークも今作はフォーマルになっている事から大人になったアルバムとも言えるかも。進化がはっきりと現れた素敵な2ndアルバム。(遠藤 孝行)