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COLUMN

Sunrise In My Attache Case、和希(Gt)presents "ノルウェーシネマ紀行"

2018年07月号掲載

Sunrise In My Attache Case、和希(Gt)presents "ノルウェーシネマ紀行"

どーも、Sunrise In My Attache Case Gt.の和希です。
皆さんは最近映画を観てますか?
こちらは僕が好きな映画を好きに語るというコーナーでございます。

今回は「Into the wild」について少し。
裕福な家庭に生まれ、一流大学を卒業した主人公クリストファーが、親に敷かれたレールを歩いていくことに嫌気がさして、身分も財産も焼き払って北極を目指す旅に出る話。
この映画ね、めちゃくちゃいいんですよ。
僕が人生の中で1番好きな作品で、この作品を見てからロードムービーにハマって色々漁りまくりました。旅の道中で様々な人と出会い、家族のような関係になっていく様が、旅っていいなぁって思わせてくれます。ノンフィクションというところもリアル感があってグッド。しかし、結末は意外なのでご注意。
僕が22歳ぐらいのころに小豆島へ行く船の中で、北海道から日本一周の旅に出てる男の子に出会って色々話したことがあったんですが、彼もこの映画が好きだと言っていて。連絡先を交換しなかったので彼とはそれっきりだったんですけど、この映画を観るとそれを思い出すんですよね。
当時はバンドをやるので手一杯だったので、1人旅をしてみたいけど、当然そんな時間はありませんでした。その代わりといってはなんですが、バンドでツアーをまわるのが僕なりの旅でした。ツアーをまわるたびに知り合いが増え、今はほぼ全国に呑みにいける友達がいますし、その土地ごとに楽しかった思い出がたくさんあります。帰りたくないなぁって思ったこともしばしば。またその土地に戻ってきたときに、「おかえりなさい。」って言ってもらえることが僕にとっての大きな財産になっています。

ロードムービーにはそんな温かい話を描いてくれている作品がたくさんあります。世界は広さを教えてくれますし、一期一会の出会いは素晴らしい。
今僕がSunrise In My Attache Caseに入っているのもその延長。出会ったのは名古屋だし、仲良くなったのは長野だし。 人生はおもしろいです。

というわけで、かなり個人的な目線から作品を紹介させていただきました。一度観てみてくださいね。
特にロードムービーは夜に観るのがおすすめです。寝る前にお酒でも飲みながらボーっと観るぐらいが丁度いい。
ただ人それぞれにバッチリハマるシチュエーションがあると思うので、気が向いたら映画を観るとき、バッチリハマる時間帯や空間を見つけてみてください。
音楽もそれと同じで、シチュエーションによっては抜群の威力を発揮してくれます。
きっとあなたの時間をより一層良いモノにしてくれるはず。
では、またまた。


Sunrise In My Attache Case

Kazuya(Vo/Gt)、和希(Gt)、cubs(Ba)、岡P(Dr)からなる4ピース・バンド。Red Bull主催のバンド・コンテスト"Red Bull Live on the Road 2016"で応募総数300組から頂点に輝き、軽やかで高揚感のあるサーフ・ポップや、スケール感溢れるロック・サウンドでシーンへと飛び出した。2017年11月には現4人体制となる初のアルバム『Sunrise to Sunset』を発表し、渋谷TSUTAYA O-Crestにて行われたツアー・ファイナル公演はソールド・アウトで幕を閉じた。また、2018年7月4日にミニ・アルバム『Light The Fire』をリリースした。